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建設業界に転身して感じたこと[part01]

稲田建設、企画部の稲田慎之介(いなたしんのすけ)です。

今回は私が建設業界に従事してから素直に思うことを発信していきます。

まずは私の自己紹介をしていきます。

大学時代に祖父や父に思いに携わり話を聞く中で、自分もいずれは地域振興や活性化に繋がる仕掛け行っていきたいと大学3年時頃から思うようになり、サークル団体を立ち上げ、観光マップの企画立案~配布までの実施や企業と学生を繋ぐマッチングイベントなど地域に根付いた活動を行ってきました。
大学卒業後は東京へ行き、大学時代の経験を活かすために広告代理店に2年間ほど従事しておりました。

広告代理店時代には、観光に関わる業態や自治体などへの広告営業を行っておりました。元々は帰郷後、個人で仕事を進めていきたいと思っておりましたが、周りの勧めもあり、稲田建設に入社することを決意しました。

建設業界に対してあまりパッとしたイメージはなく、「きつそう!」というイメージしか当時は持ってなかったです(笑)
私自身、実際に携わることで見つけていった魅力をご紹介していきます。

1.目に見えた形で”成果物”が残る

どの仕事も価値あるものですが、建設業では様々な条件での苦労があります。
現場での施工はもちろんのこと、他業者との調整ごとや配慮、天候に左右されたり、身体的にガッツで頑張らなきゃいけないことなど、考えることも力を使うことも、機械や車両を扱ったりと多種多様です。

そんな日々の試行錯誤や努力が”モノ”として残り、地域の生活圏内にモニュメントとして残り、達成感を感じやすく、みんなの頑張りが形に残る。そんな素晴らしい仕事だなと感じました。

弊社の若手社員も「工事で携わった建物を見かけるとあの時はあんなことがあったな、大変だったけどなんとかできてよかったな」と建物ができるまでのプロセスを振り返ったり、まちに残るものに携われたという優越感や達成感を感じているようです。

2.力だけではない、本当の”技術力”

建設業というと力仕事で大変というイメージが強いが、確かにそうではある。
確かにそうではあるが、機械施工が大半で人は補助作業というのが我々(土工事・建柱工事)は主である。

狭い場所や険しい場所でも大きい機械でスピーディー且つ安全にきれいにこなせるのも技術力、悪天候や厳しい環境下でも設定された工期内に収めるのも技術力、図面を把握し、仲間たちに伝達し、組織連携をとるのも技術力、他業者や環境面への配慮も行いながら気持ちよく工事を引き渡すのも技術力
挙げるときりがないですが、現場状況や施工方法や組織メンバーや環境など変われば毎日同じ作業とはいきません。

あらゆる事象を想定して、対処しながらみんなで協力しながらやっていき、形にすることが必要になります。

それを踏まえると”技術力に終わりなし”経験工学”といわれるだけあるのだなと感じました。
やり込み要素が高く、生涯現役と言える職業や業界だと考えられるので、長く働き、手に職をつけることのできる素晴らしい産業です。

3.怒鳴る人はいない!

工具・器具・機械・車両など様々な種類がありますが、私は今までパソコンと電話で仕事が成り立つ仕事しかしてなかったので扱うものが多いことにビックリしました。
普段の作業と並行して覚えることも多く、最初の方は「○○持ってきて~」と言われて○○だろうと思い持って行ったのですが、「それは●●だよ」と言われて道具の違いがわからず二度手間になることが多々あり、よく迷惑をかけていました(笑)
実際に、現場では皆さん忙しく、聞きずらいな~という雰囲気はありますが、実際に現場職員さんにお話ししてみると気さくな人は多く、わからないことを聞くと丁寧にわかりやすく教えてくださいます。
皆さん真剣なまなざしで仕事をしているので強面の人が多いのもそれが理由なのかなと勝手なことも思っております(笑)
余談はさておき、職人さん方は技術力に誇りを持っているので、仕事に責任感がある人が多く、厳しいイメージはありますが、技術力に誇りを持っているからこそ、頼られた時の嬉しさや指導をして上達した時の嬉しさなどがあるのかなと感じました。

怒鳴ることはせず、技術継承をするため、後輩の成長を優しく見守る兄貴分として、丁寧に指導するそういうスタイルじゃないかなと感じております。


大きく3点ほど挙げておりますが、まだまだ建設業界の魅力発見や創出は終わらないです。私も入社して3年ですが、日々学ぶことが多く、新たな発見があり、有意義に過ごしております。
偏見だけじゃなく、実際に従事することで見えてくることはたくさんあります。
まずは、正しい情報発信をしていき、一人でも多くの方に建設業の魅力を伝えていきます。

次回は魅力創出のために行っていることの一部を公開していきます。
建設業の課題を改善することで良さになることもたくさんあります。

来週もお楽しみに。ご視聴ありがとうございました。