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【第4回さっぽろ落語まつり】 番外編#4

みなさん、いつもお世話になっております!

これまで、自己紹介にも書いたマイルールを大切にしながら、私の大好きな本について書いていきました。
本日は、番外編です。

読書に関するマガジンはこちら↓

今回は、#45と番外編#3で書きましたが、この本と、先日苫小牧で立川志のぽんさんの落語会へ行かせていただいた勉強の成果を発揮すべく!?、ビックイベントで札幌へ行ってきました!!

落語は全く素人の私ですが、少しだけ思ったことを書かせていただきたいと思います!


第4回 さっぽろ落語まつり

いざ!札幌へ!!

今回の会場、札幌は道新ホールです。
北海道新聞社ビルの8Fにあります。
某メガバンクなども入っています。

計画よりもかなり順調に、早く着いてしまいましたので、近くをぶらぶらと。

すぐそこには、日本三大ガッカリ名所とも言われる札幌時計台があります!

混雑していましたが、偶然誰もいない感じで撮ることができました!
立派な佇まい

いったい何がガッカリなのか、私はとても立派で素晴らしい建物だと思います。
というよりか、建物以外の部分、北海道の歴史を含めて素晴らしいのだと思っています!

なにより、私の撮影技術がガッカリですw

さらにまだ時間があるので、少し読書でもしようと思い、札幌市立図書館へ。
市立図書館についてはこちら↓↓

こちらは実は、この落語まつりのもう一つの会場「hitaru」が入る複合施設です。
ちなみに落語まつりは、5月26日(金)〜28日(日)までの3日間で、道新ホールとhitaruの2会場同時並行で、昼席と夜席を行うものなんです!

なので、2会場で1日2講演ですから、合計で12講演。
1講演あたり5席(5人が1席・ネタ)行いますから、なんと合計60席!!
まさに、お祭り・ビッグイベントです!!

そして、メンバーもエグい!!
素人でも知っている名前がたくさん!!
詳しくはこちらを↓↓

入場

時間になりました!
いよいよ会場へ入ります!
エレベーターで8Fへ。

1Fエレベーターホールの様子

エレベーターから受付エントランスまで溜まりがあまりないから、まぁまぁ混雑しました。
エレベーターを出るとすぐ、チケットモギリの列へ自動的な並ぶ感じでしたw

エレベーターを出たらすぐ受付入口。
早く到着し時間があったので、先に現場も見にいきました!

左手ポスターの裏くらいにグッズ販売のブースがありました。
品揃えは、ほとんどが笑点グッズと言って良い感じ。
笑点ファンとしてはとても嬉しいラインナップですが、出てない方の方が多いので、どんな気持ちなんだろうかと思いましたw

こちらが一つだけ買ってきた笑点おこし!!

着席、そしてトラブル・・・

この日は、全席指定席。
私は前から8列目。
高座までは4-5メートルといったところでしょうか。

全部で恐らく25〜30列くらいはあると思いますから、比較的前の方でチケットを取ることができました!

お客様の年齢層は、やはり高めと言うのが率直なところ。
平均年齢は、60歳近いかもしれません。
私の前にお座りになる7名中3名が頭頂部に髪がない方でしたw
(余計なことを言ってすみません)
それでも、20代位の男女もいるにはいる、といった感じです。

そんなこんなで開演前に周りを観察していたら、隣でトラブル発生!!

私の隣とその隣で並んで座っていたおばさんコンビがいました。
私が座ってから、少し経って二人が着席。
いったん座った後、私の隣のおばさんがお手洗いへ。
隣の隣にいたおばさんが一人待っている状態に。

そのおばさんは、なにやら手荷物の整理を開始。
荷物が多いから、そのおばさんの隣の席、つまり、私の隣の隣の隣の席まで使って作業。。。
するとこそへ、そのおばさんが荷物を置いたところを予約していた若いカップル二人がやってきて、女性の方がおばさんに「席間違ってるんですけど」と一言。

するとおばさんは、「今連れはトイレに行ってますから」
すると若い女性が、「いや、間違ってますから!」
おばさん「今トイレ行ってるだけで、これから来ますから!」
若い女性「いや違いますから!」
おばさん「先に来てましたから!」

