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【狩猟免許】銃猟デビューへの道#23【解体】

休日ハンターのちょーすです。

地区猟友会の会長から猪を仕留めたとの連絡があったので、翌日に解体をしてきました。

解体

※注意※
以下より出血等の写真があります。

既に内臓は抜かれた状態でした。

内臓は傷みが早く、そのままにしてしまうと肉の部分にも広がってしまうため、解体は翌日行う場合でも、内臓の除去は当日に実施します。

背骨に沿って刃を入れ、作業しやすいように背中を割っていきます。

背中の真ん中付近に血が滲んでいますが、ここにライフル弾が命中して、絶命したようです。

潰れたライフル弾が出てきました。

背中を割ったら、皮を剥いでいきます。

皮を剥ぐ際には皮を持ち上げて、少しずつ削ぐように刃を入れます。

このとき一度にやろうとすると、美味しい脂が皮の方に付き、身に残らないため、上手な人程、少しずつ丁寧に進めていきます。

前脚・後脚を関節に合わせて取り外し、中の骨を抜きます。

胴体は首の関節から刃を入れ、頭を落とします。

手間は掛かりますが、肋骨も全て外せば、肉を多く取れます。

肉を人数分に取り分ければ、ここでの作業は終了です。

ちなみにほとんどの狩猟グループで肉を分ける場合、特に差をつけることはなく、ほぼ均等に分配します。(希少部位等でどうしても分けられない場合はジャンケンや欲しい人を募ることもあります。)

猪を1頭を捌くのに、大人が3人で1時間程度です。

熟成

取り分けた肉には毛等が付着しているため、家に戻ってから表面を綺麗にします。

更に塊肉に分けて密閉容器や密閉袋に入れ、キッチンペーパーでドリップを取りながら、冷蔵庫で熟成させます、

食べ切れないと思われる分は先に冷凍庫で保存します。

まとめ

猪の解体をするのは初めてでしたが、先輩猟師の方から教わりながら、微力ながらお手伝い出来ました。

良い仕事をするには良い道具が必要で、特に刃物類はちゃんとしたものを使わないといけないなと実感しました。

刃物類は猪や鹿であれば、止刺用・皮剥用・骨切用・肉切用等が必要で、鳥では別に腸抜き等も必要です。

まだまだ狩猟道具を揃えていくのに、お金が掛かりそうです。