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【書評】死ぬほど読めて忘れない 高速読書 | 上岡正明

——この書籍がオススメな人——————
・読書スピードを上げたい
・読書を成果に結びつけたい
・多読したい
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こんにちは。

速読が流行り、マスターしようと頑張った方も多いかもしれません。


私も速読をマスターしようと本を買い、練習してみましたが挫折しました。。。

1ページを写真のように記憶、眼球を鍛えて目を速く動かすというもが一般的かなと。


しかし、著者によれば意味がなくマスターするのは至難の業。


マスターしたところで、速く読めるけど内容はほとんど覚えていないという実験結果も出ているほど。


速読を否定するつもりはありませんが、せっかく読むのであれば内容は覚えていたい。


今回紹介する高速読書は速読とは似て非なるもので、速く読め、記憶にも残る。

さらに、特殊なトレーニングも必要ない。

そんな上手い方法があるの? と思うくらいです。


著者は高速読書のメリットとして以下の5つを挙げています。

1.高速で読める
2.内容を忘れない
3.仕事や生活でアウトプットできる
4.レッスン不要。すぐに実践できる
5.すると、人生はどんどん豊かに!
高速読書 本文より

今回はこのうち、1と2に注目。
2ができれば必然的に3ができ、3を継続すると5が達成できる。
全ては繋がっていると私は思います。


それでは、実際の内容に入っていきましょう。


「高速読書」のポイント

「高速読書」のポイント


30分で1冊を読み終える 

ポイント1:30分で1冊を読み終える

著者が提唱する高速読書には2つのパターンがあります。
どちらのパターンも1冊を30分で読み終えるというもの。

パターン1

1回目:15分
 全ページを読む、重要なページをドッグイヤー

2回目:10分
 ドッグイヤーしたページを読み、重要な箇所を青ペンでメモする

3回目:5分
 メモのページを読む
高速読書 本文より

こうすると、無駄な箇所が順々に減っていき、自分にとって本当に必要なものが残る。

必要な情報が濃くなるので覚えることも少なく、記憶にも定着しやすくなる。

1回目 〜 3回目を時間と場所をずらして行うことで、効果を最大限にすることができるとのこと。

例えば、
 1回目:朝(出勤前や電車の中)
 2回目:昼(休憩や昼食時)
 3回目:夜(帰宅後や就寝前)

この方法は普段の読書向き。


パターン2
 各章を短時間で2回読み、3回目は全体を通して読む。
高速読書 本文より

例えば、5章だての書籍であれば1章にかけられる時間は5分。
1章の1回目は3分、2回目は2分
2章の1回目は3分、2回目は2分
~~~
3回目は全体を通して5分で読む。

読む順番が違うだけで、ドッグイヤーしたり、青ペンでメモ書きするのはパターン1と同じ。

こちらは、自分にとって難解な本や資格試験などに向いている。


私はパターン1の方法でしか読んでいないのですが、慣れるまでは本当にこれでいいのかと不安になりました。
確かにレッスンは必要ないですが、自身のトレーニングは必要だと感じています。


読書の目的を明確にする

ポイント2:読書の目的を明確にする
高速読書を始めるときは、まず読書の目的を明確にすることが大事です。
高速読書 P.90より

なぜ、その本を読むのか。
その本から何を得たいのか。

読書を始める前に目的を明確にすることで、読書の効果を上げることができます。

著者によれば、目的を持つことで関連する情報が目につきやすくなるとのこと。


その本から得たいものがあるから、購入していると思います。

なんとなくタイトルが面白そうと思っても、なぜ面白そうと思ったのかを掘り下げていくと、目的が見えてくる。


読書を始める前にちょっとした手間(1分間くらい)をかけることで、読書の効果をさらにあげられるのであれば、実践しない理由はないですよね。



ポイント3に挙げるアウトプットノートを活用することもオススメします。


アウトプットノートで行動に結びつける

ポイント3:アウトプットノートで行動に結びつける

本から得たもの、アウトプット方法をアウトプットノートにまとめることで読書の効果を高めることができます。


こう書くと読書ノートと何が違うの? と思う人もいるかと思います。


著者いわく、全くの別物


読書ノート・・・感想や共感した部分を長文でまとめる
アウトプットノート・・・得られたものを箇条書きでまとめる


では、具体的に何を書けばいいのか。

  1. 読書の目的

  2. 書名、著書名やメモ

  3. エッセンスを20文字以内で箇条書き

  4. 行動プランやアクションを箇条書き



とにかくシンプルに簡潔に書くのがアウトプットノートのミソ。

読んだ本を行動に結びつける際の指針やヒントになりそうなことをシンプルに書いていくものです。
高速読書 P.149より


アウトプットノートを活用して読書の効果をさらに高めていきましょう。


まとめ〜高速読書で人生を豊かにする〜

まとめ:高速読書で人生を豊かにする

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
いかがだったでしょうか?


高速で本が読めるだけでも嬉しいのに、さらに記憶にまで定着するのは嬉し過ぎますね。

慣れるまで大変だと思いますが、高速読書を自分のものにできれば、最強の武器を手に入れたと言っても過言ではありません。


高速読書を身につけて、著者がいう豊かな人生を手にいれちゃいましょう。

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ポイントのおさらい
・30分で1冊を読み終える
・読書の目的を明確にする
・アウトプットノートで行動に結びつける
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それでは、失礼します。


本の情報

タイトル:死ぬほど読めて忘れない 高速読書
著者:上岡正明
ISBN:978-4-7762-1052-8
発行日:2019年9月2日
発行所:株式会社アスコム

目次
第1章:高速で読めて、記憶に残る! 脳科学が認める最強の読書術「高速読書」
第2章:高速読書を成功させる すごい読書テクニック
第3章:読書を成果に変える! アウトプットノートの書き方
第4章:高速読書で脳力をあげれば、人生まで豊かに変わる!

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