人の動機から何を望んでいるかを見よ~人間観察法~

こんにちは。
今日は、1つの出来事に対して感情に左右されずに、人間関係を友好に保つ方法を紹介します。

私は、今でも他人の行動や言動に対して、イライラしてしまうことがあります。繊細な性格で、何か一つのことに対しては、良い意味でも悪い意味でも、かなり本気で向き合ってしまう傾向があることから、普通の人よりイライラしてしまう回数が多かったと思います。しかし、ある本を読んでから、イライラすることの回数がかなり減りました。

その本とは、渋沢栄一さんの『論語と算盤』です。この本の序盤で訴えられているのは、「視」・「観」・「察」の3つです。この本を読まれていない方で、この3つをいきなり掲示されても、意味の分からない方が多いでしょう。よって、具体的に説明致します。

まずこの3つは、人とその人の行動に裏付けされた心境をよくみるために唱えられている3つであります。
「視」とは、人の行動を視ること。
「観」とは、人の動機を観ること。
「察」とは、人が何に喜びを感じるかを察ること。
「視」から「察」になるにつれて、より人の深いところまでよくみることになるということが分かると思います。

例えば相手に悪気がなくても自分の癪に障るような行動をされたとして、その相手に対して、「視」るで終わってしまうと、感情を爆発させてしまいます。なぜなら、その行動に裏づけされた相手の心境を読むことも無く、自分の中でイライラすることをされたということだけしか考えられないからです。「観」るで終わると、ある程度なぜ相手がその行動をとったかが分かり、自分にとっては腹立たしい出来事だったとしても、相手にとっては悪気がなかったことが分かり、「視」るで終わればイライラしていたその行動が、なんとも思わなくなります。さらにそこから、「察」ることができるようになると、その動機の分析をするということになるので、相手をより深く知ることができます。私は、できるだけ「察」ることができるように意識していますが、最低限「観」ることはできるようにしています。

最近イライラしやすい方、今回はイライラすることに対してフォーカスしましたが、人の行動に裏付けされたことを理解してみたい方でも、この人間観察法はオススメです!

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