【福岡市】THE LIVELY福岡博多【ライフスタイルホテル】
経営戦略コンサルタントのちょーすです。
新しいコンセプトのホテルに宿泊しました。
THE LIVELY 福岡博多
福岡市博多区中洲にあるライフスタイルホテルです。
ライフスタイルホテルとは、デザイン性の高い空間と宿泊に留まらない付加価値があり、革新的で個人的なサービスを提供するだそうです。
スタッフの方もお洒落な方が多く、良い意味でホテルっぽくないです。
個人的には髭やタトゥーがあるスタッフの方もおり、従来のホテルではそのままでは働くのが難しそうな方でも、自分らしいスタイルのままで働けると言うのは、考えさせられました。
チェックイン
チェックインは当日に届くメールから自分のスマートフォンでも出来ます。
勿論、レセプションでも出来ます。
ルームキーひとつ取っても、キーとケースのデザインが合っていてとてもオシャレです。
スタッフの方から細かい説明はなく、案内を渡されてチェックインが完了です。
ついにWi-Fi接続をQRコード表示をしているホテルに巡り会えました!
ルームサービスの注文やチェックアウト等が自分のスマートフォンからやり取りができます。
ハード的なデザインも洗練されていますが、ソフト的なデザインも洗練されていて、サービスが合理的で無駄がないのは素晴らしいです。
おそらく一般的なホテルより、2割くらい少ない人員数で回せているのではないでしょうか。
客室
スタンダードダブルに宿泊しました。
広さは12㎡程と決して広くはなく、むしろ狭いくらいですが、机がないため圧迫感はそこまでありません。
シェルフから引出式テーブルを出せば少々の作業は出来ます。
客室はスタンダードダブルの他に、スタンダードクイーン・スタンダードツイン・デラックスツイン・コンフォートロフト・デラックスロフト・シアターダブルの全7種類があります。
ホテルで2段ベッドがあることに驚きますが、確かにグループでの宿泊だとかなり楽しそうです。
確かに考えてみると、2段ベットがある宿泊施設は古びた研修施設にはありますが、このようなオシャレなホテルにあれば、泊まりたくなるかもしれないです。
因みにエレベーターホールもオシャレです。
ドアサインもカッコ良い感じです。
赤いエレベーターはTHE LIVELYのもので、他にThe Millennialsのエレベーターもあります。
エレベーター内は流石に外程ではないですが、内装を綺麗にしており、案内もボードに貼られています。
デザインも同じテイストで、同じような色味となっていて、一貫性が感じます。
THE LIVELY BAR
ホテル中央には2階まで広がる開放的な吹き抜け空間の中央にあるロビーバーがあります。
かなりスタイリッシュに仕上げられており、写真を撮りたくなるようなデザインです。
かなり広いドリンクバーです。
自由に使うことも出来る椅子やソファもあります。
17:30から18:30までの1時間はハッピーアワーと言うことで、宿泊者はフリードリンクの生ビールと自家製レモンサワーが飲み放題になります。
もちろんソフトドリンクもあります。
まずは生ビールを頂きました。
時間内であれば、何度でもお代わりすることが出来ます。
一角にはメイクを直したり、自撮り写真を撮って印刷出来る設備があります。
綺麗に取れるように照明がバチバチに焚かれています。
THE LIVELY KITCHEN
レストランは2カ所あり、こちらは1階のレストランで、和食とイタリアンの創作料理です。
ちなみにもう1つのレストランは地下1階にある和食の「旬菜万葉」です。
こちらのお店では食べていないのですが、ホテル側の雰囲気とは大分違いそうです。
ディナーだけでなく、ブレックファーストやランチも営業しています。
ハッピーアワーの飲物はここに持ち込むのは出来るので、食事の時間を被らせたら、生ビールとレモンサワーは飲み放題です。
スタッフの方も「折角なので是非フリードリンクを取りに行って下さい」と言って頂けるので、気兼ねなくお代わりをしに行きます。
もちろん、ドリンクメニューもあります。
ショートコースディナー
ショートコースディナーが含まれている宿泊プランだったので、1階のレストランで頂きました。
アミューズ
タコとオレンジの和物です。
必要最小限でしか調味料等の人の手を加えず、素材自体の美味しさを感じられる繊細な料理でした。
前菜
プレミアムビーフのクレープです。
前菜にしてはボリュームがあります。
野菜の種類も多く、一口の中に様々な風味を感じられ、具材のバランスが非常に良かったので、噛めば噛むほどに味が重層的に重なってきました。
オリジナルフォカッチャ
フォカッチャは薄めに焼き上げられています。
大葉のオリーブオイルを付けて頂くと、オリーブの香りの間から大葉の風味も感じます。
スープ
とうもろこしの冷製スープでした。
しらすととうもろこしのかき揚げが添えられています。
丁寧な裏漉しで、かなり滑らかな口当たりで、とうもろこしの甘味がダイレクトにかんじられます。
パスタ
鮑の冷製カッペリーニです。
半生くらいの鮑がコリコリの食感で、カッペリーニの歯応えとのコントラストが楽しかったです。
肉料理
豚肉のパン粉焼です。
豚肉への火の入り加減が絶妙で、赤身の旨味がしっかりと引き出されていて、またパン粉に塗されたハーブの風味も絶妙で、最高に美味しかったです。
デザート
4種類のデザートの選択肢があり、その中からモンブランを頂きました。
搾りたてなので、モンブランもフワフワです。
朝食
サラダ・パスタ・シリアルの副菜です。
4種類のクロッフルから1つを選んで頂きます。
明太子クリームのクロッフルを頂きました。
初めてクロッフルを食べましたが、生地の甘味と塩味に具材の調和が面白いです。
クロワッサンをワッフルの機械で挟んで焼くので、クロッフル。
LIVERALLY
宿泊者は自由に使えるロビーラウンジ・コワーキングスペースもあります。
「.andwork」というサービスで、宿泊者以外の方も使えるコワーキングスペースとなっています。
1日料金のプランでは、ハッピーアワーも楽しめるようです。
中央にビリヤード台があり、それを取り囲むようにソファやテーブル等が配置されています。
キッチンやケトル・電子レンジ・ドリンクバーがあり、自由に使えます。
コワーキングスペースがあれば、客室にデスクを置く必要もなくなり、1室あたりの面積を減らすことが出来るので、費用対効果も高いです。
まとめ
初めてライフスタイルホテルを体験しましたが、ただ寝るだけのホテルではなく、また堅苦しいブランドホテルという訳ではなく、スタッフの方も含めて自分らしくある、自分らしさを思い出すような自由な空間という感じがしました。
どこまで宿泊以外の付加価値を高めていくのかが、ホテル経営的には難しいとは思います。
机等の客室に必ずしも無くても良いものは共有・シェア化するという発想は、他の物事にも応用出来そうです。
廊下等の共有スペースはどこもデザインされていて、コンセプトの隙の無さを感じました。
またこのホテルはThe Millennials 福岡というカプセルホテルが併設されています。
1名当たりのコストを最大限効率化させているのが、そこからと垣間見えます。