勝ちやすく見えるプレイスタイルの落とし穴
小学生や中学生のテニスを見ていると、保護者の皆様にも勝ちやすいスタイルというのが見えてくると思います。
・無理をしない
・確率が高い
そういうプレイをすると勝ちやすく見えると思います。勝つジュニアは兎にも角にも安定感があると思います。
ただここで気をつけてもらいたいのは、
その選手には、その戦い方が心地よくてやっている
という視点です。高校生や大学生になってベースのテニスの力がアップしてきても、全員が安定感のあるテニスをしているわけではありません。
それぞれのスタイルで、それぞれの感性で戦います。サーブをしっかり入れて、リスクをおさえて、メンタルが崩れないように、最後まで戦うというような安定感は、年齢が上がると身につきます。
重要なのは、その土台の上に、自分が目指しているテニスを確立できるかどうかです。それには自分が目指しているテニスの存在が必要になります。勝ちやすい(ように見える)スタイルをコピーし過ぎると、目指しているものが選手本人にもわからなくなってしまいます。
それぞれに、やりたいテニス、心地良いテニスがあります。
指導の仕方次第で、安定した試合運びを身につけることは可能です。
ですが、選手本人が安定感を身につけた時に、その土台の上に積み上げられるテニスを残し、また構築していくことも大切です。
お子様のパーソナリティは、保護者の方が良くわかっていると思います。テニスのスタイルはそのパーソナリティに紐付いています。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。質問お待ちしています。
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