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井中蛙の映画感想59! 2024/7/6(土) 【クワイエット・プレイス 破られた沈黙 (吹替版)】

【クワイエット・プレイス 破られた沈黙 (吹替版)】
 鑑賞日:2024/7/6(土)
 視聴方法:アマプラ

前作に引き続き鑑賞。新作「DAY1」のムビチケは確保してるから劇場でやってるうちに行くぞ。

・「1」から数年後・・・みたいな感じで舞台が一気に飛ぶのかと思ったら、「PARTⅡ」の原題だけあって割と前作の直後から続きが始まったのは驚いた。前作ラストの敵の大群はどう処理した!?

・子役がメインキャストの映画の続編って、出演者が現実で成長してしまうのがどうしても制作する上で大変そう。

・前作のヒットで予算が増えたからかわからないけれど、キャストが増えたことで前日譚や「外の世界」を描写できるようになったのは世界観の広がりを感じさせてGOOD。

・とはいえ、続編モノのストーリーラインとしては「音を出してはいけない」のワンアイデアで話を作るのが辛くなってきたように感じ取れるところもあり、少し苦しい。

・敵の攻略法が一応は確立されているのと、銃で倒せる程度にはフィジカル面で怪物も無敵ではないことが描写されてきたことで、むしろ「世界各国の軍が壊滅状態」という前提設定の説得力がちょっと無くなってきてるのがやや残念か。

・港で野盗グループが出てくるところで「本当に怖いのは人間なんだよ!」路線に行ってしまうパターンも懸念されたが、敵対する人間勢力を怪物を逆利用して追い払うという立体的なアクションシーンに結びつけているのは良かった。

・ところどころ無音になることでリーガンから見えている世界を表現する演出は良い。

・演出の都合上ヒソヒソ声で会話するのはしょうがないけど音量上げてもセリフが聞き取れない箇所が多いのが気になった。吹替版だと字幕もついてないし。

・新主人公の男がヒロインの母親の知り合いなの、まあ観てれば理解できるとはいえちょっとわかりにくかったし、そもそも冒頭の1日目回想の野球観戦シーンの親子連れと同一人物だと気付いたのも中盤の手話で飛び込みを指示する伏線回収のところだったので、俺の理解力不足はあれどこのシリーズについてはちょっと情報量の不親切さを指摘してもいい気がしてきた。あまり説明描写を入れすぎると野暮だし演出のテンポを損ねるのもわかるのだが、アジトでの初邂逅時に野球観戦シーンがカットバックする程度の補足説明はやっても良かったかも。

・ラストは今回もまた「そこで終わるんかい!」な終わり方で、次作の「DAY1」は前日譚ものなので、「この後」の話を見られる機会は別途あってもいいかなと思いつつ、でもいい加減制作側もネタ切れが苦しそうだなと思った。

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