見出し画像

dely株式会社に入社しました

すでにSNS上ではご報告済みですが、2020年11月9日に料理レシピ動画サービス「クラシル」や女性向けメディア「TRILL」を運営する dely株式会社 に入社しました。

アルバイト時代を含めると7社目の転職になりますが、上のTweetの通り、delyでの入社1ヶ月の出来事はこれまでになく刺激に満ちた貴重な経験でした。

先日、社内で発表した自己紹介スライドを一部再利用しつつ、この初心の気持ちを忘れないようブログに記したいと思います。

Who am I?

画像1

稲見 泰宏 (@inamiy) と申します。
幼少期と青年期に、父の転勤で海外(米国、タイ)に住んでいました。
(それで英語が少し話せます)

少年時代の夢はサッカー選手、大学では物理学(電子物性)を専攻して研究者を志していましたが、どちらも芽が出ず、社会人になる前に3年ほどニート(引きこもり)経験があります。

幸い、なんとか無事に社会復帰を果たした後は、iOSアプリ開発の面白さに目覚め、そのままiOSエンジニア歴12年のベテラン選手となって現在に至ります。

少し変わった経歴としては、国内外のTechカンファレンス(主にiOS)を中心に、勉強会を含めてかれこれ30回ほど登壇しています。
昨今はイベント事からすっかり遠のいてしまいましたが、発表の合間に現地を観光旅行することが趣味です。

もしご興味があれば、職務経歴書(英語)を一般公開していますので、こちらも合わせて御覧下さい。

delyに入る前は何をしていたのか?

10ヶ月ほど自由気ままにフリーランスをしていました。

上の記事を読んでもらえると分かるように、休暇期間の大半を趣味の時間に充て、時折、知人から短期の仕事を請け負うなどして過ごしてきました。

この時期の仕事に関しては、どれも比較的自由にやらせてもらえたので、新しい技術を取り入れながら知的好奇心を満たすことには成功しましたが、一方で、それ以上の達成感があまり無かったというのが率直な感想です

(ただし断っておくと、これは先方側とのやり取りに問題があったわけではなく、当時の私が明確なビジョンを持たず、業務にフルコミットしてこなかった中途半端なスタンスに原因があります)

何はともあれ、数回のプロジェクト・スポット案件を経て、(少なくとも私にとって)ただ技術を切り売りしながら自分のためにお金を稼ぐスタイルは、性に合わないという結論に至りました。

画像2

では、「自分にとって、仕事をする上で一番のモチベーションはどこにあるのか?」と、これまでの経験を振り返ってみると、「仕事にオーナーシップを持ち、チームと協働しながら一つの大きな事を成す」時が一番燃えることに気が付きました。

画像3

とりわけ、ユーザーの視点に立ちながら、使いやすさとUXを求めてチーム内でアイディアを出し合い試行錯誤している時や、ユーザー・お客様から感謝の言葉をもらってチーム全員で喜ぶ時が、これまでの仕事人生の中で最も充実した時間でした。

画像4

この15年の仕事の振り返りを通して、また大きなビジョンを持つチームのもとで働きたいと思うようになり、再び転職を考え始めました。

delyを知ったきっかけ

仕事探しを決意した後まもなく、一通のスカウトメールが届きました。

画像5

画像6

画像7

当時の事情を知るiOSエンジニアの方であれば、この動揺をそれとなく察していただけるかと思います。

・・・冗談はさておき。

delyについては、今回のメールを機に会社の存在を初めて知ったものの、Twitterで時々クラシルの料理動画を見かけることがあったので、サービスの存在は前々から知っていました。

そして、最近になって健康への意識が芽生え始め、塩分と脂質を控えた料理を作るようになったこともあり、クラシルのサービス開発に興味を持つようになりました

最初のカジュアル面談前に準備したこととして、クラシルのiOS / Webアプリを触りながら画面設計や機能を一通りチェックしたり、Web上に公開されているdelyの情報(事業内容やユーザーからの評判、経営陣のインタビュー記事など)を読んだり、どんなメンバーが在籍しているのか、分かる範囲でTwitterアカウントをフォローしました。

すると段々と見えてきたのが「このスタートアップは熱量が高くて面白そう」ということでした。
この会社なら、昔味わったあの頃の熱いサービス開発体験が蘇るかもしれない。
そんなことを思いながら、初面談の日を楽しみにしていました。

画像8

delyを選んだ理由

前節の通り、たまたまタイミングの良い時期に運良くスカウトメールを頂いたことも要因の一つではありますが、面談を重ねる中で、dely CXO の坪田さん (@tsubotax「事業デザイン力」に感銘を受けたことがとても大きいです。

