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プレイ+ステイはツールとして付き合うのが一番!


約10年前、職場でレッドボールやオレンジボールを導入しようとすると、なかなか理解されず受理されなかった記憶があります。
経営視点で見るとコストがかかるし、新しいことを取り入れることを個人は歓迎しますが、組織は慎重になるので当たり前です。

今では、こういったプレイ+ステイの、レッド・オレンジ・グリーンの3色のボールを使ったレッスンは当たり前になりましたし、
各ボールのサイズのコートを作って大会も開催されるようになりました。

かなり昔に書いていたブログのプレイ+ステイに関する記事です。
たくさんありますので、何かの参考になれば。。。

プレイ+ステイに関する過去ブログ

そして、ここ最近も質問で、

『グリーンボールの大会には出た方がいいのか?』
『レッドボールを使用する意味はあるのか?』

など、プレイ+ステイに関する質問が届きます。
昔はなかったものなので、色々と迷うと思います。

結論としては、題名にも書いたように

プレイ+ステイ=ツール

ということになります。
各ボールの意味を理解して、必要に応じて使っていくということです。
一つ確実に言えるのは、複数のボールを混ぜて使う時期があっても問題ないということです。

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『グリーンボールの試合に出るのがいいのか?』

という質問の答えとしては、
イエローボールよりも、長くラリーが続きやすいので、

・ラリー中にコースを変える
・ラリー中に高さや深さの変化をつけたい
・我慢を学びたい

などの目的があるのであれば、効果的だと思います。

『またレッドボールに意味はあるのか?』
という質問の答えとしては、

レッド→オレンジ→グリーンと段階を経ることで、極端に厚いグリップになるなどの悪い基本が身につくリスクが減ります。
以前は、低年齢・低身長の頃から、イエローボールしかなかったので、極端に厚いグリップになってしまうことがありましたが、プレイ+ステイを使うことで少なくなったように思います。
ですが、イエローボールの重い感触を味わっておくことも大切だと思います。固定化せずに混ぜて使っていくのがいいかと思います。練習の最初はレッドを使い、徐々にオレンジ→グリーンと上げていって、最後に少しイエローも打つというのでもいいのではないでしょうか?

どのボールを使っても、メリットの裏側にはデメリットがあります。
メリットが出やすいように、狙いを定めて使いこなすことがいいと思います。

先の例で言うと、グリーンボールの試合に出る前に、
・ラリー中にコースを変える
・ラリー中に高さや深さの変化をつける
・我慢

に挑戦しようと確認しておくと、試合の中で色々と試せて上手くなっていきます。

だいぶしっかり打てるようになってきたので、ストロークはオレンジで練習する。でもボレーは、不安定だし、最初からコンチネンタルグリップで学びたいのでレッドボールを使うという使い分けは効果的だと思います。

正解はないでが、使用する狙いは大切で、それによって効果も変わってきます。
効果を考えて、プレイ+ステイというツールを使いこなしましょう!


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