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稲ほ舎「不耕起栽培」プロジェクト②~苗代づくり~

苗代づくりは、お米の一生の始まりになる大切な作業!
今回は、稲の苗代を作る作業についてお届けします。

種の苗代を作り

まずは、草むしりからスタート。
草むしりをする前日は晴れていた方がいいそうで、絶好のスタート日和となりました。

朝8時半から1人で始めた草むしり。
まず、体勢がキツかったとのこと(笑)

1人でもくもくとやっていて、しんどい~と思っていたところ、手の空いたスタッフが手伝ってくれて、無事終了。

まずは、スタートラインに立ちました!


鎌をつかってきれいにしていきますよー!


表土を削る

鍬を使って、草の種が落ちている表面の土を削り取ります。
(鍬使ったの、初めてだったとつぶやくアサミさん笑)

サンダルはないやろ~と、途中で社長に突っ込まれていました(笑)

その上に、社長が用意してくれていた種もみを撒いていきます。現在、種まきや育苗の真っ最中なので、種もみもすぐに準備してくれました!

種もみを軽く握り、上からぱらぱらとまいていきます。種と種のあいだが空いてないといけないそう。

パラパラ~と、まいていきます。

「種もみがまとまっていると、苗の生育が悪くなる」と、参考にしている本に書いてあったので、間隔が密になっている場所がないように、注意して作業を進めていきました。

重なっている子は、離れようねー!


覆土(ふくど)を掘る

種もみの上にかぶせるための土(=覆土)を準備します。

ミニ田んぼの反対側の土を掘って、草の種が混ざっていない下の方を覆土にします。下の方の土は固いので、手でほぐして柔らかくしていきました。

私も少しだけ手伝わせてもらいましたが、昔の人はこの作業をずーっと延々
とやっていたんですよね。

ミニ田んぼの一角での作業でしたが、この作業を大量に毎日やっていたのかと思うと、本当に頭が下がります。

柔らかくなった覆土を、種もみの上からかぶせていきます。

手でこすり合わせるようにして、かぶせていきます。


土をかぶせたら、上から手で「鎮圧」していきます。(農業用語って、普段使わない言葉があって面白いですよね)


鎮圧中。


草をかぶせる

最後に、草むしりしたときにとっておいた、青めの草を上からかぶせます。鳥よけに木の枝ものせて、完成です!!


草のお布団。


その辺にある木の枝。


【アサミさんの感想】
こんだけしかしてないのに、大変だった。疲れたー!筋肉痛がすごい。早く芽がでてほしいなー。その日のビールはうんまかったー!

果たして、芽は出たのでしょうか!?
また次回をお楽しみに♪

【ちひろの追記】
GW中に、この不耕起栽培スタートのきっかけとなった、原田マハさんの「生きるぼくら」を読みました。メインテーマは米作りですが、いじめやひきこもり、認知症といった社会問題も絡んで物語が進んでいくので、ぐいぐい引き込まれます。丸一日、この本片手に過ごしていました。

小説を参考に米作りをしていると聞いたら、現実味がないと思う方もいるかもしれません。でもこの本の米作りの描写はすばらしいのです。それもそのはず。マハさんは米作りのすべてを体験されているそう。実体験があるからこその克明さを感じました。その描写のリアルさは、あとがきを担当し、ご自身も米作り経験のある落語家の桂南光さんも言っています。

米作りをしていても、していなくても、元気をもらえる1冊ですので、面白そうと思った方はぜひ、どうぞ!


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