見出し画像

大相撲名古屋場所が終わって

急いでの帰京

7月18日に千秋楽を終えた大相撲
力士の次男から千秋楽の夜に連絡があった。
なんでも「明後日、20日にバスで帰る」のだという。
通常は地方場所の場合、場所後5日~1週間程度の場所休みがあってその間に地元の力士は里帰りをするというのが、通例ではあったが、やはりコロナ過の現状ではそうゆっくりともしていられないようで、千秋楽翌日の月曜日にみんなで荷物をまとめて火曜日には出発、いつもは「相撲列車」なるお相撲さん専用貸し切り新幹線で東京と名古屋を行き来するのだが、ここでもコロナ感染予防ということで今回は部屋で貸し切った観光バスで帰京するのだという。

久しぶりの再会

「明日(月曜日)片付けが終わった後で少し自由時間があって、その時間帯に地元の人は親が会いにくるみたい」と言っていたので、地元といえるかどうかは微妙だが、翌日、私たち夫婦もさっそく次男に会うために車で2時間半かけて一路名古屋の宿舎近くへ向かった。

次男に合うのは1年半ぶり、去年の大阪場所後のたった一日の帰宅以来だった。
テレビでは取り組みごとに姿は見ているものの、やはり実際に会って話をしてみたいという思いは夫婦ともどもあった。

夕方5時頃に待ち合わせの最寄りの駅前に次男はやってきた。
今場所5番目の取り組みの際に手首を脱臼してしまったということを聞いていたので心配していたが、元気そうな姿で安心した。

皆考えることは同じ

再会後「ちょっと喫茶店へでも行ってお茶しながら話をしよう」ということになり、3人は車で出発した。
「名古屋周辺ではほかのお相撲さんもいる」とのこと
「ちょっと遠くの店がいい」というので少し離れた郊外の「コメダ珈琲店」に入った。

少し気遣って遠めの喫茶店に入ったのだが、すでに何組かのお相撲さんが、親御さん?かという感じの人たちとコーヒーを飲みながら談笑していた。
息子曰くは、「違う部屋の人だから大丈夫」といって、目で挨拶だけして席について、わたしたち夫婦と積もる話を始めた。
1時間程だろうか、私はコーヒーを2杯飲んだ。

力士の楽しみ


27歳の息子曰く明日のバスの移動は楽しいのだという。
コンビニでお菓子を買って修学旅行のようにみんなでワイワイ東京まで帰っていくのが、とても楽しいのだという。
新幹線だと周りに気を使わなくてはいけないが、バスは気楽で楽しいのだそうな。
成績の良かった力士も、悪かった力士も、関取衆もみんな子供のように歌を唄って、笑いながら帰るらしい
私などから見ると象や熊のような大男たちが、だ・・・

帰りにスーパーでお菓子を買ってやったが、小学生が好きな10円~100円の駄菓子を買っていた。
「おれ駄菓子が好きやねん」といっていっぱいかごに入れていた。

取組中に負傷した左手首の脱臼は大したことはなさそうで安心したが、
ちょっと27歳の大人として「大丈夫かな」と思う一面もあったが、
しかし、まあ細かいことは抜きにして「陽気にやっているのが一番いい」と思う。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?