見出し画像

田舎暮らしはつまらない?田舎を楽しめる人と楽しめない人の違いとは

田舎では日常生活を楽しめる人とそうでない人がいます。

「田舎はつまらない」「何もない」「やることがない」と感じる人と、
植物や自然がいっぱいだから毎日充実していると感じる人には圧倒的な違いがあります。

この差は日々の出来事を受信する能力が育っているかどうかの違いです。

この能力が育っている人は「感情」や「心の声」といった形のないものをしっかりと受け取って、心が充実した毎日を送ることができます。

「天気が良くて気持ちがいい」
「雨の音が心地いい」

受信できない人からしたら当たり前な日常の出来事でも、一つ一つを丁寧に汲み取って、日々の充実に昇華させることができるのです。

この能力が育っていない人はお金やモノといった形があってわかりやすいモノでないと充実感を得ることができません。

この差が田舎を楽しめる人とそうでない人の違いなのだと実感しています。

私があえて「育つ」という言葉を使用している通り、この「感情」は手をかければ大きく成長させることができます。

もしあなたがまだこの能力が成長していなくても、日常の意識や考え方を少しずつ変えていけば誰でも心が豊かになります。

特に田舎暮らしとの相性は抜群で、人生を充実させることは間違いありません。


田舎を楽しめない人


田舎には都会のようにショッピングセンターやアミューズメントパークなどの娯楽施設は多くありません。

「田舎には何もなくてつまらない」という人はこれらの遊戯や娯楽をする場所がないことを理由に挙げます。

逆に、「自然が溢れているから毎日が充実している」という人もいます。

この違いはなんなのでしょうか。

「田舎には何もない」というのは大きな間違いで、
ドラゴンボールの「精神と時の部屋」のように真っ白で本当に何もないわけではありません。

田舎を楽しめている人たちが言うように田舎には自然が溢れています。

自然は毎日、毎分、毎秒、表情が違います。

そのはずなのに、何も見えなく、何も感じなくなってしまっているのです。

それに対して、変化や出来事に気がついている人たちは自然の流れや私生活の事実をありのままに受け入れ、日々のかけがえのなさを愛おしみ、心を充実させることができているのです。

このような感受性が豊かな人たちと違って、
モノやお金を得ることが人生の充実の中心になってしまうと、なかなか満足できる人生を送ることができません。


モノやお金でしか豊かさを感じられない人が陥るトラップ


モノやお金を手に入れられているうちは満足することができます。

ですが、一般的にはいつでも何でも手に入れられるような環境ではありません。

モノを手に入れるとその時は満足していても、さらに良いものが欲しくなり、
お金を手に入れるとその時は充実していても、もっとたくさん欲しくなっていきます。

モノは次から次へと新しく高性能なものが現れます。

お金は手に入れたら手に入れた分だけ減り、さらにたくさん欲しくなります。


年収400万円の人が「年収1000万円くらいあったら、もっと自由に暮らせるのに…」なんてなんて思っていても、
実際に年収が1000万円になったら余計な浪費が増えて自由にはなれませんし、「もっと欲しい」と更なる欲が生まれます。

モノやお金の満足感は得た時だけの一時的なもので、すぐにまた欲求に襲われ、終わりのない欲の無限ループに陥ってしまいます。

この厄介なところは「欲の無限ループに陥っている」という自覚がないことです。

このループに陥っていると、永遠に欲が満たされないことには気がつかず、ずっと欲に支配されてしまうのです。


感受性が豊かだと人生を楽しめる


「お金がある・モノを持っている=豊か」ではありません。

むしろ、そこでしか豊かさを感じることができないと心の豊かさとはかけ離れていきます。


感受性が豊かだと、
気がつくことが多い


「感受性が豊か」ということは「24時間常にハッピーで頭の中がお花畑」ということでは決してありません。

当然、悲しいこともイヤなこともあります。

感受性が豊かだと、自分の心の声を素直に聞くことができます。

好きな音、匂い、景色、手触り、感覚、etc…。
もちろん嫌いなものも。

五感を使ってさまざまな感情を受信できるようになります。

自分の心の声が聞こえると新しい感情や気づきが生まれやすくなります。

何より、自分の「好きなこと」と「嫌いなこと」がよくわかるようになります。


「好き」に目を向けると、
どんどん幸せの感情が育っていく


感情が向いている方に目を向け続けると、どんどんその感情が育っていきます。

そして、その感情は育てれば育てるほど豊かになっていきます。

「好き」という感情を見続ければどんどん幸せになっていきますし、
「嫌い」という感情ばかりに目を向けているとどんどん嫌いになっていきます。

子育てをしていると、「子供を怒ってばかりで、私って本当にダメな親…」と落ち込んでいる親御さんがいらっしゃいますが、
子供の悪いところばかりを見ているとどんどん怒りの感情が育っていきますし、
自分をダメだと思い続けていると、自分の悪いところばかりにアンテナが反応するようになります。

子育てでも夫婦関係でも仕事でも、自分の心が感じる「好き」に着目していると人生はどんどん豊かになっていきます。


田舎には心を満たしてくれるものがたくさんある


自然には人の心を癒す効果がある。ことは数多くの研究で証明されています。

音、景色、匂い、感触、etc…。

田舎で暮らしていると全身で自然を感じることができます。

ですが、自然を感じる能力が育っていないと、どれだけ自然に心が癒す効果があっても恩恵を受けることはできません。

これが田舎で心が充実する人としない人の違いなのだと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?