のたんぷ-NOT AMP-なな緩解のリーディング4本立て▲「霧香白夜-むこうびゃくや-」 感想
よくトピアの配信を聴かせていただいてる宮本晴樹さんが出演されているということで、10/29にのたんぷ-NOT AMP-のリーディング公演 「霧香白夜-むこうびゃくや-」(B公演「白痴は気付かない」「夜の帳は、まだ。」の2本立て)を見てきました。
https://notamp2019.wixsite.com/notamp/next
Twitterで簡単に感想書こうと思ったけど文字数がちょっと多くなったのでnoteにて。
・白痴は気付かない
タイトルとイントロで「おっとこれオープンな場で演るの憚られるテーマの作品か!?」と思ったのも束の間、そっからの怒涛のエチュード(即興劇)に引き込まれました。事前に伺ってた以上に即興パートの比重が大きかったのが意外でしたね。
4人の出演者が順番に即興劇に加わっていく構成で、先発の出演者が提示した設定を後発キャストがうまく拾いながらストーリーを成立させていく過程が、スリリングながらも技巧を感じさせて良い感じでした。同じお題セリフを慶事と弔事の正反対のテーマで流用するという趣向もあったりしてかなり楽しかったです。
・夜の帳は、まだ。
独り身のおっさんが幼少期からの人生を振り返る長編劇で、即興劇を楽しむ「白痴は気付かない」から一転しての骨太なドラマに魅せられました。少年が友人との確執や上京を経て徐々に孤立していく過程に思わず自分の人生を重ね合わせてかなり聞き入ってしまった。終盤、高校時代における友人との確執の真相が判明して希望が開ける展開にはカタルシスを感じると共に思わずうるっと来ましたね。
「人と会う予定が無いなら自分で作れば良い」と気づいてからの「同窓会、やるか」の流れはグッときちゃったよ。このストーリーに出会えただけでも足立区のアトリエまで足を運んでよかったと思えました。
台本無いかなと思ったら配布していてナイス!
https://haritora.net/look.cgi?script=18195
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