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【狩猟免許】銃猟デビューへの道#32【鳥獣判別(陸ガモ編)】

休日ハンターのちょーすです。

狩猟免許の試験で鳥獣判別がありますが、実猟での鳥獣判別とは違うので、実猟向けにまとめました。

鳥獣判別

狩猟免許での試験問題は教本と同じイラストが使用されるので、言ってしまえば鳥獣の特徴だけでなく、雌雄の向きや背景等を丸暗記するだけで合格します。

しかし、いざ実猟となると当然背景等に頼る訳にもいかず、また距離が遠くてよく見えなかったり、見やすい横からではなく、後ろからしか見えない等と向きが違い、その特徴が判りづらかったりします。

距離が遠く、天候次第では赤色・茶色や緑色・青色がと言った同系統の色の違いも判別し辛くなります。

そのため、パッと見て、瞬時に見分けられるように、訓練しておく必要があります。

陸カモ類

狩猟鳥獣の鳥類の中でも美味しい陸ガモをまとめます。

陸ガモでも食性によって大きく味が変わり、ドングリ等の木の実を食べる個体は脂が乗って美味しいです。

逆に藻等を沢山食べている個体は独特な臭いが肉に付き、美味しくないようです。

陸ガモ類は水面に居る時に尾が上に沿っています。(海ガモは水面に沿った方向に向いてます。)

陸ガモ類の狩猟鳥獣は7種類です。

メスの判別はかなり難しいので、私は近くにいるオスで見極めています。

嘴が黄色

まずは嘴の色から判断します。

嘴の色が黄色であれば、狩猟鳥獣になります。

赤色や桃色は非狩猟鳥獣です。

頭の色

嘴の次に見分けやすいのは頭の色になります。

大きく青色・緑色系統か茶色・黒色系統に分類されます。

まとめ

上記をまとめると以下になります。

嘴の色
└黄色
 └全体が黄色
  └マガモ(頭の色が青色)
 └先のみ黄色
  └カルガモ(頭の色が茶色)
└黒色
 └頭が青色・緑色
  └胴体が灰色
   └ヨシガモ(頭頂部が茶色)
  └脇腹が茶色
   └ハシビロガモ(嘴が大きく扁平)
  └頭部が2色(青色・クリーム色)
   └トモエガモ【非狩猟鳥獣】(特徴的な配色)
 └頭が黒色・茶色
  └全体が茶色
   └首が茶色
    └ヒドリガモ(頭頂部がクリーム色)
   └首が白色
    └オナガガモ(尾羽が長い)
  └一部に青色
   └コガモ(カモ類の中でも小さく、尾部がクリーム色)
└赤色・桃色
 └頭の色が2色(赤色・クリーム色)
  └オシドリ【非狩猟鳥獣】(特徴的な配色)
 └頭の色が黒色
  └マガン【非狩猟鳥獣】(カモ類より大型)

猟期以外でも見分ける練習をして、いざ猟場で見つけた際に、すぐに判別できるように練習しておきましょう。

私は鴨撃ちを始めてから、川や池にいる鳥を見ては何の鳥か当てるような練習をするようになりました。また、どのような時にどのような場所にあるのか等の習性も一緒に観察しています。

もはやハンティングというよりは、バードウォッチングになりつつあります。

間違えて誤認捕獲した場合には、鳥獣保護管理法違反となり、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられます。

恐らく狩猟免許の剥奪までではないとは思われるものの、注意をしましょう。

またもし雌の判別までしたいという方がいましたら、こちらの書籍が雌の外見的特徴(季節や年齢の変化も含め)をかなり詳細にまとめてあるので、オススメです。