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エッセイ「石橋を後ろ向きに渡る」

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未来の自分に、名も知らぬあなたに向けた日記。
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#コラム

2021/2/24「回顧録」

 適当に生きている。  ここ最近は、自分の生き方の不真面目さを痛感することが多い。暗い方…

稲穂
3年前
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2020/06/10「生きることは正義か」

  生きることは正義だろうか。  「死ぬこと以外、かすり傷」だなんて、笑いながら姉と話す…

稲穂
4年前
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2020/03/22「偶像崇拝禁止令」

 思っていたよりも長い時間を過ごしてきたらしい。  インターネット上の繋がりなんて目に見…

稲穂
4年前
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2020/01/07「願い」

  「生きることが許されないのなら、せめて死ぬことくらいは許してくれよ。」 そう言ってい…

稲穂
4年前
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2019/10/31「今日も黄色い線の内側で。」

 駅から一山超えた先にある私の住居は、もうすでにこたつを出したいくらいに寒い季節になって…

稲穂
4年前
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2019/8/11 「帰ってくる場所」

 虫の鳴く声と遠くで踏切の音がして、電車の走る音が聞こえてくる。外では心地よい風が吹いて…

稲穂
5年前
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2019/8/02 「次は私の番だから。」

 20歳というのは、なんだか大切な年らしい。それは通過儀礼として成人するとかいうそれだけの意味ではなくて、自分はどんなものが好きで、嫌いで、どんな性格であるのか、所謂「アイデンティティ」というものがお団子のようにくるくるとまとまってくる、そんな時なのだ。 ―――――――――――――――――――――――  今年の1月に成人式があった。その際、小学校、中学校時代の担任から、当時の作文や掲示物がつまった紙袋を渡された。その中に当時小学6年生だった私からの手紙が入っていた。家に帰

2019/7/31「絶望には銃口を。そして世界に希望を。」

 友人と映画館で「天気の子」を観た。正直なところ、そんなに期待をしていなかったのだが、驚…

稲穂
5年前
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2019/7/10 「つまりは、ヒモになりたい。」

 今日も雨が降る。この間までの雨にはうんざりしていたはずなのに、今日の雨はどこかほっとす…

稲穂
5年前
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2019/7/25 「ねぇ、神様。」

 今日はとても心臓がうるさくて、ぞわぞわする。たまにそういう日があって、「今日はそういう…

稲穂
5年前
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