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趣味は「映画と読書と音楽」と言っても良いですか? vol.113 読書 夏見正隆「不死身のイーグル: スクランブル」

こんにちは、カメラマンの稲垣です。

今日は読書 夏見正隆さんの「不死身のイーグル: スクランブル」についてです。

航空自衛隊が活躍するスクランブルシリーズの第10弾。

完全にハマっていてまるでシドニーシェルダンの本のように次の展開は気になります。

今作はアメリカ軍の最新で世界最強のステレス戦闘機F22ラプターと我らがF15イーグルとの模擬格闘戦訓練。

もう小説ならではの夢の戦い。

その模擬格闘戦訓練だけで本の半分を占めるほど。

そしてグッときたのはその最新戦闘機は世界最高峰の性能を誇るが、生身のパイロットにはその性能分だけ、負担がかかる(物凄いGがかかる、物語の中では10.5G)の描写が面白かった。

今回はほとんどそれだけ(模擬戦)で、あとは韓国大統領やまた最大の敵「牙」が次回関与してくるのを匂わせて終わる。

まあ続きものだから仕方がないが、あまりにも”つなぎ”感が出るとどうなんでしょうね。



物語は、アメリカ空軍からDACT(異機種間模擬格闘戦訓練)を申し込まれた。

前回戦競で活躍したチームと戦いたいと。

チームには主人公の三人がいる。

大人しい性格の男性パイロット風谷 修、飛行隊長の女性パイロットの漆沢 美砂生、天才女性パイロット鏡 黒羽、

日本のF-15イーグルと戦うのは世界最強のステレス戦闘機F22ラプター。

ただ最新鋭のF22の性能を例え同盟国だからと言って隠したいのに、なぜ模擬戦を申し込んできたのか。

国同士の思惑があるが、模擬戦は始まる。

実際の戦闘が起こったら、F22はステレス性能で全く見えないところからミサイルを放つ。今回は模擬戦なのであえてレーダーに写るように反射板が貼ってある。

ただスレテス技術だけでなく、戦闘機の性能も遥かにF22はF-15より優っている。

アフターバーナーを炊かなくても通常飛行でもマッハのスピードが出るスーパークルーズ(超音速巡航)がある。

全てにおいて性能が勝るF22に日本のイーグルは勝てるでしょうか!



このF-22ラプターについてかなり詳しく書かれていてとても勉強になりました。

ものすごく性能はいいのに値段が高すぎて一機350億円以上。

主人公たちが乗っているF-15は30億円

あまりにも高すぎて生産終了に。

なんだか勿体無いですね、まあしかし現実は予算の問題もあるんですね。

このスクランブルシリーズはやっぱりドッグファイトが面白いのですが、

実際の戦争になったら、F-22ラプターのように、ステレス性能でレーダで見えなくし、相手が発見する前にこちらでレーダで相手を発見して追尾ミサイルで攻撃するという。

もう戦い方が変わってきてしまいますね。

そして今後アメリカは無人戦闘機の方へ舵を切っていくニュースもあり

未来のスクランブルシリーズはどうなるのでしょうか。

まあ当分は人間が戦うのでしょう。

今日はここまで。




気さく、か。
火浦には、少ない人生経験から、気をつけている対象がある。
「笑顔の中年男」だ。
これまで、いつもにこにこと明るい上司に、付き合ってみるとろくな奴がいなかった。
P.63「不死身のイーグル: スクランブル 」より















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