坪田さんとの面談では、delyが大切にしているカルチャーや現状の組織構成、課題と今後の取り組み等について、まだ部外者であった私にも赤裸々に情報を共有して下さりました。

この時、デザインツールのFigmaを自在に使って、事業全体の動きを可視化・体系化して分かりやすく紹介する姿がとても印象的で、私の中のデザイナーの定義(≒ UIデザイナー)が一瞬で覆されたと同時に、delyの事業の未来を想像することにとてもワクワクしたのを良く覚えています。

一緒にカジュアル面談したiOSチームのメンバー、CTOたけさん(大竹さん)、開発部GM井上さんとも会話に花が咲き、希望通りのオファーをいただいて、即決でdelyへのジョインを決めました。

ちなみにもう一つ、delyを選ぶ際に印象的だったエピソードがあるので、ご紹介したいと思います。

それは、delyの五反田オフィスを見学させていただいた際、開発チームのいるフロア入口のドアを初めて開けたら、中にいた社員全員が仕事ではなく掃除をしていたことでした。
(たまたま掃除の時間帯にお邪魔しました)

なんでも「ゴミを捨てる」「電気をこまめに消す」「サンダルを揃える」といった基本的な人間力を代表の堀江さんが大事にしているという話で、掃除の文化が会社に根付いている点が、自分の中でとても高評価でした。

このあたりはプログラミングと一緒で、日々の掃除や点検を心がけることで、いざという時に大事な問題(バグ)に気づけるようになる。
基本がしっかりしている会社だという安心感と信頼感を持ちました。

delyに入って良かったこと

画像9

delyに入社してからの一ヶ月は、正直、驚きの連続でした。

これまでのキャリアでは、1000人以上の大企業に所属していた時期が長く、細分化された職種のもと、業務時間の多くを本業のiOS開発に専念することができました。
しかし、delyではその開発時間が半分程度になり、代わりにミーティングとSlackによる同期 & 非同期コミュニケーションに多くの時間を使うようになりました。

ミーティングに関しては、「会議が多すぎてまともにコードが書けない」とネガティブに捉えられがちですが、delyでのコミュニケーションの多くは「(少人数スクワッドの)メンバー全員で新規事業 or 新機能開発の仮説を構築する」ところから始まるので、この上流過程から楽しめる人にとっては開発時間の半減はあまり苦ではなくなります。
(仮説構築 → 仕様・設計 → コードを一気に書く流れで、どちらかというとOn/Off を繰り返すイメージです)

また、delyのSlackでは、ほぼすべてのチャンネルがオープンで、事業の各指標を含めたデータの多くが社員全員に共有されているので、情報の透明性が非常に高く、コミュニケーションの壁が全くない状態で、日々の業務のやり取りが気持ち良くスムーズに進みます。

ちなみに私の入社初日はというと、Slackを開いた瞬間、およそ100の登録済みチャンネルからの大量の未読メッセージを目の当たりにし、さらに飛び交うメッセージを一つ一つ追いかけるだけで頭がパンクしそうになりました。
が、それも数週間経つと段々と慣れてきて、例えばセールスなどの他の部署のチャンネルに混ざりながら、どのような受注案件が動いているのかをチェックするなど、可能な範囲で横軸を横断しながら事業全体の理解に努めています

もちろん、入社1ヶ月の現時点では、お世辞にも各事業の内容をきちんと理解できているとはとても言えませんが、まず何よりも興味関心のある情報に自由にリーチできて学べる環境が素晴らしいと切に実感しています。
また、もし分からなくても気軽に質問できる職場なので、いわゆる心理的安全性もとても高いです。

画像10

delyはスタートアップの事業会社なので、限られた時間と人的リソースの中で、常にスピード感のある仕事が求められます。
それだけでも仕事人として十分に成長できる環境ですが、さらに加えて、自分の職種以外にもマルチな領域に取り組む主体性が必要で、社員全員がそのマインドと実行力を有しているところがdelyの凄みです。

かねてよりプログラミングの技術的な追求にばかり心を奪われていた自分にとって、サービスに集中するという基本的な観点が欠けていたので、delyに入社してから思考のバランスが取れるようになり、そこに熱量が加わって底上げされたことは、この1ヶ月を通して得た最も貴重な体験でした。
チームメンバーのほとんどは私よりも一回り年下ですが、お互いにあだ名で呼び合いながら分け隔てなくコミュニケーションしていて、これまで以上に楽しくチーム開発ができています。

dely創業者(堀江さん、大竹さん)について

delyは2020年12月現在、約150名の社員が在籍していて、その多くが田町にあるビルの同じワンフロアのオフィスで働いています。
代表の堀江さん (@yusuke_horie)、CTOの大竹さん(@EntreGulssとも距離が近く、入社後から少しずつコミュニケーションが増えていく中、二人の創業者の考え方とリーダーシップにとても多くの刺激を受けています。

