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ぼくたちの話|日大アメフト部

日大アメフトは無視しようと思ってたのだけど監督会見があんまりなので備忘録に。

これは端的にパワハラの話だ。
閉鎖的空間で、選手の決定権という最大の権力保持者が無知かつ無自覚に権力を乱用し、周囲は先回りの服従をする。
スポーツの話でもない。学校でも職場でも家庭でも起こる。ぼくたちの話だ。

無自覚な権力の乱用と先回りの服従はしだいに目的と手段を混乱させ、手段が目的化する。

日大選手は会見でそれを明確に整理しなおし、肥大化した権力を指摘し、服従ゆえに手段を間違えていたことを謝罪した。

だが、監督会見では権力構造にふれず、「彼のためを思って」の類いに終始した。

これを乖離と呼ぶことこそが「おれの考えを自律的に分かれ(そして従え)」という典型的な一方通行の権力行使となる。

ハラスメントはどこでも起こりうる。積極的にも、消極的にも。閉ざされた空間で。だから恐ろしい。恐ろしいから、言葉を与えなくてはいけない。それはハラスメントであると。

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