そんな、ほぼ同じ言葉(言い換え無し)のラリーが5回くらい続き、おばさんがそのラリーを打ち返すのを止めました。
大きくため息をして、小さな声で吐き捨てるように「なんなの、せっかく来たのに」
すると女性は、「なんか逆ギレしてんだけど!」と男性へ。

そこへ、もう一人のおばさん帰還。
荷物おばさんが、帰ってきたおばさんへ「ここ座れないんだって・・・」
帰ってきたおばさんは「え!!?」とビックリして、2人は出て行きます。

少しすると、また二人は戻ってくる。
係員を引き連れて。
席が間違っていないことを、係員さんと共に確認し再び着席。

すでに着席していたカップル。
そのカップルの横へは、帰ってきたおばさんが座る。
そして、女性へ色々確認し、荷物おばさんへ「あなたが席へ荷物を置いていたからみたいよ」
それを聞いた荷物おばさんは「はぁ〜」と大きなため息をつき、なんと私へ一言。

「なんだかごめんなさいねぇ」

えっ!?俺!?
なんか関係あった??
と思ったけど一応、

「いえ、別に・・・」

私以外の周囲のお客さんにもこのやりとりは聞かれているから、おそらく私を使って、”私は悪くない”と周囲にアピールしたかったのでしょう。

”先に来ていた”、”連れがいる”と言い張るが、今日のシステムがわかっていないのだろうか?
自由席だったら、おばさんの主張は成立する。

一方で若い女性。
もっと他に言葉はなかったのだろうか?
「ここは私の席ですよ」とか
「あなたの席の番号は何番ですか?」とか
「今日は全席指定席ですよ。お間違いではありませんか?」とか。

考えればいくらでもありそうな気がする・・・

開演前からすでに、落語のような人間模様が繰り広げられました。
笑いは全然なかったけどw
そして、このような筋の落語があるかわからないけどw w

開演

出囃子で幕が開くと、舞台上には金色の屏風の前に赤い高座、その上に紫色の座布団とマイク。
シンプルだが、とてもきらびやかな感じでした!

まず初めにご登場されたのは、立川志の春さん。
なんと、私に初めて落語というものを間近で見せてくれた立川志のぽんさんの兄弟子さん!

ネタに入って衝撃を受けました!
聞いたことがあるーー!!

なんと、志のぽんさんがやってくれた『金明竹(きんめいちく)』という演目!!!

知っている演目をまた聞くなんて、ちょっと素人からステップアップしたんじゃないかしら??と錯覚するくらい嬉しかったです!

同じ演目なので、話の筋は同じなのですが、
・演じる声
・仕草
・間
・話し方
・内容のカスタマイズ

これらによって、同じ話でも笑うポイントや面白さの強弱などが全く異なるということを体感しました!
同じ演目を聞くことで、落語の深みを少し味わうことができたと思います。ちなみに金明竹は、たい平さんの本にも出ている演目でした!

次に登場されたのは、桂宮治さん。
みなさんお馴染み、笑点メンバーの方です!

実は、3日間6講演ある中で、私が行けるスケジュールの中からどの演者さんの組み合わせが良いかを熟孝し、結果、まずは最も笑点メンバーの落語が聞けるところにしよう!とこの講演を選んでいます。

ですので、笑点メンバートップバッターの宮治さんが出てきた瞬間、とてつもなくワクワクしました!

落語というのは、『まくら』と呼ばれる落語本編(演目)に入る前の導入部分で、ネタでない話を色々としてくださった後、徐々にネタに入っていくという構成が基本のようです。

登場して、まくらに入った瞬間から、話のスピードが超高速!!
とてつもなくテンポがいい!!

早いテンポに引きずられ、会場はまくらからドッカンドッカン大爆笑!!
ネタになっても全く止まず!!

超高速、超濃厚で、あっという間の30分でした!
そして、笑点ではとてもゆっくりお話になっているんだなぁということがわかりました!

