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AIに仕事を奪われてしまうのは、「ホワイトカラー」が先か?「ブルーカラー」が先か?

「ホワイトカラー」と「ブルーカラー」

 「ホワイトカラー」と「ブルーカラー」とは仕事の業務内容や、働き方を区分した表現です。もう少し詳しく説明していきます。

「ホワイトカラー」
 事務的な仕事をする職種を指しています。その多くが白い襟(collor)シャツをきて仕事をしていることから「ホワイトカラー」と名前がついています。
事務スタッフやIT企業。プログラミングやデザイン。研究者も当てはまります。
「ブルーカラー」
 現場仕事で汗水垂らして、肉体を使ってする職種を指します。青い襟(collor)の作業着を着用して現場仕事をしていることから「ブルーカラー」と名前がついています。建築作業員やトラックドライバー。整備士や運転手。

このくらいの説明しかできませんが、少しはイメージがついたと思います。皆さんの働いている会社でイメージしたら分かりやすいかもしれません。「ホワイトカラー」と「ブルーカラー」は私たちの生活に混ざり合って関わっていると思います。業種によっては、「ホワイトカラー」も「ブルーカラー」もこなす人もいるでしょう。

 そして、AIやロボットの発達により私たちの働き方は大きく変化していますし、その変化のスピードはこれからどんどん早くなっていきます。

AIによってなくなるのは「ホワイトカラー」?

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 AIの得意分野は、情報を処理するスピードと、その正確性です。データを蓄積すればするほどより良い判断を下せるようにもなります。そういったことから、「ホワイトカラー」の業務(計算やデータ管理。デザインやプログラミングもAIは簡単にできるようになっている)はAIが得意とする分野が多いのです。

 性格かつ迅速に情報を処理できるAI。しかし、「ホワイトカラー」の仕事の大半はまだ人間が行なっています。それは人間にかかるコストの方が安いからです。AIやシステムを導入した方がコストが安くなればここは一気に変わると言われています。

 また日本では人口現象が目に見えてどんどん進んでいく中で、人手不足を補う面でもAIの力を借りるのは必然的になっていくはずです。そして日本には事務的な仕事をする人が多く企業としても多くのコストを割いています。人を削って、システムを入れてコストが削減できるようになれば、リストラも加速するかもしれません。

「ブルーカラー」は「メタルカラー」に

 「ホワイトカラー」よりも「ブルーカラー」がAIやロボットに替わっている方がイメージしやすいかもしれません。工場のライン作業も機会が導入されて最後の検品の作業だけ人が行っている映像や、車工場ではアーム型のロボットが組み立てから溶接を行なっている映像を見たことある人は多いと思います。このようにAIが装備されているロボット(メタルカラー)に「ブルーカラー」の仕事はどんどん代替されていくでしょう。

なぜ?「ホワイトカラー」が先になくなるのか?

 「ホワイトカラー」も「ブルーカラー」もどちらもAIによって仕事がどんどん減っていくじゃないか!なんで「ホワイトカラー」が先になくなるて言うんだ!

 その言い分は非常に正しいです。「ホワイトカラー」も「ブルーカラー」の仕事もAIによってどんどん代替されていくでしょう。しかし、「ホワイトカラー」の職種の方がAIの特徴を考えた時に、より早く代替されると言われています。

たくさんの情報や決まった業務を正確かつ迅速に処理するのがAIの特徴です。パソコンでの打ち込み、スケジュール管理。法律というベースから答えを導きだし、過去の事例を照らし合わせる職種(弁護士、検事、裁判官、税理士…)。こういった「ホワイトカラー」の職種はAIが得意なことと被っているのだ。先ほども述べましたが、そうなった時に寝なくても、食事をしなくても、電気と通信環境すら整っていればいくらでも仕事ができてしまうAIに人間は勝てるだろうか?今はまだAIやシステムを導入するお金よりも、人が働いた方がコストが安いから人が働いているが、近い将来そんな状況は一変するでしょう。

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 逆に、腕を使ったり、指先の微妙な感覚が必要な業種はAIが代替されるのはもう少し時間がかかるそうです。足から脳。そして最後は指先の順に機能が身につくと言われているAIやロボット。このことからも肉体労働を有する(手先を器用に使う仕事・運転etc…)「ブルーカラー」は「ホワイトカラー」よりもAIに仕事が奪われるのは遅いと予想がつきます。

また「ホワイトカラー」がAIに仕事が代替されることにより、希少価値が増していくのは「ブルーカラー」の仕事に。「ホワイトカラー」にかかるコストがAIやシステムに替わることで下げられ、「ブルーカラー」に与えられる賃金が高くなっていくと言われています。


 いずれにしても、「ホワイトカラー」も「ブルーカラー」もそんなに遠くない将来AIによって人が働く職種は替わっていくのは間違いありません。そうなる前に私たちは何をしなければいけないのか?AIやロボットを上手く導入して売り上げをあげられる人も出てくれでしょう。

AIによって仕事を奪われる側の人間になってしまうのか?それとも、AIを上手く使って今よりも効率的に働き、賃金をあげる生活を手に入れるのか?

どちらがあなたの幸せになるでしょうか?





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