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子どもがジュニア競技テニスを始めたら読む本出版! 「はじめに」を全文公開!

皆様こんにちは!
この度「子どもがジュニア競技テニスを始めたら読む本」をリリースしました。電子書籍とペーパーバック版があります。


これまでの25年間にジュニア育成で経験してきたことの中で、保護者の皆様に知っておいて欲しいことをまとめていたら77項目にもなってしまいました。まだまだ書き足りないので続編も書いていきます。

すでにどっぷりとジュニア競技テニスに浸かっている方は学び直しに、これからという方は予習にどうぞ!

また周りでテニス経験がなく、子供のサポートに困っている保護者の方がいらっしゃいましたらぜひおすすめください。

お子様のサポートを頑張っている皆様を心から応援します!

全力で頑張りましょう!👊

今回は書籍のはじめにの部分を全文公開します。このメッセージ受け取ってください!

『はじめに

この本は、お子さまがジュニア競技テニスに取り組むお父さん、お母さんに向けて書かれた本

です。25 年前、私がテニスコーチを始めた頃は、「小学生のうちは勝たなくてもいい」などと言

う指導者も多くいて、低年齢から数多くの試合に出て競争をするという雰囲気は一般的なもので はありませんでした。

しかし、ここ 15 年、プレイ+ステイの普及や、大小たくさんのジュニア育成専門のテニススク ールの開講により、小学校低学年から競技ジュニアテニスに取り組み、家族総出でランキングア ップに励み、関東ジュニアや関西ジュニアなどの地域大会、そして全国大会を目指すことがスタ ンダードになっています。

お父さん、お母さんにテニスの経験があるかないかで優位性が違ってきます。しかしたとえテ ニス経験があったとしても昨今のジュニアテニス事情に詳しくないと、自分の学生時代の時代遅 れの根性論を、発育が未熟な小学生に押し付けてしまうという、目も当てられない行動に出てし まうことがあります。

小学生に向かって、「そこは気持ちでボールを入れるんだ。お前はその精神がなってないん だ」なんて言っても通じるはずはありません。

その反面、低年齢からの競争が加速する一方で、教育面では「子供の自主性を育む」「子供が 自ら選択する」など、親の過度な介入を否定するような考えが日々、タイムラインに溢れていま す。

そのような思想は理解した上で、「それでも子供のために何かできることはないか?」「少し でも強くなれるために何か手助けできないか?」そう考えるのが親心だと思います。

そこで、グランドスラム選手を2名輩出した江坂テニスセンターのジュニア育成コーチを 20 年 勤め、ヘッドコーチを経験し、全国準優勝をはじめ多くのジュニア選手を指導させていただいた 私、稲本が、その後の海外遠征活動も含めて、ジュニアテニスをサポートする上でこれだけは最 低限知っておいた方がいいと思うことをまとめてみようと思いました。

最初から知っているのと、失敗しながら少しずつ学んでいくのは違います。子育てはやり直し がききません。過ぎた時間は戻ってきません。

保護者の皆さまは、お子さまの成長に沿って、試合に出始めるタイミング、強くなるにはどこ のクラブに入ればいいのか? 進学はどうするのか? などをコーチや保護者同士のコミュニテ ィで学んでいきます。

ですがそこで得た知見は次世代の保護者に継承されません。新しくジュニア競技テニスをサポ ートする保護者の皆さまは、また最初から手探りで情報を集めて挑戦していかなければなりませ ん。

本書はその知見の継承を目指す本です。

お子さまがジュニア競技テニスに挑戦するときに、「最初から知っておけば良かった」「知っ ていたらもっと違う行動が取れたのに」と、先代の保護者の皆さまが感じたことに、私のこれま での指導歴の中でこれだけは最初から知っておいてほしかったという内容を加えました。

お子さまがジュニア競技テニスの世界に飛び込んだものの、どうサポートしていいのかわから ない。

・どういう活動をしているジュニアのランキングが上がっていくのか? ・うまくなるにはどこにお金や時間をかければいいのか? ・技術にはついては教えない方がいいのか? ・どうすればランキングが上がるのか? ・どのようなことに気をつけて子供のテニスと向き合っていけばいいのか?

そんな悩みを持つ保護者の皆さまのお役に立てればと思います。』

子どもがジュニア競技テニスを始めたら読む本より

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