堀江さんについては、先日公開されたこちらのブログからも伝わるように、「執着」の言葉がこれほど当てはまる人を他に知りません。
社内でも直向きに「ユーザーに価値を届ける」ことを熱く語っていて、堀江さんのビジョンが与える周りへの影響力の絶大さを肌で感じています。

実際に、本人自らもユーザーからのフィードバック一つ一つに目を通し、チームに共有していて、サービスの課題を垣根なく共有し合う社内カルチャーの醸成に、大きな役割を果たしています。

(先日、ユーザー様から頂いた貴重なフィードバックをもとに、
速やかに仕様の変更を意思決定した事例)

また、事業ドメインの知識も格段に豊富です。
経営者として数値目標を追うことはもちろんのこと、プロダクトのデザイナー・開発者ばりに各企業のサービス・プロダクトを熱心に研究しながら次の革新のヒントを得ています。
正直、普段の業務でアプリ開発をしている私から見ても引いてしまうレベルの研究力で、これも「執着」がもたらす力の為せる業なのでしょう。
堀江さんのこの執着力を見習いながら、私も今後のdelyでの業務に励んでいきたいと思っています。

CTOのたけさん(大竹さん)もまた、堀江さんと同じく事業ドメインを深く理解しながら、エンジニアとして iOS、サーバー、事業責任者の全てをこなすオールラウンドプレイヤーで、とても尊敬している一人です。
堀江さんの大胆な発想をよりロジカルに分析し、実現可能な形に落とし込む女房役を務めていて、この二人三脚があってこその今のdelyの姿なのだろうと、創業当時の頃の想像を膨らませずにはいられません。

たけさんのオールマイティな立ち回りを見ていて良く思うのは、「意識のベクトルが常に外に向いている」ということです。
元々の朗らかな性格に加えて、事業の発展に必要なこと一つ一つを真剣に取り組んできた結果なのだと思います。
良い意味で、「個」を感じさせないのです。
以前にも「CTOを譲ります」というブログ記事を書かれていて、その内容から、役職や職能にこだわらない、サービス一筋の姿勢を伺うことができます。

この高い視点・視座を自分事として受け止めてみると、すぐに気づかされるのは「(事業をドライブするのに)自分の中で閉じた思考や、枝葉な技術は重要ではない」ということです。

私自身はいち技術者として、 How へのこだわりが強く(例えば、どのプログラミング言語やフレームワークを使うのが良いか)、それ故に思考回路が局所最適に陥ってしまうことが未だに良くあります。

しかし一番大切なのは、問題を解くことよりも、問題を設定すること。
言語・フレームワークを使いこなすよりも、むしろ作る側に回ることです。
いかに仮説を構築して What に取り組むか が重要であり、その背景にある Why について日々自問自答を繰り返しながら、事業の課題ひいては自分の人生のテーマを自ら設定することに意義ある、と最近になってようやく考えるようになりました。

その点において、「エンジニアとしての課題解決力」「創業者としての課題設定力」の両方を持つたけさんから学べることはとても大きいです。
私も意識を外に向け、世の中をより広く見渡すための高いアンテナを張れるよう、精進していきたいと思っています。

おわりに

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
これまでのエンジニアの個として閉じていた自分なら、このような現在所属している会社の紹介記事はきっと書かなかったであろうと思います。
ですが、今回ばかりはdelyという会社と中の人たちの熱量に惚れてしまい、考え方が変わったので、僭越ながらこのブログを書かせていただきました。

最後になりますが、delyでは現在、クラシル」「TRILL」を一緒に開発しながら共に成長していけるメンバーを絶賛大募集しています。
もしこのブログを読んで、会社のプロダクトとカルチャーにご興味を持っていただけましたら、ぜひこちらのリンクからお気軽にお問い合わせ下さい。
カジュアルにお話から始められればと思います。

また、私自身も今後、エンジニアリングを引き続き行いながら、delyの採用方面でも活動していくかもしれません。
その際には、急に私からメッセージやメールが飛んでくるかもしれませんが、強いエンジニアな貴方へのラブレターだと思って、そっとゴミ箱に入れずに目を通していただければ幸いです。

今後ともどうぞよろしくお願い致します!

稲見 泰宏 a.k.a @inamiy

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
94