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大相撲「勢」関が引退

大相撲の力士で、長年関取として活躍されてきた
「勢」という関取が引退した。
勢関は大阪府交野市出身 34歳
連続出場記録1090番という記録を作った
豪快な相撲はとらない。193cmの長身、懐の深さを生かした「右よつ」からの「寄り切り」という決まり手が多かった。

ピラミッド大相撲

ピラミッドの上から3番目の関脇という地位まで上り詰めた花形力士だが、「勢」というとどちらかというと、歌がうまい、ゴルフがうまい、という印象。
有名なタニマチ「高須クリニック」の高須院長も「勢は遊び人力士」と言いながら、可愛がっていたらしい。
勢の付き合い上手は家業の影響もあったという。小学校一年のころに両親が開業した寿司屋の接客を子供のころから手伝っていたとのこと。
無口なお相撲さんの中にあっては珍しい「雄弁」、中継インタビューでもアナウンサーから一つ聞かれれば三つ答えるくらいの気のまわし方は角界随一だった。

そんな勢もここ数年はつらい日々を送っていたようだ。
力士は基本的に「ここが痛い」「あそこが痛い」とは言わないので、具体的には分からないが、どうやら「蜂窩織炎」というお相撲さん独特のケガからくる病気のような恐ろしい症状に悩まされていた様子。
痛みに耐えながら十両の土俵に上がる姿を何度も見た。
家族は嘸かしつらかったことだったと思う。
プロゴルファーの奥さんとゆっくりラウンドする日が来てほしい。

引退後は「春日山」を襲名して相撲協会で活動される。

長年お疲れさまでした。

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