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読書感想文はテンプレートでサッと書いて、あとは好きなことをやろう。

読書感想文がスラスラ書ける“テンプレート”に隔世の感? 作成した編集者にポイントを聞いた』という記事が興味深かったです。

特に定番の「読書感想文」は、課題図書の中から題材を選ぶだけでも悩み、作文用紙の前でさらに悩み…と、苦戦した経験のある人は多いのではないだろうか。
そんな読書感想文の書き方が一目でわかる“テンプレート”が、Twitterで話題となっている。

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1,2年生用の読書感想文の書き方
・本をえらんだわけ
・あらすじ
・こころにのこったところ
・じぶんだったらどうするか

このテンプレートは確かに優秀。

ぼくは読書感想文が大嫌いですが(本来は読書が目的なのに、作文が目的になる)、ガイドとして良いと思います。

大嫌いだけど、読書感想文が得意でした。小学生のときに全国大会で優秀賞をとった記憶。やっぱり自分もテンプレートがありました。

ぼくの読書感想文テンプレート
・自分の日常から始める
・日常で見つけた心の揺れや棘を書く
・本に触れる
・主人公と自分を重ねる

大人はバカだなあ…と思いつつ、これでスラスラ書いていました。
コツは自分の日常を描くのを多めにすることです。日常と本については6:4くらいの配分が良さそうでした。切り口さえ見つけられたら後は書けばよくて。

テンプレートで書いているのによく表彰とかされたので「大人はバカだなあ…」と思っていたのですが、子どもだったのでテンプレートという概念がなかったんですね。今なら、「おお、自分のテンプレートをよく見つけたじゃん」と褒めてあげたいです。

記事には「自由に書くべき感想文をテンプレート通りに書いてしまってもいいの?」このような疑問についてはどう考えている?という視点にも触れていますが、「読書感想文が書けない」「何を書いたらよいかわからない」子に対して、ひとつの手掛かりとしてのテンプレートだと思っています。という作者の回答で十分だと思います。ぼくもそう思う。

いずれにしても読書感想文なんて、「本を読むこと」「読書を自分の楽しみにすること」「自分の好みを見つけること」「大切な一冊を見つけること」と比べたら、ほとんど意味がないと思っています。

そんな読書感想文はテンプレートでサッと書いて、あとは好きなことをやろう。


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