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日常

11月18日65日目。

年明け1月7日に毎年行われてきた出初式が今年度は中止という判断が下された。この町に戻ってきて7年、毎年続けてきた梯子登りも中止ということになる。

クリスマスイブの夜から大晦日を除いて、毎夜行われていた梯子登りの練習がない、という事実は残念な気持ちよりも安心感の方が大きい。真冬の夜、氷点下の気温で行われる練習は過酷そのものだから。

梯子登りのある年末を過ごすことが日常になっていた分、例年よりもおだやかな年末を過ごすことになりそうだ。

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約1,000kmにおよぶシャトルランを終えて、日常へ。手に残るものはほとんどなく、財布も軽くなった。それでも、「ああ、最高だね、乾杯!」くだらないことで笑いながら声を掛け合い、使い果たす夜に出会うことが一番の価値。意義のある会話なんて意識する必要なんてない、そこにいることが一番の理由だ。度を超えた移動と飲酒で得た眼精疲労と肛門の痛みに耐えながら、また日常を積み重ねる。はやく治ってほしい。

今日の一枚は圧倒的な迫力の硫黄山。

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数年前に来たことがあったけれど、そのころに見た風景とはまったく違う気持ちで訪れた。自分が変わると景色の印象も変わるものなんだな。

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