【狩猟免許】銃猟デビューへの道#30【狩猟装備(グループ猟編)】
休日ハンターのちょーすです。
以前、単独猟編の狩猟装備についてまとめたので、グループ猟編をまとめていきます。
狩猟装備
基本的には単独猟の装備に加えて、無線等の装備が増えます。
そのため、服装は同じです。
常時持ち歩く物品
無線機
山の中での連絡方法は基本的には無線機で行います。
現在はデジタル簡易無線が推奨されていますので、こちらを使います。
また、そのままの状態だと獲物に声が丸聞こえですので、イヤフォンとマイクを取り付けます。
また大きな山で狩猟する場合は電波が弱くて通信出来ないこともあるので、その場合はアンテナを長いものに変えることで通信距離が延びます。
一部地域では未だに電波の強度が強いアナログ無線を利用しているようです。
しかし、利用するには無線免許の資格が必要なのと、2022年12月1日以降は350MHz及び400MHz帯のアナログ方式の周波数が使用できなくなります。
無資格でアナログ無線を使用すると、電波法違反となりますので、これから狩猟を始める方はデジタル簡易無線機を準備した方が良いです。
GPS
GPSは猟犬の位置や仲間の位置を確認するために使います。
国内メーカーではフルノが販売していました。
しかし、生産終了となっており、今後の先行きは不透明です。
ガーミンのGPSもありますが、こちらは現在の電波法上では違法とされています。
近い将来、狩猟にGPSを持っていけないという日が来ようとしていますが、全く考えられないです。
リード
自分が猟犬を持っていなくても、獲物を追っている猟犬が山から出ようとする場合、近くの人が捕まえる必要があります。
また、獲った獲物を山から出すために引っ張る必要があるので、少なくとも40キロ以上の重さに耐えられる頑丈なロープ・ワイヤーも必要です。
水筒・軽食
気温が寒いと思った以上、体力を奪われるので、バックパックに水筒や食糧も入れておきます。
水筒は片手で飲むことが出来る方が、何かと制約が多い山の中では都合が良いです。
保存が効く甘いものもカバンの中に入れておくと、何かあっても安心です。
折りたたみ椅子
地面にそのまま座ると体温が奪われるため、折りたたみの椅子もあった方が良いです。
特にグループ猟だと、犬が獲物を回してくるまでの時間があるので、待ち時間が多いです。
私は以前、傾斜でスペースが取れなくても座れるように1本足の椅子を使ってみましたが、バランスが取りづらく使うのを辞めました。
地面に直座りする場合は断熱クッションを敷くだけでも違います。
また山で忘れてしまうことがあるので、高級品でない方が良いです。
必要時に持っていく物品
解体用ナイフ
大型鳥獣の場合は小型鳥獣と違って小さいナイフでは皮が厚くて歯が通らないときもあるので、しっかりしたナイフも持っていきます。
個人的にはこのモーラナイフが鞘もあり、グリップも良いのでお気に入りです。
刃先が付いていない腸裂きナイフまであるとかなり便利です。
刃の真ん中あたりにノコが付いているので、ナイフを持ち替えずに胸骨も開くことが出来ます。
これは山では必要ないですが、枝肉にする際に肉切包丁も必要です。
長さが長すぎると取り回しがしにくかったり、短すぎると効率が悪くなるので、自分の好みにあった長さを探します。
ゴム手袋
肉を痛めない為にも腸は早く出して、少しでも早く冷やします。
この時は前掛けまでは不要ですが、腹を出すのにゴム手袋はあった方が良いです。
腹を出すだけであれば肘までのゴム手袋でも大丈夫ですが、そのまま解体まで使うのであれば、肩までのゴム手袋が良いと思います。
ホッカイロ
常時必要ではないのですが、あまりに寒い日にはハクキンカイロだけでは足先が冷えてしまうので、爪先用の使い捨てカイロもあった方が良いです。
待ち時間が長いと、末端がかなり冷え、凍傷になりかけます。
まとめ
この装備はあくまで山に入る最低限の装備なので、猟犬を連れる場合や獲物が取れた場合の対応は入っていません。
あくまで、一緒に狩猟に行く方々に迷惑を掛けないための装備として見て頂ければと思います。
またオススメの装備等があれば、是非共有して欲しいなと思います。