【狩猟免許】銃猟デビューへの道#4【狩猟免許試験】
ハンターを目指す経営戦略コンサルタントのちょーすです。
いよいよ狩猟免許の試験を迎えました。
当日は台風が接近している状況ではありましたが、年度内最後の試験日ということで、前日より「原則、開催の方針」だったこともあり、若干時間を切り上げて進められました。
狩猟免許試験
狩猟免許試験は「知識試験」「適性試験」「技能試験」から構成されます。
知識試験
知識試験は三肢択一式の筆記試験で、問題数は30問、試験時間は90分です。70%(21問)以上の正答で合格です。既に他の種類の狩猟免許を持っている者は、猟具に関する知識についての問題以外は免除されます。
知識試験の終了後に知識試験の結果が発表されます。
適性試験
適性試験は、視力・聴力・運動能力に関する試験です。知識試験に合格した者に対してのみに対して、実施されます。
狩猟を行うために支障がない程度の適性を持っているかどうかを判断するための試験であり、その基準に達していれば合格とされます。
技能試験
技能試験では各猟具ごとに試験が行われます。持ち点100点の減点方式で70%以上の得点で合格です。つまり30点以下の減点なら合格です。
当日のスケジュール
会場で受付をした際にスケジュールが渡されました。
当日は前日の講習会より、既に狩猟免許を持っている方等も受験されていたため、参加者が増えており、60名程いました。わな猟が圧倒的な人気で受験者の7割くらいいたように思います。
知識試験内容
知識試験は前日の講習会で学んだ内容から出題されますので、しっかりと復習をしておきます。
講習会で重要と言われていた箇所からの出題ばかりではありましたが、さっくりと「ココは後から見ておいて下さい」と言われたところからも出題されていました。
知識試験の合格発表は試験時間が終わるとすぐにありましたが、5名程度不合格の方がいましたが、殆どの受験者が合格されていました。ここで15分くらい前倒しでした。
適性試験内容
知識試験の合格発表があると、すぐに適性試験が始められました。
まあ、簡単な健康診断のようなもので、60歳くらいの大先輩も合格してましたので、基本的には大丈夫かと思います。
眼鏡・コンタクト及び補聴器を装着いる場合については、別の確認があるかもしれませんが、実際に装着している方で合格している方もいましたので、問題ないかと思います。
技能試験内容
前日の講習会のそのままですので、緊張せずに落ち着いて動作すれば良いです。
第一種銃猟免許の技能試験では、まず模造散弾銃(水平二連、上下二連の場合が多い)の点検、分解と結合を行います。技能試験での要注意は以下です。
まず、組み立てられた状態で散弾銃が置いてあるので、実包が装填されていないことを確認し、先台のガタツキ、開閉レバー、安全装置等を点検します。点検が終わったら銃器を分解してください。
その後、試験官が組み立てるように指示をするので、指示があったら分解した模造銃を組み立ててください。組み立てた後、薬室を開放することを忘れないで下さい。(上下二連や水平二連の銃の場合は開閉レバーを操作して銃を折る。)
全員の組み立てが終わると、模造弾を装填するよう指示があので模造弾2発を装填してください。射撃姿勢をとる場合は、銃身が水平射撃にならないように上の標的を狙ってください。
また、この射撃姿勢をとる際も合図があるまでは、用心金の中に指は入れません。脱包の指示があったら、装填した模造弾をすべて脱包します。
次に団体行動と銃器の受渡しをします。団体行動では銃口が他の人に向かないように注意してください。また、薬室を覗き、実包の有無を確認して下さい。
銃器の受渡しでは、模造銃を折った状態で、銃口を自分側に向けて相手に渡します。この際も実包の装填の有無を確認します。受渡しが終わると、銃を置くように指示があるので、不安定にならないように置いてください。
散弾銃による技能試験の後は、空気銃の操作の試験です。ポンプ式の空気銃の場合は3~4回ポンプをして、弾丸を装填する操作をした後、射撃姿勢をとってください。水平射撃の姿勢にならないように注意します。
鳥獣の判別では鳥獣16種(そのうち9種以上が狩猟鳥獣)の判別を行います。鳥獣の図画等を見て判別し、狩猟鳥獣の場合はその種名を答えます。
私が受けた試験では、6問が非狩猟鳥獣でした。
銃猟免許の試験では距離の目測の試験があります。試験官が示した所までの距離を答えます。目標物が写った写真を見せられて、実際の目標物を確認し、そこまでの距離を300m、50m、30m、10mのどれかを解答用紙に記載します。
それを終えれば、全行程が終了となり、終わった人から流れ解散でした。
私の手応えとしては、鳥獣判別は全問正解、猟具の取扱いは、分解の際に一瞬だけ用心金に指を入れそうになりましたがそれを一回取られたとしても、その後は致命的なミスはなし、距離の目測は全問正解なので、おそらく問題ないだろうと思います。
合格発表
合格発表は試験を受けて10日前後に都道府県のホームページで公開されているようです。山口県はこちらから。
私が受験した際も試験後9日後の正午に行われるとのことでしたが9時30分頃にホームページを確認すると更新されており、合格発表が出ていました。結果は無事に合格していました。
手応えとしては充分で、たぶん大丈夫だろうとは思っていましたが、いざ発表となると、やはりドキドキしてしまうものですね。
合格通知書
合格発表と同時に発送された合格通知書を受取り、指定された期間(合格発表の3日後から2週間)に所管する地区農林水産事務所へ狩猟免状を交付をされに行きます。
大体、地区農林水産事務所は田舎の方にあり、平日の9時から17時までの間に受け取りに行くこと自体が、難易度がかなり高いですよね。
地区猟友会会長からの連絡
合格発表された2日後に、私が住む地域の地区猟友会の会長からいきなり連絡がありました。
私は、これまで地区猟友会との接点は持っておらず、狩猟免許講習会の申請と当日に山口県猟友会との接点はありましたが、おそらくそこから私が第一種銃猟免許の合格の一報があり、連絡をされたのだと思います。
話の内容は、猟銃所持許可申請の手順を進めているかの確認で、現在の状況を伝えて、また次のステップに進んだタイミングで連絡を取ることになりました。
電話を切った後で気が付いたのですが、このタイミングで「余っているガンロッカーと装弾ロッカーがないか」の確認をしておけば良かったです。
狩猟免状
平日の9時から17時までの間に合格通知書と印鑑を持って、地区農林水産事務所へ行き、無事に狩猟免状を交付されれば、狩猟免許は完了です。
狩猟免状の交付の際に、地区農林水産事務所の方から初めて「おめでとうございます」と言って貰えました。何気に家族以外から言われたのは初めてだったと思います。
あとは、「地区猟友会にも入会される予定ですか?」と言うことも確認されました。私は「その予定です」と答えましたが、どういう意図だったのでしょうか。未だに理由がわからないままです。
並行して、教習資格認定の申請を進めていきます。
今回で必要な費用・書類
ここまでの手続で必要となった費用(書類取得費・切手等は除く):18,100円