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感情の助走と「ため」

12月18日68日目。

今年もどうやら冬将軍がきたらしい。連日降り続く雪、鼻の頭が冷えて目が覚める。支度を終えて自宅前の除雪を終わらせる。車の雪を下ろし、車のエンジンが温まるのを待つ。職場の雪かきをしてやっと仕事にありつける。起きてから仕事に向かうまでの作業量が多い季節がきたなあ。

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11月、相生のシゲチャンランドに伺ったとき、一緒に行っていた徳谷柿次郎さんとシゲチャンが、生きることと「ため」、感情の助走の話をしていた。何かを得ようとしたとき、達成したい何かがあるときにポンっとそこにたどり着けることは稀で、やり続けて、時には待って、巡り巡ってたどり着くようなこと。(そんな感じの話だった気がするけど間違ってたらすいません)徳谷柿次郎さんは、エロいコンテンツにたどり着くスピードの今昔で例えていて、わかりやすくて笑ってしまった。

この話を聞いた時にカメラの師匠(とはいえ写真のことはあまり教えてもらってはいない)も似たようなことを言っていたことを思い出した。オオワシをはじめとした道北の野生動物を40年以上撮り続けているその師匠は、どんなに良い写真を撮ったとしても一番満足のいく写真はすぐに世に出さず一度眠らせると言っていた。二番目に良い写真を公表し、一番良い写真は来るべき時が来るときまで待つらしい。良いの撮れたな〜、っとすぐに自慢したくなりがちな自分もその姿勢は真似させてもらっている。これも「ため」のひとつなのかもしれない。

今日の一枚。

雪が降り積もる夜、寒いはずなのになぜかあたたかさを感じる。白い雪がオレンジ色の街灯を反射して、空が暖色に染まるからだろう。

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