2月13日地震 その時、田舎の消防士は・・
こんにちは。東北地方の田舎の消防士です。
2月13日23時08分頃、福島県沖を震源とする、地震が起きました。
僕は勤務してました。揺れが完全におさまらないなか、同僚とともに消防車両や救急車両を車庫からすぐに出しました。(庁舎が倒壊し、車両の運用ができなくなるのを防ぐため、何よりも先に車両を外に出します。)その後、庁舎内に戻りすぐにニュースの確認です。地震の震源地と規模を確認します。管轄内の被害もそうですが、隣県の被害状況などにも気を配ります。東日本大震災クラスの被害があれば県規模で「緊急援助隊」(以下、緊援隊)が発足され、今すぐに援助が必要な、地域、県に出動しなくてはならないからです。
予測の通り、県内の主とする消防本部から「緊急援助隊迅速出動待機命令」が来ました、ようは、とりあえず、要請があればすぐに緊援隊として出動できる準備をしとけというものです。
僕たちは普段からこういう時のために、三日間野宿できる荷物を常に職場に準備しています。僕もメンバーに選ばれたので、荷物と心の準備をして、いつでも行ける体制を整えていました。
さらに、続々と非番者(休みだった人達)が職場に召集され、管轄内の被害に備えます。夜だったので、被害の状況はつかみにくく、消防車による管轄の警戒巡視等も行います。
綺麗に言うとざっくりこんな感じです。
次にリアルな中身ですね。
まず、全員が使命感に燃えて勤務しているわけではない(笑
なんで俺が緊援隊のメンバーに選ばれるんだとか不満を言う人(緊援隊は野宿してふろにも入れず、過酷な日々を過ごすので、結構行きたがらない人が多い)
なんで召集かかっているのに電話にでない職員がいるんだとか(だいたい酒飲んでる)
どうせなにもないだろうと、座ってるだけの人とか。
結果、なにも被害等なかったので、職場には召集された職員も含めゴチャゴチャしてだだけでした。なにもしてなくても、来ただけで時間外(手当)が支給されます。公務員とはこういうものです。
最後までお読みいただきありがとうございます!次回もお読みいただけると嬉しいです!
次回は給料について公表したいと思います!
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