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【はじめの一歩】書評 うまくはやく書ける文章術 | 山口拓朗

こんにちは。

SNSやブログに文章を書こうと思っても「何を書けばいいのかわからない」、「何から手をつけたいいのかわからない」となっていませんか?


文章を書きたい気持ちはあるし、題材も決まっている。

でも、それをどう料理していいのか分からない。。。

漫然と書くよりは上手に書いて、多くの人に読んでもらいたい。
欲を言えば手間もかけたくない。

要するに書き方は分からないんだけど、はやくうまく文章を書きたい。

今回紹介する書籍の内容は、そんな欲張りな方にピッタリの1冊です。


こんな疑問を持つかたもいらっしゃるかもしれませんね。

「うまい文章、うまい文章というけれど、どんな文章であればうまいのか。」


これに対する本書(著者)の答えは以下です。

本書では、「うまい文章」とは、「目的を達成できる文章」だと定義します。
うまくはやく書ける文章術 P.12より

とういうことは、うまい文章を書くためには目的設定が必要ということがわかります。

後で詳しく書きますが、いきなり書くのではなく準備が大事。
準備がしっかりできていれば、うまい文章が書けたも同然なんです。

しかも準備が出来ているので、はやく書くこともできる。


文章を書く目的は千差万別だと思います。

ただし、全ての書き手(あなたも含まれます)が意識することがあります。

それは読者を意識し、読者のためになることを発信する。


本書では以下のように表現しています。

「読む人に貢献すること」
はやくうまく書ける文章術 P.14より

この意識が抜けてしまっていると、他の目的がしっかり設定されていてもうまい文章にはなりません。

あなたが書いた文章は誰が評価するのか。
それは書き手ではなく読み手(読者)です。

内容が読者の方を向いていなければ、それはただの自己満足的な文章として評価され、
文章が下手な人という烙印を押されてしまいます。


せっかく書いた文章、そんな残念な結果にならないためにも、読者に貢献するという意識を持っていきましょう。


「はやく うまく書ける文章術」のポイント

「はやく うまく書ける文章術」のポイント

書く前の準備をしっかりする

ポイント1 書く前の準備をしっかりする

冒頭でも書きましたが、うまい文章を書くためには準備が欠かせません。
準備がしっかり出来ていればうまい文章が書けたも同然。

書くことも決まっているので、時間短縮にもなって一石二鳥ですね。

著者は準備を8つのフェーズに分けていますが、その中から特に重要と思われる部分をお伝えします。

①読者ターゲットを明確にする
②読者ターゲットのニーズを把握する
③文章の目的を明確にする
うまくはやく書ける文章術より

他5つのポイントは、ぜひ本書で確認してみてください。

上記にあげた3つをまとめると、、、
誰に何を伝えるか」というシンプルで基本的なこと。

「誰に何を伝えるか」は文章の軸だと私は思います。
軸がしっかりしていない文章は読んでいてもしっくりこないし、なんだか分かりづらい。。。 となりがちです。


書き始める前にもう一度、「誰に何を伝えるのか」ということを自問自答してみてはいかがでしょうか?


メモを習慣化する

ポイント2 メモを習慣化する

メモを習慣化することによって、文章のネタがたまっていき題材に困らなくなります。

著者が言うには文章がうまい人はアンテナを高く張っている。
つまり、情報収集が上手ということ。


メモを活用することで、文章がうまい人に近づける。

さらに、ネタを集めるだけでなく以下の効果も期待できるとのこと。

①記憶効果
②情報生み出し効果
③気づき効果
④アイデア効果
うまくはやく書ける文章術より

ネタや情報をストックしておくだけでなく、メモの中にある情報を掛け合わせて新しアイデアをうみだすことも可能。

メモは、そんなに大変ことではないので気軽に始めてみたいですね。

メモにまつわる書籍も多く発売されているので、そういった書籍を活用して自分だけのメモ帳やメモ術を完成させるのも面白いと思います。


まずは、お気に入りのメモ帳を探すところからでしょうか(笑


公開するまで気を抜かない

ポイント3 公開するまで気を抜かない

小学生のときに先生から「家に帰るまでが遠足」と言われませんでしたか?
いきになりなんだ。と思われるかもしれません。

これは、家に帰るまで注意して、気を抜かないように。ということ。

文章にも同じ。

一通り書きたいことを書けば、それで終わりではありません。
その後の誤字脱字チェックや冗長性のチェックなどなど。

何度も読み返して、確認して完成度を高めていく。

一度書けば終わりではないのです。

プロの作家さんやライターさんでも一度でバシッと決まる文章を書ける人は少ないと思います。

書いたあとに、編集の方と打ち合わせを行い、何度も修正したあと私たちの手元に届く。

それだけ書いたあとの確認作業や修正は大事ということ。

著者が考える確認ポイントとして以下を挙げています。

・情熱で書いた文章をどんどん削る
・読点(テン)を正しく打つ
・語尾に変化をつける
・「読み手を意識する
  読み手を意識する4つのポイント
  →時間を空ける
  →印刷して読む
  →音読する
  →他人に読んでもらう
はやくうまく書ける文章術より


書くことに意識を集中してしまいがちですが、書いたあと気を抜かずに作業したいですね。


まとめ〜読者ファーストで書いていく〜

まとめ 読者ファーストで書いていく

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
いかがだったでしょうか?

うまく、はやく書くことをポイントとして紹介しました。
ポイントとして3つ書きましたが、どれも難しいことはなく、基本部分ではないかと思っています。

その基本が難しいいんですけどね。

一度に全てを行おうとすると、中途半端になってしまうので少しずつ身につけていきたいですね。


なんと言っても、読者貢献。
これです!!


——ポイントのおさらい—————
・下準備をしっかりする
・メモを習慣化する
・公開するまで気を抜かない
————————————————

それでは、失礼します。


本の情報

タイトル:何を書けばいいかわからない人のためのうまく はやく書ける技術
著者:山口拓朗
ISBNコード:978-4-534-05375-6
発行日:2016年4月1日
発行所:株式会社日本実業出版社

目次
第1章:文章の良し悪しは「情報整理」で決まる!
第2章:STEP1 素材集め「あっち情報」を集める
第3章:STEP2 素材集め「こっち情報」を集める
第4章:STEP3 うまい文章への最短ルート!レバレッジを最大化する「見取り図」ワーク
第5章:STEP4 文章あてはめフォーマット術
第6章:番外編 SNSで使える文章術
第7章:STEP5 完成度をカクダンに高める「磨き上げの技術」

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