ナゼ豆ヲ ナゲルノデスカ?

節分の時、もし外国の方に
「なぜ豆を投げるのですか?」って聞かれて
明確に応えれるでしょうか?

・だって節分だし。
・楽しいから。
・豆で鬼をやっつける

いまいち答えになってないですね(笑)

大丈夫です。
実は明確な答えはない。ある意味全部正解だからです。

もう少し深堀すると
元々古事記で、イザナギの神があの世の国から死者(悪者)に追いかけられて、それを追い払うために「桃」を投げた。
これが由来です。

いろーんなものと後日混ざってきて
鬼を追い払う豆、になってきました。

鬼=穢れ、ともいえます

知らず知らずのうちに、穢れてしまった身を清めるため
豆(パワーのある神聖なもので、かつ身近にあるもの)で追い払う。

節分とは厄払いの一種、とも言えます。

また地方によっては、「鬼は内、福も内」という地方もあります。
また、鬼自身が穢れや怠惰を祓ってくれるという地方もあります。なまはげ、とか。
この辺は 鬼=ちょっと良いやつ、です。

また、鬼とは盗賊であった、という地方もあります。

そして、子どもたちが楽しめるように、とか
気軽に参加できるように、とか。
難しいことは置いといて、楽しくやろう。
(うちの娘もこども園に鬼がきて楽しかったそうです)

さあ、一般的な答えとしては
「邪気を祓うと言われている豆を投げて、なんだか悪いものを(鬼)を追い払う」
が、ひとまずの答えです。

でも、あいまいな部分がある日本、
この統一されていない節分行事が、ぜーんぶ正解だよって感じで
私が好きな日本の部分です。

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