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【狩猟免許】銃猟デビューへの道#3【狩猟免許講習会】

ハンターを目指す経営戦略コンサルタントのちょーすです。

少しずつ狩猟免許に近づいてきました。

狩猟免許講習会

私が受験する狩猟免許試験は9月6日ですが、狩猟免許試験の前日山口県猟友会主催による狩猟免許講習会が開催されました。

地区農林事務所森林部への狩猟免許試験の申込を終えた後、無料のFAXで講習会申込書を送付すると翌日には教本が届きました。

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当日のスケジュール

当日は事前に届いている教本と受講手数料6,000円を握り締め、9時過ぎには到着するように会場に向かいます。教本と一緒にスケジュールも送られて来ていました。

0930:オリエンテーション
0945:法令講習
1155:事務連絡
1200:昼食休憩
1300:実技講習
1500:終了(希望者は再度実技講習も可)

会場には50名程度の参加者がおり、年齢層は20歳代から60歳代までで、ほとんどが男性で、女性は数名でした。(数少ない女性は全員わな猟だったので、銃猟の実技講習ではお兄さんからお爺さんまでの精鋭のみでした。)

法令講習

午前中は法令講習でした。

法令講習はわな猟の方と銃猟の方も合同での受講でした。

講師から「重要なところ」はしっかりとアナウンスがありますので、しっかりと講習を聞いて、教本にマークをして、その部分を中心に勉強すれば満点は難しいですか、合格は問題ないかと思います。

実技講習

おそらく多くの皆さんが気になっているであろう実技講習です。

実技講習から、わな猟と銃猟で分かれての講習になります。

銃猟の実技講習は「実習」「鳥獣判別」「距離目測」の3つに分けられています。

私は参加していませんが、わな猟の実技講習は日程表では「全体説明」「実習」「鳥獣判別」となっていました。

実技講習①実習

実習では模造銃を使った取扱いの練習をしました。

練習の内容は点検・分解・組立・射撃及び受渡です。

以下の3点と組立が出来れば、おそらく大丈夫でしょう。

①用心金の中に指を入れない。
②銃口を人に向けない。
③次の動作に移る際には、毎回薬室を目視し、実包が装填されていないことを確認する。(「実包(たま)なし」等の掛け声を発すればいいです。)

この3点については、教官も何度となく注意されていて、特に③については、銃の構造的にもそこが一番持ちやすいということもあり、実際に少しでも気を抜いていると、言われている傍から、用心金の中に指を入れている時が何度かありました。

実技講習②鳥獣判別

事前に郵送されている教本の通りのイラストで問題が出させます。

試験本番では、前に映写されている鳥獣を見て、解答用紙に「狩猟鳥獣の場合は○、狩猟鳥獣でない場合は×」を記入し、○の場合はその横の空欄に「その鳥獣の名前」を記入します。

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○の場合は鳥獣の名前も正解していないと、得点にはならないようです。

最初に説明があった鳥獣は以下でした。おそらく特に出題されやすい鳥獣だと思います。

バン
カモシカ(非狩猟)
コジュケイ
キジバト
マガモ
タヌキ
カルガモ
タシギ
ゴイサギ
キジ
ハシビロガモ
ヤマドリ
ニュウナイスズメ
ムクドリ
アライグマ
アナグマ

鳥類28種類/28種類、獣類16種類/20種類なので、全部暗記も出来なくないですが、試験が翌日と迫ってきており、ほとんど時間がないので、名前を覚えられるように分類の仕方をまとめてみました。

