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稲ほ舎「不耕起栽培」プロジェクト⑦~やばい!水入れ忘れた!!~

不耕起栽培を始めて、約2か月。

今回の不耕起栽培プロジェクトでは、「ネットは見ずに本で調べたことを実践していこう!」と決めていたアサミさん。

田植えが終わり、ホッとひと息ついていたところで

「水張らなくていいの?」

と、田んぼチームのメンバーに言われて、「あれ?そういえば…」と思い、本ではうまく確認できず、思わずYou Tubeさんを検索してみたところ…

「水を張り忘れてたーーーーーーー泣泣泣!!!」


大急ぎで水を入れることに。
でも、自然栽培やっているのに、水道水入れるのはいかがなものか…ということで、急遽川の水を引き上げることに。


川の水をポンプで吸い上げます。


社長が手伝ってくれました。

このお水は、稲ほ舎のお米が育つお水と同じ「手取川からのお水」です。

いざ、放水!!

手取川は、石川県最長の河川。
流れが急で、昔は暴れ川として有名だったそうです。

大雨や台風になると、水量が一気に増え、家や田畑を飲み込み、
夏の日照りが続くと水が極端に減ってしまうような川でした。

そんな暴れ川だった手取り川から、安定して取水し、田に水が行き渡るように「七ヶ用水」が江戸時代に作られました。

その七ヶ用水の水で、今お米を作ることができています。

さて、自然栽培の田んぼにも七ヶ用水の水を入れていくのですが、
ここいきなり農業用語レッスン!

「ミナクチ」と「ミト」って聞いたことはありますか??

ミナクチとは水の取り入れ口。
ミトは水の出口のことです。

通常の田んぼでは、ミナクチから水が入ってきて、ミトから水が出ていくので、ミトに板をあてて水がでていかないようにします。そうすると田んぼにお水がたまるのです。

詳しくはこちらのインスタの投稿をどうぞ!
動画つきです。

左側にうっすら見える銀色の板が、
お水が出ていかないようにするためのミト板です。

自然の田んぼでは、先ほどの写真にあるように、ホースからお水をだし、排水口に板をあてて水が出ていかないようにします。

「今までごめーーん泣!!!」と謝りながらお水を入れたというアサミさん。

「葉の色が薄いから、栄養が足りてないかもね…」と社長と田んぼチームのメンバーに言われ、若干心が折れそうになっています。。

今回は無肥料・不耕起でやってみようということなので、土の栄養状態が万全ではないのが要因かもしれません。

とりあえず、やれるところまでやってみよう!と毎日様子を見ているところです。

ちょっと色が薄いのが気になっています。
栄養足りてないのかな。。

追記。
お水があまり張っていないように見える自然の田んぼですが、実は水の保水力があまりない土みたいなんです。

通常の田んぼでは代かきといって、田んぼの土を耕し、トロトロにする作業があります。ですが、今回は不耕起ということでその作業をしていないので、土が荒い状態です。そのため、水が抜けやすいようです。

川のお水をずっと流しておきたいのですが、なんせ勢いが強く、稲たちが傷ついてしまうので、ずっと放流できないというのもあります。

試行錯誤しながら、進めている稲ほ舎の小さな自然栽培の田んぼです。

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