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#6 パピーウォーカーへの道 〜我が家の挑戦

みなさん、いかがお過ごしでしょうか!?
本日は、自己紹介でも書きました私の軸のもう一つ「犬」「パピーウォーカー」に関する#6です。

今年(2023年)3月5日、正式にパピーウォーカーになります!
(パピーの委託を受けます。)
そこに向けて、我が家では色々準備を進めています!

さて今回は、
パピー達はどのようにキャリアを歩んで盲導犬になっていくのかなど、『パピーの進む道』について注目して書いてみたいと思います!


パピーのキャリア

#1で、
・パピーとは何を指すのかということ
・盲導犬はすべてのパピーがなるわけではないこと

など、盲導犬に関する仕組みというか、パピーが歩む道(キャリア)についてかなり簡単に書きました。

そこで今回は、この辺をもう少し深掘りしていこうという回になります。

↓下のリンクは、#1です!

パピーの将来は、大きく3つの道に分かれるようです。

①盲導犬

まずは、こちらがもっともわかりやすい、イメージしやすい道だと思います。

パピーは、盲導犬候補生です。
よって、盲導犬になるべく生を受けるということになります。

訓練犬

およそ1年間のパピーウォーカーとの生活が終了すると、協会に戻って盲導犬に向いているかどうかチェックされます。
そこで適性が認められれば、訓練犬として盲導犬になるためのトレーニングが始まります。

法律上の盲導犬

少し法律の話をします。
盲導犬とは、「身体障害者補助犬法」という法律に規定される種類の一つです。
実は、盲導犬以外にも、「介助犬」「聴導犬」という人々を助けるために生を授かる犬がいるということです。

我が家では今回、北海道盲導犬協会から委託を受けてパピーウォーキングをしますから、盲導犬を目指すパピーをお預かりするということになります。

ですので私は、上記でパピー=”盲導犬”候補生という言い方をしていますが、これは話をわかりやすくするために表現するものですのでご理解ください。

暮らしを守る盲導犬

この法律において「盲導犬」とは、道路交通法(昭和三十五年法律第百五号)第十四条第一項に規定する政令で定める盲導犬であって、第十六条第一項の認定を受けているものをいう。
身体障害者補助犬法第2条第2項

盲導犬は、実は道路交通法上、目の見えない方・見えにくい方を守るため、交通安全のために、真っ先に第2条で規定されているということがわかりますね。
道路交通法では、次のとおり規定されています。

目が見えない者(目が見えない者に準ずる者を含む。以下同じ。)は、道路を通行するときは、政令で定めるつえを携え、又は政令で定める盲導犬を連れていなければならない。
道路交通法第14条

日々の生活の中で、道路を当たり前に通行しますから、その際は絶対に盲導犬を連れるなどして安全を守ってください!と国は言っています。

あと、身体障害者補助犬法の第4章では、建物内や乗り物内でも盲導犬と共に利用できるように規定されています。
第4章は、第7条から第14条で様々な建物や乗り物に関して規定しています。

住宅を管理する者(国等を除く。)は、その管理する住宅に居住する身体障害者が当該住宅において身体障害者補助犬を使用することを拒まないよう努めなければならない。
身体障害者補助犬法第11条

例えば11条は、民間の借家ということでしょうかね。

このように、盲導犬利用者の様々な生活シーンで、困り感を少しでも減らすことができるように法律上の整備が進められています。

ユーザーさんと盲導犬

北海道盲導犬協会の方へお伺いした限りだと、
・身体障害者手帳1級をお持ちの方
・上記手帳を持っていなくても、自力での歩行が困難な方

などが、盲導犬と生活できる対象となるようです。

おそらくですが、ケースバイケースなんだと思います。
まずは相談してみると良さそうです。

ただし、
・盲導犬と過ごすための訓練に参加できる方
・盲導犬と健康で快適に生活できる(飼育)環境を確保できる方

でなければ、ユーザーさんと盲導犬双方の幸せを確保することは難しいということだけは言えそうです。

②繁殖犬

適性が認められると、盲導犬としてではなく、盲導犬候補生の親になるという道もあります。
ですので、オス・メス両方でこの繁殖犬になる可能性があります。

繁殖犬になるパピーは、繁殖犬飼育ボランティアさんの元へ向かいます。
繁殖犬飼育ボランティアさんは、繁殖犬の飼育・交配・出産から生後約50日までの子犬の飼育という一連の大仕事を行います!

繁殖犬ボランティアさんは、私たちパピーウォーカーよりも、受託できる地域が制限されている(狭い)ようです。

なお、繁殖犬の道へ進まないパピーは全て、去勢手術や避妊手術が行われるようであり、この手術を受けさせるのパピーウォーカーの仕事になるようです。

③キャリアチェンジ犬

パピーの幸せのためにも、無理に盲導犬(訓練犬)にしない場合があるようです。
大まかには、次の道に分かれるようです。
1.介助犬や聴導犬など、スカウトされて他の補助犬へ
2.一般の家庭へ

一般家庭へは、だいたい3年から4年飼育ボランティアさんが順番待ちしている状態ということです。
パピーウォーカーは、希望すれば優先的にキャリアチェンジ犬を受け入れることができるようですが、我が家では、パピーウォーク後の犬の飼育は現状考えていないため、こういったボランティアさんがたくさんいらっしゃることが、実はパピーウォークすることを決心させる一つの大きな要因でした。

スカウトされる道があるというのも、大変面白い仕組みですね!

なお、訓練犬を経て、一般家庭の道に進む場合もあるようです。

むすびに

カウントダウン

#4でも書きましたが、次女が毎日部屋で書いています。


ついに一桁に!!

次回予告

次回のパピー編は、目下我が家で勉強中の『飼育方法』について触れていきたいと考えていますが、変わったらすみませんw

お礼

今日も、ご覧いただきありがとうございました!

そして、冒頭の写真を使わせていただきましたdai5599さんにもお礼申し上げます。
ユーザーさんに寄り添う盲導犬の姿がなんともかわいらしく、私にとってはとてもリアルを感じました。

もしサポートしていただけるならば、現在投稿の軸にしている本の購入やパピーウォーキングにかかる経費に充てさせていただきたいと考えています。