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時間を忘れるくらいに

大人になったニンゲンたちは口を開くたびに「いそがしい」と言う。家事であったり、仕事であったり。どうやらそれだけで時間がないらしいーー。


子どものころは時間を忘れるくらい外を走り回って、気づけば辺りは暗くて、家に帰れば親から「こんな遅くまで遊んでないでもっと早く帰ってきなさい」と怒られた。でも、大人になると違う。時間を忘れて何かをする余裕がなくなってしまう。そういった時間の使い方がもったいなく感じる。


あれをやらないと。

休みの日はこれを片付けないと。


ーー気づけば、大人になったら僕も、「いそがしい」と口にしていた。


やりたいことに対して時間が足りていない。すると、自分の中に不満が生まれる。結果、いそがしいと感じているようだ。僕の場合だが。

仕事は忙しいというけれど、少し過去を思い出してみると学生のときと社会人になってからでのプライベートな時間って夏休みとか長期の休みを除いたらそんなに変わらないなと思った。授業以外にも部活をしていたことを考えると学生の頃の方が毎日の時間は限られていたんじゃないだろうか。

大人になって変わったのは時間ではなくて自分だったんだと確信した。


自分が自分に時間がないと言い訳をしていただけだ。やりたいことを全力で、悔いのないよう、毎日やればいいんだ。たくさんあるなら一つずつでいい。

また学生の頃のように“時間を忘れるくらいに”。


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