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趣味は「映画と読書と音楽」と言っても良いですか? vol.325 映画 クリスチャン・デュゲイ「世界にひとつの金メダル」
こんにちは、カメラマンの稲垣です。
今日は映画 クリスチャン・デュゲイの「世界にひとつの金メダル」(2013/仏=加)についてです。
![](https://assets.st-note.com/img/1674917932769-jxZhrNWdpE.jpg)
馬術のスポーツ映画。
実際に弁護士から馬術の選手に転身して、ソウルオリンピックで金メダルを取ったフランス人ピエール・デュランの半生を描いている。
馬術はなんとなく日本ではマイナーなスポーツのイメージだが、フランスではまた違うかもしれません。
これも安易だが馬術はお金持ちのスポーツと言うイメージがある。
なので金メダリストのスポーツ映画はいっぱいあると思うが、馬術というお金持ちでマイナーなスポーツを描いているのが、他と違ってこの映画は興味深い。
家族や恋人、飼育員との人間ドラマや馬との交流なども描いているが、
やはり”馬術”という全く知らなかった競技を丁寧に描いているのはとても好感を得れた。
オリンピックの試合をそれもロサンゼルスとソウルを完全に再現したのは結構凄いかも。制作費35億円かかっているらしい。
そして主人公のギョーム・カネ。彼自身俳優になる前に騎手で、両親は馬のブリーダー。なのでスタントも使わず全ての競技を自ら演じている。
なので、全く違和感なくリアリティ溢れていた。しばし映画だと忘れて本当にオリンピックの競技を見ているような錯覚に陥っていました。
マイナーな馬術競技で日本ではマイナーなフランス映画ですが、意外にしっかりと作られていて楽しめました。
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物語は、1980年代のフランス。主人公のピエール・デュラン、子供の頃から父親の熱意ある指導により馬術の障害飛越競技に打ち込んできた。
大人になり父親からの過度の期待から逃れるように、弁護士の道へ。
しかし結局幼い頃から乗り続けた乗馬を諦められず、キャリアを捨ててもう一度再挑戦することに。
一方ある日一頭の馬ジャップルーと出会う。小柄で気性が荒くて扱いづらい馬がいたが、高い跳躍力を秘めていた。
主人公はこの馬をパートナーとして一緒に競技の練習に明け暮れる。
そしてオリンピックの予選が始まる。
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あらすじで箸折ってしまいましたが、オリンピックの競技シーンがこの映画三分の1ぐらいあります。
馬術の競技自体全く知らないのですが、とても丁寧に細かく描かれていました。
やはり高いバーをジャンプして飛び越える瞬間は手に汗を握りますが美しいですね。
近年スポーツ実話映画多いですよね。
映像技術が発達し、今まで再現できなかった映像も撮れます。
あとは物語を作る能力が減ったのか、それとも実際にあった出来事の裏側を知りたいのか。
「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」「ラッシュ/プライドと友情」など。
割とライバル同士が戦う作品が多いですよね。
これが日本映画だと「シムソンズ」、「ウォーターボーイズ
」、「おっぱいバレー」 「チア☆ダン」 、「ひゃくはち」、「ピンポン」
など笑いの要素がある青春ものという感じです。
けどこのような映画のお陰で、マイナーな競技について知ることができ
これからももっといろいろな映画を作って欲しいですよね。
個人的にはヨットの映画をぜひ!大学時代ヨット部だったので。
アメリカズカップ題材の映画「ウインズ」はありますが、あれは大きい船ですから。ディンギー2人乗りぐらいの大きさの船の青春スポーツ映画を!
今日はここまで。
馬術はお前の夢だった、だから私たちの夢にもなった
/「世界にひとつの金メダル」より
馬術を教えた父親が主人公の言う台詞
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