アドラバースト。#3

インフルエンザが流行り出す時期がもうそこまで来ている。パートさんのお子さんがかかったと聞いたら、そのパートさんが翌週にかかってたりと大変だ。
年一の僕の旬も近づいているということだ。

実は、僕は特殊能力を持っている。その能力とは、「どの型のインフルエンザにもかからない能力」である。人生でインフルにかかったことはない。そして、これからもないだろう。なぜなら、学級閉鎖になるほどクラスで流行っていてもいつも生き残ってきた。同じ班(5人組の給食を食べる班)で回し飲みをしたら、僕以外の4人はインフルに感染したという逸話もある。昨年のピークにはバイト先でインフルになる人が増える中で、マスクをせずに何百人ものお客さんのレジを打った。でも、発症しなかった。
そう、僕はインフルのウイルスをも焼き尽くすアドラバーストを持っているのである。笑
※アドラバーストとは、最近ハマっている「炎炎ノ消防隊」というアニメの主人公が生まれつき持つ特殊な炎である。

だから、インフルが流行る時期になると自分が無敵のヒーローなのではないかと思ってしまう。救いようのない痛いヤツである。
早退した子に宿題を届けに行ったり、インフルが流行って人員が減ったバイト先に緊急出勤したりとヒーローは忙しくなる。年一の僕の活躍の時期がもうじき来ることだろう。今年も世のために活躍したい。

高校生くらいからは数年に一度しか体調を崩さなくなった。丈夫な身体に産んでくれた母には本当に感謝している。インフルの母の代わりに弟妹の面倒を見た頃もあったけど。そのための丈夫な息子なのか。

みなさんもインフルにかかったら僕を呼んで、助けに行くから。なんちゃって。
気を引き締めて今年もインフルに打ち勝とう。
#エッセイ #インフルエンザ #アドラバースト

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