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上達が早いジュニアの特徴 ボールの質が良い



競技ジュニアテニスの保護者の皆様にぜひとも注意してみてもらいたいポイントの一つが

ボールの質

です。強くなる選手は、必ずといって良いほどこのボールの質が良いです。試合を見るときには、ぜひ選手の打っているところを手で隠して飛び出すボールのみをチェックしてみてください。低年齢のうちは、質の良いボールを打っている選手が、ミスが早くて負けることも多々ありますが、中学生や高校生になるにつれてミスが減り強くなっていきます。

ボールの質を見極める方法はいくつかありますが、

・スピード
・回転量

がわかりやすい指標です。この2つが混ざり合って質を決めます。この2つの両方が高いのがいいのですが、そうするにはインパクト圧を高めるしかありません。高いインパクト圧をスピードの方に生かすのか、回転の方に持っていくのか?というところです。

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またインパクト圧を高めるとなるとスイングスピードばかりに注目しがちですが、相手のボールを利用するライジング力も必要です。日本人はナダル 選手のようなスピンを身につけることは身体的に難しいので、この相手の力を利用してインパクト圧を高める意識も大切だと思います。

結果としてボールの質がどこに現れるかというと、それは

バウンド後のボールの伸び

です。

この2017年のブログにも書いていますが、バウンド後のボールをチェックすると強い選手がどうかわかります。
高く弾む選手もいれば、低く伸びる選手もいますが、バウンド後のボールにもしっかり力が加わっていることは明らかです。

ミスを減らすには高い軌道のボールが必要になりますが、逆に言うとミスをしなければ必ずしもいつも高い軌道を使う必要はありません。
バウンド後に伸びるボールであれば、低い軌道でも質が高いボールと言えます。

ボール出し練習をするのであれば、空中のボールやネット上を通過する位置に気をつけながら、バンド後のボール、ツーバウンド地点に注目してボールの伸びをチェックし、能力UPに役立てるといいと思います。



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