【ニュース記事感想・地球環境に配慮した台湾の次世代型電動スクーターとは】バッテリーステーション網を実現した行動力がすごい
日頃読んでいるCNN English Expressで大変興味深い記事があったので、その記事についての感想です。記事のタイトルは「地球環境に配慮した台湾の次世代型電動スクーターとは」です。
この記事は、台湾の電動スクーターメーカー(?)のGOGOROという会社です。
同社のミッションは、
でした。
同社の製品の興味深いものは、
脱着式バッテリー
バッテリー交換ステーション
バッテリー交換ステーションによる非常時電力供給
です。台湾では、他の国と同様に、将来的に二酸化炭素排出量をゼロにする政策をとっており、同社の製品、システムは、この政策に大変寄与するものと思いました。
まず、脱着式バッテリーについては、「現状ではバッテリー充電時間がガソリンの給油時間に対して長い」という問題に対しての解決策です。スクーターという小型のものが対象だったので、自動車と比較すれば実現自体は比較的簡単なのだと思いますが、問題は、交換場所の設置だったと思います。
ですが、現在台湾では、ガソリンスタンド以上のバッテリー交換ステーションがあるということで、2011年に設立されたことを考えると、ものすごいスピードだと感じています。ただの憶測ですが、政府がしっかりとサポートしているのかな、と思いました。
バッテリーの過熱による事故を防止するために、ステーションに設置されているバッテリーは全て管理されているようで、安全性にも配慮した設計になっているようです。
また、ステーションは「ただの交換場所」ではなく、電力供給が不安定になった際に、ステーションから送電できるようにもなっているのだとか。記事では、そのような事態になったとき、信号機などを数時間稼働させることが可能とのことです。
バッテリー交換場所に付加価値を持たせ、その利用価値を上げるアイディアは、非常に勉強になりました。
この記事を見て、創業者や同社の皆さんのアイディア自体に感銘を受けるとともに、「おもいっきりやれる」環境でやれる楽しさ、スピード感、みたいなものの重要性も感じました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。