ちなみに、この講演では、お一人だいたい30分前後で1席(ネタ)喋るといった構成になっています。
宮治さんのネタは、丁稚を使って浮気現場を押さえようとする奥さんとそれを防ごうとする旦那さんのやり取りのお話でした。

続いて、桂文枝さん。
こちらも私世代くらいまでならご存知の方も多いはず。
元桂三枝さん、「いらっしゃ〜い」の新婚さんいらっしゃいでお馴染みです!

今年でなんと80歳!
実は、私が二度目の会場へ到着した時、ちょうど文枝さんと入り時間が同じになりました!
文枝さんの背中を見るように中へ入りましたが、お化粧前でもやっぱりオーラが違いました!!

登場すると、宮地さんとは一転、ものすごくしっとり・ゆっくりの語り口。

いわゆる「人情話」というやつなのでしょうか。
いつネタに入ったのか、その境目が分からないくらいの入りに驚きました。

初めて落語を聞いた時も、まくらがネタへの導入に上手くつながっていて、なるほど!と感心したのですが、これほど繋ぎ目の分からない滑らかなものもあるのかぁと、職人さんの高い技術を感じました!

そして内容もまた衝撃!
現代のお話なんです。
コロナとかマンションとか、最新家電とか。
そしてかつ、SFのような。

私が描く落語を覆す新しいネタになっている、しかも大ベテランが!!

そういった、とても不思議な感覚と落語の奥深さを教えてくれました!

そして、次に林家木久扇さん。
中入り後の登場となりました。

中入りではいったん幕が降りていましたが、開くと赤い高座の前に椅子とスタンドマイクがセッティング。
笑点をご覧になっている方などはお分かりかもしれませんが、木久扇さんは現在左大腿骨骨折によるリハビリ中のため、正座ができません。
笑点中も、椅子でご出演されています。
お話によりますと、あと2ヶ月ほどで正座ができるようになるとのことでした!

木久扇さんのお話は、ずっとまくらのような感じで、終始わかりやすく、そして大爆笑のオンパレードでした!
立川談志さん、ご自身のお師匠さん、田中角栄さんと、いずれもお亡くなりになっている方々のモノマネが印象的でしたw

テレビで見る木久扇さんそのまんまでしたw

そしてトリが、三遊亭小遊三さん。
春風亭昇太さん、林家たい平さん、桂宮地さん、春風亭一之輔さんら若手が参加するまでのメンバーの中で、私が最も好きだった方です!

小遊三さんの場合は、まくらはそこそこに、さっそくネタに入っていった感じを受けました。
びっちり30分!
今日の演者さんの中で最も長尺のネタだったと思います。

落語を聞いていて改めて思ったことは、声が良い!!

なんて言うんでしょう。
かすれてるでもない、かといってとてつもなく綺麗でもない。
なんとも言えない特徴的な声が、本当に吉原で遊び慣れた人のように見えて・聞こえてきますw

ネタは吉原でお金がないのに遊びまくり、様々堂々と対応した挙句、うまいことお金を払わずに、むしろ少しもらって逃げ失せるというものです。

素人ですが、これが落語らしい落語といったところなのでしょうか。
そして、これが「トリ」「真打」というものなのでしょうか。

とても感動しました!!

むすびに

木久扇さんがする談志さんのお話しの中にもあったのですが、談志さんが国会議員に立候補した当時、日本芸能を集積させた建物を作りたいという想いがあったそうです。

確かに、近頃私は相撲・歌舞伎・落語と、いわゆる日本芸能・日本の伝統文化に少しずつ触れてくる中で、まだまだ修行中ですが、その大切さというのは実感できるところがあります。
そもそも、大切さみたいなところに、私は興味を持ったのかもしれません。

これからもっともっと、日本の良き文化に触れていきたいと思います!

ちなみに次は、春風亭一之輔さんの独演会に行きたいなぁと思っていますが、我が家のスケジュール次第です。
そして、夏頃にはまた志のぽんさんも苫小牧にやってくるかもしれないということで!

色々楽しみです!!

かなり長尺になりましたが、今日もご覧いただきありがとうございました!!

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