非狩猟鳥獣も記載していますが、試験では名前までは覚えなくても良いので、試験用では除いて使用してください。

太字は私がなかなか覚えられなかったものです。

鳥類
└スズメ・ヒヨドリ
 └スズメ
  └ほっぺが黒色
   └スズメ(ほっぺが黒色で雪の上に立っている)
   └モズ(虫がいる)【非狩猟鳥獣】
   └ホオジロ(枝の先に留まっている)【非狩猟鳥獣】
  └ほっぺが黒色以外
   └ニュウナイスズメ(ほっぺが白色)
   └カシラダカ(頭がふさふさで尻尾が長い)【非狩猟鳥獣】
 └ヒヨドリ
  └赤い実
   └ヒヨドリ(実を咥えている)
   └ツグミ(胸に黒い斑点)【非狩猟鳥獣】
   └オナガ(尻尾が青く長い)【非狩猟鳥獣】
  └地面に立っている
   └ムクドリ(群れて地面に立っている)
  └紅葉
   └カケス(カエデ)【非狩猟鳥獣】
  └石
   └カワラヒワ【非狩猟鳥獣】
└カラス
 └嘴の周りが白い
  └ミヤマカラス
 └嘴の周りが黒い
  └ハシブトカラス(嘴が太い)
  └ハシボソカラス(嘴が細い)
└カモ(水面に浮いている)
 └陸ガモ類(水面から尾が出ている)
  └頭が緑色
   └胴が白色
    └マガモ(目が黒色で翼が茶色)
   └胴が灰色
    └ヨシガモ(頭は緑色で茶色のライン)
   └嘴が広い
    └ハシビロガモ(嘴が広く翼が茶色)
  └頭が茶色
   └尾が短い
    └カルガモ(全体的に茶色で嘴の先端が黄色)
   └尾が長い
    └メスが右向き
     └ヒドリガモ(頭が茶色で白色のラインがあり尾が長い)
    └メスが左向き
     └オナガガモ(頭が茶色で尾が長い)
  └頭が2色以上
   └コガモ(頭が茶色と緑色で白色のラインがあり尻尾が黄色)
   └トモエガモ(頭が緑色と黄色の巴模様)【非狩猟鳥獣】
 └海ガモ類(水面に尾が浸かっている)
  └頭が緑色
   └スズガモ(目が黄色で翼が灰色)
   └ホオジロガモ(目が黄色で頬が白色)【非狩猟鳥獣】
  └後頭部がトゲトゲ
   └ウミアイサ(特徴的な後頭部で嘴が細い)【非狩猟鳥獣】
  └頭が茶色
   └尾が短い
    └ホシハジロ(胴が白色)
  └頭が黒色
   └クロガモ(胴も黒色で嘴の付け根が黄色)
   └キンクロハジロ(目が黄色で胴が白色)
└バン(水面に浮いている)
 └バン(嘴が赤色)
 └オオバン(嘴が白色)【非狩猟鳥獣】
└シギ・サギ・ガン(立っている)
 └陸で立っている
  └首が短い
   └ヤマシギ(草むら)
   └タシギ(田圃)
  └首が長い
   └マガン(水掻きがある)【非狩猟鳥獣】
 └浅瀬で立っている
  └ゴイサギ(目が赤色で翼が黒色と灰色の2色)
  └ササゴイ(頭の先が黒色で魚を咥えている)【非狩猟鳥獣】
 └岩の上で立っている
  └カワウ
 └枝に留まっている
  └ヨシゴイ(頭の先が黒色)【非狩猟鳥獣】
└キジ・ライチョウ
 └全体がカラフル
  └コジュケイ(小さい)
  └キジ(大きい)
 └全体がモノクロ
  └エゾライチョウ(白黒)
  └ヤマドリ(赤白)
└ハト
 └アオバト(全体的に緑色)
 └キジバト(首に白黒の縞々)
 └ドバト(一般的に見かけるハト)【非狩猟鳥獣】

鳥類だと、「カモ」「シギ・サギ・ガン」あたりが紛らわしいです。

獣類
└小型
 └リス・ヌートリア
  └リス
   └シマリス(背中に縦縞)
   └タイワンリス(尻尾に黒色の模様)
   └ニホンリス(全体的に黒色に近い)【非狩猟鳥獣】
   └ムササビ(尻尾が太く長い)【非狩猟鳥獣】
   └モモンガ(全体的に白色に近い)【非狩猟鳥獣】
  └リスではない小型獣
   └ヌートリア(尻尾が細い)
   └テン(顔全面が白色)
   └ミンク(全体が黄色で木に乗っている)
   └イタチ♂(腹が白色で尻尾の長さが前後肢の幅と同じで後ろの草が1本)
   └イタチ♀(尻尾が若干短く後ろの草が2本)【非狩猟鳥獣】
   └オコジョ(白色)【非狩猟鳥獣】
 └ウサギ
  └ノウサギ・ユキウサギ
└中型
 └イヌ科
  └タヌキ(前足後足が黒色で尻尾が長い)
  └アライグマ(水辺におり顔の周りが白色で尻尾が短い)
  └アナグマ(耳が短く胴長短足で尻尾が短い)
  └ハクビシン(頭が黒色で目の下と顔の周りが白色)
  └キツネ(鼻が長く尻尾も長い)
 └ニホンザル【非狩猟鳥獣】
└大型
 └イノシシ
 └シカ
  └ニホンジカ(長い角)
  └カモシカ(短い角)【非狩猟鳥獣】
 └クマ
  └ヒグマ(全体的に黒色)
  └ツキノワグマ(胸部に白色)

獣類だと、「リス」「リス以外の小型獣」あたりが紛らわしいです。

何度か、練習問題をしていたのですが、カラスや大型獣は殆ど出なかったように思います。

狩猟鳥獣の見分け方がまとめられたサイトがありましたので貼っておきます。

試験で実際に使用されるイラストを用いて、狩猟鳥獣かどうかを判断するゲームを無料で公開されている方がおられましたので、練習用としてこちらからどうぞ。

アプリでも同様のものがあります。

個人的には鳥類にはあまり馴染みがなく、獣類と比べると圧倒的に難しかったです。

実技講習③距離目測

実際に射程距離や到達距離を目測で分かるようにするため、会場近くの10m・30m・50m・300mの目標物を教えてもらいます。

今回の会場では「会場入口の柱」「掲揚台の手前」「会場構造物の角」「遠くに見える構造物」でした。試験会場によって変わるので、事前に確認しておけば大丈夫です。

狩猟講習会を終えて

前日の狩猟講習会を終え、明日はいよいよ狩猟免許試験です。

翌日の試験に向けて、帰宅後、法令講習・鳥獣判別の復習と技能実習のイメージトレーニングを行い、翌朝寝坊しないように早めに就寝します。

今回で必要な費用・書類

受講手数料:6,000円

ここまでの手続で必要となった費用(書類取得費・切手等は除く):18,100円

つづく