井中蛙の映画感想22! 2021/03/28(日) 【市民ケーン(字幕版)】

「休日に必ず一本映画を見て、感想を書き殴る」という試みを今年から始めました。土日予定があって観られなかったり、平日に観ることもありますがご愛嬌。ネタバレは有ったり無かったりするので閲覧時はご注意を。

 【市民ケーン(字幕版)】
 鑑賞日:2021/03/28(日)
 視聴方法:アマプラ

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07QCR6MWG/ref=atv_dp_share_cu_r

 100円ショップの映画コーナーで買って以来、何年も見ずにほったらかしていたのですが、結局アマプラで視聴。
 タイトルのケーンが新聞社のボスという設定から、マスコミを主題とした社会派映画かと思いきや、めちゃケーン本人のパーソナリティを追跡していくヒューマンドラマでした。
 私財を投げ打って労働者の救済や権力者の糾弾に勤しむ人格者かと思いきや、結局他人に与えてもらうことばかり望んで何かを与えることができない、というケーンのエゴイスティックな一面が徐々に掘り起こされていく流れは見入ってしまいました。
 オチの解釈が一回で理解できなかったので追って解説動画とか見ていきたい。 

 余談ですが日本語字幕版で主人公のケーンがファーストネームの「チャールズ」と呼ばれる場面においてもわかりやすさ重視のためか日本語字幕が「ケーン」で統一されていて、こういった親切の先回りみたいな編集を無粋に思う人もいらっしゃるのかなーと思いつつ、初見の映画について内容をスムーズに理解する脳機能を失いつつある30代のおじさんとしてはまあまあ有難さを感じたりもするのであった。

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