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技術系(エンジニア職)採用面接の評価ポイント

最近、ひょんなことから技術系(エンジニア職)の面接官として採用者を評価するためのポイント(5つあります)を学ぶ機会がありました。

当然ながら面接官は合否に関して完全に独自に判断している訳ではなく、ある程度見るべきポイントが事前に擦り合わせられています。そうしないと面接官との相性や好みで合格者に偏りが出てしまうからです。

今回共有する内容は基本的には技術系中途採用の管理職クラスを想定していますが、考え方自体は新卒採用や昇進試験、別の職種でも適用できると思います。面接官が見ているポイントを受験者が事前に知っておくことで面接を有利に進められることは言うまでもないでしょう。また、準備段階においてもこれらの観点を意識しておくことで必ず評価の高い回答が出来ます。

評価ポイントの前に、一般的な技術系の管理職のスキルを説明したいと思います。

管理職に必要なヨミ、ハラ、ウデのスキル

管理職には一般的にヨミ、ハラ、ウデの3つのスキルが重要と言われています。 

 まず、ウデとは専門技術力と一般マネジメント力のことです。技術系の人材は専門分野では強いが、一般マネジメント力が弱い人が意外と多いです。マネージャーは人を動かさねばならないので、技術職と言えどももちろんコミュニケーション力が大事です。コミュニケーションとは、究極的には相手の話を聴くことです。判りやすく話すことも重要ですが、最近は、聴くことがより大事だと言われています。

 次にハラです。ハラとは、度胸のことです。面接で度胸をつけるには、飲んでかかる、場数を踏む(経験)、知識を持つ(事前情報収集)ことが重要になって来ます。これを身に付けるにはそれぞれ下記の様な準備が必要でしょう。
・飲んでかかる:面接官を試してやると言う意気込み、面接官を感心させる周到な準備
・場数を踏む:面接練習、発表を行う、大きな声、人前で話す、自分の考え・主張を持つ
・知識:合格した人と面談し、何を聞かれた、どんな準備をした、等の情報を収集する

最後にヨミです。ヨミは、先のことを考えることです。自分が関係する技術や事業の3年から5年先のことは常に考える癖をつけることが大事です。つまりビジョンを持つことでもあり、これにはドラッカーなどの経営本を読むことも効果的でしょう。

ここから先の有料部分では面接官に事前に共有されている評価の5つのポイントを公開します。私が携わった採用面接では面接官がこのポイントを元に採用者の評価レポートを書くことを求められていましたので、どの面接官もここにフォーカスして評価を実施していました。汎用的な視点だと思いますので、どの技術面接や他の職種、新卒の面接などでも有効なものでしょう。

面接官が重視する評価ポイント5つ

では早速、面接官が評価するポイントです。

下記の5つが評価ポイントとされていました。

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