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【蒸気機関車】「山口ゆめ回廊」モニターツアー【SL「やまぐち」号体験乗車と歴史のまち津和野・萩を歩く】

田舎暮らしをする経営戦略コンサルタントのちょーすです。

私が住む山口県が誇るSL「やまぐち」号に乗車する機会があったのでまとめてみました。

私は仕事柄、飛行機や新幹線には日常的に乗るのですが、観光列車もSLも初めてで、SLは実物を見るのも初めてでした。なので、当たり前のことも記載しているかもしれませんが、温かい目で見守っていただければと思います。

ちなみに私は「山口ゆめ回廊」モニターツアーで乗車しました。こちらは概要等は以下にまとめていますが、同じ企画が次回以降もあるのかは不明です。

「山口ゆめ回廊」モニターツアー

先に今回参加したツアーをまとめておきます。

モニターツアーということもあり、アンケートの記入や動画・写真への映り込みは必要ですが、1,000円にSL乗車代、貸切バス代、昼食代、入場料が含まれる非常に安いツアーでした。

先着順で100名の定員枠で、どれくらい応募があるのか全く分かりませんでしたが、申込むことにしました。

定員枠争奪戦

申込開始は9月28日の9時からということでしたが、小さい子供を連れていく予定もあったので、念のため、前の週に問い合わせをしてみました。

その際に、既に問い合わせが多数あったようで、申込は電話受付と直接山口観光コンベンション協会での受付となっていますが、「電話は繋がらない可能性があるので、直接来られた方が良いかも知れません」とのことでした。

私は別の予定があり当日は電話で挑戦していましたが、案の定全く繋がらず、妻に直接現地まで受付をしてもらいました。現地受付も混雑していたようですが、無事に定員枠を確保することができました。

10時過ぎには定員が埋まってしまったようです。

SL「やまぐち」号にアクシデント

乗車2週間前にニュースサイトを見ていると、SL「やまぐち」号を牽引している蒸気機関車(C57-1号機)に故障が発生したとの情報がありました。

情報を収集していると翌日の運行から、ディーゼル機関車(DD51)で牽引するとのことですが、SL「やまぐち」号の乗車を謳っているだけに、モニターツアーの中止もあり得るのではないかと思っていました。

数日後に、10月24日~11月22日のまでは蒸気機関車(D51-200号機)による運行で目途が立ったようで、おそらく10月23日も無事に蒸気機関車で牽引されると分かり、安心しました。

余談ですが、当日にJRの方と話をしていると、D51-200号機が到着したのは前日だったようで、かなり冷や冷やしたとのことでした。日中、旅客や貨物のダイヤの合間を縫って、数日間掛けて、京都から山口まで移動してきたようです。

ツアー当日

家から自家用車で集合場所の新山口駅まで行きました。

SL「やまぐち」号(D51-200号機)

こちらがD51-200号機の牽引によるSL「やまぐち」号です。

仕組みを考えれば当然ですが、石炭が燃える部分だけでなく、蒸気が蓄えられる円筒の部分も温かくなっていることに興奮しました。

乗車後に津和野駅で機関士の方にお願いして、機関部等の写真を撮ってもらいました。

iPhoneを手渡して撮影して頂いたのですが、ちゃんと煤で汚れた手袋は外して撮っていただけました。

窯は流石の迫力です。

この写真では機関士の足しか写っていないので判りづらいですが、途中の停車している駅で、石炭を掘っていたのを客車から撮影したものです。

出発前には記念のセレモニーが行われていました。左からJR新山口駅駅長・山口市市長・山口観光コンベンション協会会長だそうです。

私も報道のカメラマンに混ざり、iPhoneで記念撮影を収めました。一緒に写っている女性達はこの後客車内で給仕等をされていましたが、JRの方ではなく、山口県立大学の学生だそうです。

牽引車のヘッドマークはナベヅルのモチーフでしたが、客車は五重の塔のモチーフとなっています。

見えづらいですが、「団体」「ReservedTrain」となっています。通常は土日のみの運行ですが、今回は貸切となっていました。

出発時にはお見送りをしてもらいました。また、駅のホームだけでなく、走行している途中でも、沢山の方から手を振ってもらい、個人的には九州新幹線の開通した際の動画を思い出しました。

客車内設備

新山口駅から乗車した場合、先頭の牽引車から客車は5号車、4号車、3号車、2号車、1号車となっています。尚、1号車にグリーン車及び展望室・展望デッキ、3号車に投炭ゲーム・運転シミュレーター・SL資料展示といったフリースペース及びバーカウンターがありました。(5号車にも展望デッキがありましたが、牽引車のすぐ後ろで煤が入ってくるので、外に出られないようになっていました。

各客車でコンセプトが違うのか、雰囲気が違ったのが良かったです。

コンセントは各ボックス席に1つずつありました。グリーン車は各席に1つずつでした。

SL弁当

乗車してしばらくすると、給仕の女性からSL弁当とお茶が配られました。

煮物の中で白く映っているのが蒲鉾なのですが、松茸のような風味がありました。

SL弁当を謳っているのであれば、SLにちなんだものが入っているかと思いましたが、特になかったように思います。

下車

客車の窓は閉まっていたと思いますが、付けていたマスクは煤で黒くなっていました。目視ではよく判りませんが、おそらく服もなっていたと思います。SLに乗車される際には、真っ白な服は着ない方がいいでしょう。

列車を撮るのは難しいですが、ホームに設置されているミラーで良い感じの写真が撮れました。

津和野・萩散策

その後は津和野駅周辺を散策し、萩まで貸切バスで移動して散策しました。

貸切バスも2席分で1名の割り当てとなっており、かなり広々使えました。

散策はかなり時間がカツカツで、正直あんまり楽しめなかったです。

まとめ

今回初めてSLに乗車しましたが、ゆっくりと車窓を楽しみながらの旅も良かったです。また目立つので、沿線から手を振って貰えるのもSLならではだと思います。

山口県にはまだまだ知らない魅力があったと改めて気付かされました。

今回、直前の故障で乗られなかったC57-1号機にも、次回は乗車するという楽しみが出来ました。

今回の行程をもう一度行く機会があれば、次回は1泊で行きたいと思います。