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新卒1年目でパパになって。

「3歳半の娘がいて…。」そんな話をすると「えっ!もう!?」と驚かれることがあります。僕は、22歳で結婚して、23歳には父親になりました。

筆を取っている現在は、26歳(今年で27歳)。少子高齢化、晩婚化が進む現代社会では、珍しい人生を歩んでいるかなと思います。「スタートアップ」「ベンチャー」と呼ばれる界隈で仕事をしているので、その珍しさはより一層に際立ちます。当時のリアルな感情は2年前に書いたのですが、もう一度、当時を振り返るきっかけが訪れたのと、3年経ってまた別の景色をお届けできそうと思ったので、久々にnoteを執筆します。


新卒1年目にパパになったワケ

学生時代からお付き合いしていた彼女との授かり婚。お互い新卒入社したばかりの5月末に妊娠が発覚して、喜びよりも焦りの感情の方が大きかったこと、今となるといい思い出です。

※「子供を授る」ということは極めて尊い出来事で、願っても叶えるのが難しいことがあります。が、本記事では「授かり婚のリアル」をお届けするため、そういった状況にある方々に配慮の欠ける表現が含まれること、ご容赦ください。

幸せが感じられない日々

「娘さんか〜!かわいいでしょー!!」「幸せだね〜〜!」そう声をかけていただいた際、苦し紛れに「そうですね〜」と相手に合わせるだけの日々が、1年近く続きました。そうなってしまった理由は1つ。「とにかく余裕がなかった」から。

意識高めに就活をし、当時未上場(現プライム上場)のベンチャー企業に入社した僕は、思うような成果を出せず苦しむ日々。そこにのしかかる「子育て」の責任。自分の収入だけで家庭を支えなければならないプレッシャーも相まって「はやく活躍しなきゃ」焦り続けていました。

※入社1年以内だと妊娠しても「休職」扱いになり、産休育休の制度が使えませんでした。(妻の会社に限らず世間一般の話で、恐らく今も変わらないはずです。)

訪れた転機

娘が1歳になった頃、Twitterでのご縁で、松田佳大さんにお会いすることに。松田さんは当時、オーダーメイドウェディング「CRAZY WEDDING」や、お祝いで人と人とがつながる場所「IWAI OMOTESANDO」を展開するCRAZYさんに勤められていました。娘についての相談というよりも、授かり婚でプロポーズなしで結婚をしたり、結婚式を挙げられていなかったりしたことが心残りで、それらを相談しようと思ったのがきっかけでした。

同じく若くして子供を授かった経験から松田さんからいただいたのは「まずは、いなりん(僕)が幸せを感じられるようになるのが先じゃない?」という言葉でした。

そこから数ヶ月間、1日の終わりにその日感じた幸せを日記に綴る習慣を始めました。それをきっかけに徐々に家族と過ごせる幸せ、娘のかわいさなどにも意識が向くようになりました。

順風満帆とはいかない

やっと幸せを感じ始めたのだから、そのまま日常を過ごせば良いものの、その余裕も相まって(?)、別の感情が芽生え始めます。元々、交流の場が好きで、他者とのコミュニケーションを通じて自分を高めたりエネルギーを得たりするタイプの僕は「家族がいなかったらもっと自由に生活できるのに」と不満を持つようになっていたのです。娘がちょうど3歳になる頃でした。(けっこう最近。)そして、真剣に悩み始めて「離婚」と言うワードを使って妻にその胸中を打ち明ける始末に。

いま振り返ると本当に無責任で自分勝手だなと思うのですが…苦笑

なぜそんな事態に陥ったかというと、娘が成長して落ち着いてきたとはいえ、子供の面倒を妻1人に任せることに罪悪感を感じてしまい、交流会や飲み会の誘いを自ら断っていたり、行けたとしても悪いことをしているような気分になってしまっていたからです。

そんな想いを妻に相談すると「そんなことで悩んでたの?もっと自由に行っていいのに。」と、想像を遥かに越えるあっさりさで許諾してもらい、それ以降は、(頻度などは意識しつつ)以前に比べて罪悪感なく外出できるようになり、「親としての役割」と、「自分の人生」のバランスを取るのが少しだけ上手になりました。

3年半経ってみて

昨夜、妻と一緒に「写真や動画で娘の生誕や成長を振り返る」時間を過ごしました。振り返って驚いたのが「娘はずっとかわいかった」という事実。その幸せを噛み締められなかった自分を後悔しつつも、それだけ必死で生きていたんだな、と。

記事の冒頭に「当時を振り返るきっかけ」と書いたのは、実は第二子の生誕(無事に進めば、今日明日には生まれる予定…!)。「次の子に向き合う前に、第一子に向き合いきりたい」そんな想いです。

「第二子の生誕は、どんな気持ち?」と聞かれれば、「もちろん不安はあるけど、めちゃくちゃ楽しみ!」と答えられそうな自分に安心しています。実は、仕事でも新しい挑戦をしようとしており、忙しくしている日々なのですが、それでもなお、前回より何倍も気持ちの余裕がある気がしています。

新生児な第二子も楽しみですし、第一子が「お姉ちゃんをする姿」もめちゃくちゃ楽しみです。あぁ、姉妹って絶対かわいいだろうな…。書いてて泣けてきそう。

今度は120%で、幸せを感じられますように。まずは、無事に生まれてくれることを祈るばかりです。そして、不器用で自分勝手な自分をいつも支えてくれる妻と娘に、心からの感謝を。未来の自分へ、「ちゃんと大切にし続けろよ〜!」

最後までお付き合いいただいた皆さま、ありがとうございました!Xなどで、コメントやシェアなどいただけると嬉しいです😊 このnoteを読んでくださった皆さまが、家族に限らず、それぞれの幸せを味わっていけますように。


▼普段はこんな発信をしています

  • X(旧:Twitter)
    最近は、スタートアップ関連の情報発信が多め。広報や人事関連のことも発信しています。

  • Podcast「おいなり学びのお裾分け」
    お仕事からプライベートのことまで、日々の学びをシェアしています。ちょうど今朝、第一子に関する振り返りをしたのですが、やっぱりこれはテキストでも残したいな〜と思ってnoteを書きました。こちらも併せて聴いていただけると、なお嬉しいです。

▼2年前に書いたnoteも是非🤲

↑この時に立ち上げようとしたサービスは、結局軌道に乗らなかったけど、若いパパママの力になりたい気持ちは健在です!

▼記事途中に登場したCRAZYさんのHPも見てみてください。素敵な世界観。

▼自身の幸せに向き合うきっかけをくださった松田さん
 今ではランニング仲間に🏃‍♂️多方面で感謝…!


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