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社会保障について

お疲れ様です。

緊急事態宣言が発令されましたが、いかがお過ごしでしょうか。

宣言➡︎感染者減る➡︎解除➡︎感染者増える➡︎宣言・・・

同じ事をなんべん繰り返すのですかね。

こんな世の中なのに、
政治家さんが『国旗の扱い』の法律を作っていたり、

そんな事どうでもいいっちゅーねんw

今の日本人で国旗を掲げたり、燃やしたりする人も少ないのに、

ちょっと理解に苦しみますね。

私の理解力がないだけかもしれませんが。

イスラエルではワクチン接種率は高く、

マスク無しで経済活動は正常化してきていますし、

米国も同じように経済活動が回復してきています。

さて、日本はどうなることやら。

批判的な事ばかりしても仕方ないので、

今回は私たち日本国民全員に関係のある

『社会保障制度』についてみていきたいと思います。

社会全体で助け合う仕組みが『社会保障』で、

中でも日常生活の様々な場面で活用できるのが『社会保険』です。

どんな時に『どんな給付が受けられるのか?』などを

知っておくことで、不測の事態での対処ができ、

その後の生活などに大きく活かせるはずです。

使えるものは使いまくりましょう。



1・社会保障制度

普段はあまり意識しませんが、病気や怪我などでいつもと違う生活をすることになった時、

健康で働くことができる普段の生活がどれだけ幸せかを気づかせてくれます。

先日私は首を寝違えてしまって、しんどかったです。

『怪我をしていない』という状態に感謝しました。

寝違え程度では仕事を休むことはできませんが、

大きな怪我や病気になった時、そんな時でも支えてもらえたら、

最速でもとの日常に戻れる可能性があります。

困ったことが起きた人を社会全体で支えるための制度が『社会保障』です。

社会保障は、保険料を払って加入し、保険料から加入者に給付を行う社会保険と、

税金を使って給付する社会福祉などに分けることができます。

原則『強制加入』のため、ほとんどの人が関係するモノです。



2・社会保障制度の3つの機能

社会保障制度には3つの機能があります。

1・生活安定・向上機能
➡︎人生のリスクに対応し、国民生活の安定を実現する機能。
(医療保険や老齢年金・介護保険など)
2・所得再配分機能
➡︎社会全体で低所得者の生活を支える機能。
(生活保護制度・公的年金制度etc)
3・経済安定機能
➡︎経済変動の国民生活への影響を緩和し、経済成長を支える機能。
(雇用保険制度・公的年金制度etc)

この3つの機能が相互に重なり合い、

『日本国民が健やかで安心できる生活』を保証しています。



3・社会保障制度の4つの柱

私たちが安定した生活を送る事を保証しているのですが、

以下の4つの柱から成り立っています。

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これらの制度は全て、利用する際は基本的に自分自身で手続きをしなければいけませんので、知っておくことが非常に大事になります。

また、住んでいる地域によって各制度の利用条件など変わってきますので、そこも確認しなければいけません。

正味面倒いですよね。

だけどやはり使えるモノは使わないと勿体無いです。


次に上記の4つの柱の詳細を見ていきましょう。
(柱と聞くと『鬼滅の刃』のせいもあって、カッコ良く聞こえますね)



4・社会保険制度

社会保険制度は、
人生の様々なリスクに備えて、人々ががあらかじめお金を出し合い、実際にリスクに遭遇した人に必要なお金やサービスを支給する仕組みです。

社会保険にも5つの機能があります。

①・公的年金制度
②・公的医療保険制度
③・雇用保険
④・労災保険
⑤・公的介護保険制度



①・公的年金制度

国が管理・運営を行う年金のことです。
日本では『国民皆年金制度』が導入されているため、
日本国民全員が何かしらの年金制度に加入しています。
原則として年金給付は65歳からとなっています。

公的年金制度には
『国民年金』
『厚生年金保険』
の2種類があり、
職種に応じて被保険者の種別が決められ、加入できる年金の種類が変わります。

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②・公的医療保険制度

全ての日本国民が、日本全国どこでも同じ医療費で平等に医療が受けられる制度のことです。
これも『国民皆保険制度』のおかげで、
全国民が必ず公的な医療保険に加入することになっています。

例を挙げると
『国民保険』
『健康保険』
の2種類があり、
どちらに加入していても3割負担で医療機関の受診ができます。

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ただし、雇用形態によって加入できる公的医療保険制度が異なり、

それぞれで利用できる社会保障制度に違いがあります。

<画像4>

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③・雇用保険制度

労働者が失業した場合に、
安定した生活を行うことや再就職の促進を図るために必要な給付を行う制度のことです。

原則として事業者に対して強制的に適用される保険であり、

会社員の人は基本的に雇用保険に加入していることになります。

以下のような給付を受け取れます。

⭐️求職者給付
・一般求職者給付(基本手当等)
・高年齢雇用継続基本給付金(高齢求職者給付金)
・短期雇用特例求職者給付(特例一時金)
・日雇労働求職者給付(日雇労働求職者給付金)
⭐️就職促進給付金(就業促進手当等)
⭐️教育訓練給付(教育訓練給付金)
⭐️雇用継続給付
・高齢雇用継続給付(高齢雇用継続基本給付金等)
・育児休業給付
・介護休業給付(介護休業給付金)

