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本州・四国一周① ~僕が決断した理由~

 こんにちは。東京の大学に通う21歳です。僕は、夏休みの約1か月間を使って本州を一周しました。ただ観光地を巡って楽しかったっていうだけでなく、今まで気づけなかったことに気づけたり、自分自身を見つめ直したりするいい機会でした。そこで5回ほどに分けて、今回の経験についてまとめることで、自分の考えを整理するだけでなく、読んでくださった方に少しでも気付きやきっかけを与えられたらと思っております。


1、我慢していた自分

 僕は小学生から高校生までいわゆる真面目ちゃんでした。運動部で少し汗を流しながら、ただ目の前の勉強に打ち込んで成績が上位であれば、補習などの面倒なことをする必要もなく親に心配かけることもなく、いい大学に行っていい企業に就職できると考えていたのです。それは大学生になってからも変わらず、学業にそこそこ打ち込みながら、バイトやサークルも真面目にこなしていくといった生活でした。目の前に用意された歩きやすい道をなんとなく選んで、みんなと同じでいればそれでいいと思っていました。
 しかし、大学3年生になって就活が始まり、自分は何がしたいのだろうと考えていくうちに、自分には秘めている想いがあるということに気づきました。やりたいことを書きだしていくとA4用紙1枚じゃ収まりきらなくらい出てきたのです。さらに、客観的に自己分析するために周りの人と比べる中で、自分の周りには本当に様々な価値観、性格、常識を持った人がいて、それぞれが葛藤しながら前に進んでいることを知りました。一方で僕は周りの目を気にして、親に反対されることを恐れ、自分を封印していることに気づいたのです。それが原因で、人間関係もうまくいかないこともありました・・・。

就活に終われる日々 @新宿駅

2、動き出す自分

 大学4年生の春。就活と人間関係で精神をズタボロにしながらもなんとか乗り越えることができた僕に残っていたのは、やりたいことリストだけ。もうこんな気持ちを味わいたくないと思った僕は、手の届く範囲で行動に移すことにしました。
 まずは、自分から声をかけること。これまでは、高校時代に人と遊んでこなかったことで常識がないのではないかと引け目を感じ、自分から遊びや食事に誘うことはほとんどしてきませんでした。しかし、自分から声をかけようと決意したのです。高校時代の友人やゼミ、サークル、バイトのメンバーを遊びや食事に誘いました。それまであまり話したことなかった先輩たちと自分一人で飲み会を開いたことすらありました。そこで気づいたことは、意外とみんな待っていること。誘われたら全然行くという人が多く、今まで自分が声をかけなかったことを後悔してしまいました笑

友達誘ってバンジーすら行けました笑 @長瀞

3、行きたいところがいっぱいあるなら全部行けばいい

 夏休みが近づくにつれ、やりたいことリストで残っているものをどうすれば多く達成できるかばかり考えるようになりました。やりたいことリストに載っているのは、「わんこそば100杯食べたい」「姫路城の白さを目にしたい」「日本三景を見たい」「日本一深い駅に行きたい」「金沢駅で自撮りしたい」などなど場所がバラバラ。それなら、日本1周した方が簡単に全部達成できるのではないかという風に考えるようになりました。ちょうどそのころ、日本縦断を計画しているサークルの同期がいたこともあって、その同期と合流することを目標に本州1周すれば楽しいのではないかと考え、親やバイト先のお母様たちの後押しもあって、実行に移すことにしました。(結局、後押しがないと決断できないところはまだまだ自分の弱いところです・・・)
 決意すればあとは行動に移すのみ。気分が変わらないうちに、ホテルをさっさと10日分ほど予約し、18きっぷを入手しました。(やらない後悔より、やってから後悔!)はじめの方で行きたいところをピックアップして、行程を考え鉄オタの友達と情報交換をするなどして、計画を立てていきました。

 ここで僕の今回の旅行のルールをサラッと紹介します。

  • 基本は一人旅。途中途中で同行者がいてもよい。(結局5人と12日間ほど一緒でした。)

  • 32泊33日

  • 新青森駅スタート、新青森駅ゴール

  • ホテルは最低限で、総額50万円以内には抑える

  • 本州と四国の全都道府県に最低1時間ずつは目的をもって滞在すること。

  • 基本普通電車。ただし、四国は特急も乗れるフリー切符で。最寄駅から新青森駅間も新幹線で。



 さあ、次回からはいよいよ33日間の一人旅がスタート!どのようなドラマが待っているのでしょうか??



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