これらの給付金を受け取るためには、

指定の条件を満たした上で日本全国にあるハローワークにて手続きをします。

金額については人によって変わります。



④・労災保険

業務中または、通勤中における労働者の負傷・疾病・障害・死亡に対して、労働者自身やその家族に対して保険給付を行う制度です。

『労働者』に含まれる人は、正社員は勿論、

パートやアルバイトなど、業務に携わっている人全てが該当します。

どれくらいの勤務時間とかは影響していくるかもしれませんが、

聞いてみたり、交渉してみるのは『タダ』なので、

病気や怪我をしたときに、上司的な人に強気で聞いてみては。

『健康保険』もありますが、
労災保険の方が保証内容が手厚くなっています。

その際の保険料は全額事業主負担になりますが、

保険給付を受けるためには申請手続きは自身で行わなければいけません。

それも事業主がやってあげてもいいと思いますがね。



⑤・公的介護保険

これは2000年に制定されたばかりの比較的新しめの制度です。
日本国民は40歳になると全員が加入することになっている保険で、年齢に応じて以下のような違いがあります。

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原則として、公的介護保険のサービスを受けられるのは65歳以上の日本国民です。



5・社会福祉制度

児童・高齢者・心身障害者・母子などの社会的弱者とされる立場の人たちが安心した生活を送れるようにサポートする制度です。

社会福祉制度は大きく4つの項目に分けられます。

①・保育・児童福祉
②・母子・寡婦(かふ)福祉
③・高齢者福祉
④・障害者福祉


①・保育・児童福祉

『児童の保育』に関する公的支援のことです。
児童福祉法に基づき設置された児童育成にまつわる施設の運営、子育て世帯の経済的負担を軽減するために手当金の給付などを行なっています。
[公的支援内容]
⭐️保育所の設置、運営
➡︎保育料は市町村が財源を投入し国の基準額よりも軽減した金額を設定
⭐️子供手当
➡︎中学校修了までの子供1人につき地域ごとに設定された金額が毎月支給される
⭐️公立高等学校の授業料無償化、高等学校等就学支援金
⭐️児童相談所の設置、運営
⭐️地域における児童の健全育成、養護を必要とする児童の自立支援
⭐️子供、子育てビジョン


②・母子、寡婦福祉

経済的・社会的・精神的に不安定な母子世帯や寡婦(母子家庭だった母だった人)に対して援助を行うこと。
[公的支援内容]
⭐️児童扶養手当
➡︎1人親世帯に対して給付金が支給
⭐️菱福祉資金貸付制度・母子生活支援施設等
➡︎無利子または定金利での資金貸付制度(就学支援資金・修学資金・就職支度金)
*その他の母子福祉に関する対策
⭐️死別母子世帯に対して国民年金制度による遺族基礎年金、厚生年金制度による遺族厚生年金
⭐️生活保護制度における母子加算
⭐️所得税・住民税における寡婦控除、寡夫控除、特定の寡婦(母子世帯)控除
⭐️預貯金の利子所得等の非課税制度(マル優)の適用
⭐️各種の就業支援事業


③・高齢者福祉

介護保険制度が導入されたことで介護保険の1サービスとして位置づけられるようになりました。

基本的には『公的介護保険制度』で解説した内容と同じですが、介護保険の対象にならない高齢者に対して行われる施策が以下のようにあります。

[公的支援内容]
⭐️老人クラブ活動への助成(高齢者の健康・生きがい作りの活動など)
⭐️高齢者健康スポーツ祭や健康チェック、高齢者作品、囲碁、将棋大会、全国健康福祉祭(ねんりんピック)などの開催
⭐️シルバーハウジング、高齢者住まい法に基づく高齢者向け優良賃貸住宅や高齢者専用賃貸住宅などの整備


④・障害者福祉

障害のある人が自立した生活を目指すためのサポートを行うことです。

サポート内容は大きく分けて、
『介護給付』
『訓練等給付』
『地域生活支援事業』
の3つに区分され、それぞれで受けられるサービス内容が異なります。

[公的支援内容]

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6・公的扶助制度

社会保険制度と同様に日本国民の生活を保障するための制度です。
人生の様々なリスクに対してあらかじめ保険料を集めておき、実際にリスクに遭遇した人に保険保障で必要なお金やサービスを支給する仕組みです。

一方、公的扶助制度は日本国民の健康と生活を最終的に保障する制度として位置付けられており、
『貧困・低所得者を対象として最低限の生活が送れるように公的な責任で保障を行うことが特徴です。

具体的には
『生活保護制度』『生活福祉資金貸付制度』など、

経済的に困っている人たちが社会的に自立するためのサポートを行なっています。



7・保険医療、公衆衛生

全日本国民が健康に生活できるように様々な事項について予防や衛生活動を行うための制度です。

各地域の保健所や保険センターなどが中心となり、以下のようなことを行なっています。

⭐️予防接種の実施
⭐️公害対策
⭐️伝染病予防
⭐️下水道整備
⭐️ペットの保護活動

予防接種の実施など現在『コロナワクチン接種』活動をしていますね。

大忙しでしょう。

ニュースで『ワクチン接種の予約』が上手くいかずに、

高齢者が市役所に押しかけているそうですが、

「ネットで予約しないのか?」と記者の質問に、

「わしらはネットなんて使わない」と言っていました。

1番の理由は『使い方がわからない』でしょうが、

最新の研究では、人間の脳は100歳まで成長できるそうです。

要は自分が諦めるかどうかということですね。

なので私達はもっと、もっと、もっと学習できるはず。


まずは自分から 押忍。


今回の内容は結構退屈してしまうかもしれませんが、

知っておいた方が自分に有利に活用することができることなので

大事だと思い見ていきました。

『いざ』という時に助けになれば幸いです。


それでは

今週1週間も『適当に頑張りましょう』

感染には十二分に気をつけて。


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最後まで御拝読ありがとうございます。
皆様の何かのキッカケにでもなれば幸いです。
ありがとうございました。

〜🐶今回のイッヌ🐶〜
老犬チワワ みきちゃん🐶

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