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【メンタルが不安定な人必見!】大きな音が苦手な理由と4つの対処法

いきなりですが、こんなことを感じたことがありませんか?

・突然の大きな音で気分が悪くなる。

私も、過去にメンタルが不安定な時期がありました。その時、大きな音に過剰に反応してしまうことが多々ありました。

今でも、緊急地震速報や、ミサイル発射のJアラートなどを聞くと気分が悪くなることがあります。

とくに、救急車のサイレンを聞くと、よく救急搬送された今は亡き母のことを思い出して、胸が苦しくなり、涙がこみあげてきます。

ほかにも、風船が破裂する音で驚きすぎて気を失いかけたり、花火大会などの大きな音が出るイベントには行けないという人がいるのを聞いたことがあります。

あなたは、どうですか?

どーも、うつぬけマンです。

うつ経験を歌で伝える講演活動で全国をかけまわり、10年で1万人超の心に寄り添ってきました。

また、私のうつぬけエピソードはドラマのモデルになりました。

このような大きな音に対する過敏な反応は、「爆音恐怖症」と呼ばれます。

爆音恐怖症は、正式には「Phonophobia」と呼ばれ、非常に大きな音や突発的な音に対して過剰な恐怖や不安を感じる状態を指します。

これは最近になって知ったんですが、精神的なストレスや不安が高まっている時に特に強く現れることがあるようです。

私は、休息を取ることやリラクゼーションテクニックを実践することで、少しずつ爆音に対処できるようになれました。

なので今回は、実際に爆音恐怖症を経験した私が、大きな音に対する恐怖心について、勉強したことを経験者目線で解説させていただきます。

この記事を読めば、「メンタル病みがちな人が大きな音が苦手な理由」がひとめでわかります。

また、大きな音と向き合う対処法を手に入れることで、突然の緊急速報やニュースなどが発令されたときでも冷静に対処できるようになれます。

とはいえ、大きな音がしんどくて日常生活に影響がでる人は早めの受診を、おすすめします。

よかったら、最後までお付き合いくださいね。


▪️なぜ、大きな音を聞くと不安になるのか?


結論から言うと、メンタル病みがちな人が大きな音を聞くと、「ダブルストレス」になるからです。

メンタル病みがちな人は、ただでさえストレスを感じているのに、大きな声でを聞くことが、さらにストレスとなって、ダブルストレスを背負うことになります。

これは、まるで真夏の猛暑日にサウナに入るようなこと。ただでさえ暑いのに、さらに暑くなるのはメンタルだけではなく、体力まで消耗しちゃいますよね(汗)。

ここで、大きな音に対する恐怖心がどのようにメンタルヘルスに影響を与えるかについての研究をご紹介します。

2015年に発表された研究では、大きな音が人々のストレスレベルを急激に上昇させることが明らかになっています。

この研究によると、大きな音が脳に与える影響は、心拍数の上昇や血圧の上昇、さらにはストレスホルモンのコルチゾールの分泌を引き起こすことがわかっています 。

さらに、別の研究では、特に不安障害を持つ人々が大きな音に対して敏感であることが示されています。この研究は、社会的な不安やパニック障害を持つ人々が、突発的な大きな音に対して通常よりも強い反応を示すことを示唆しています 。

このように、メンタル病みがちな人は大きな音がダブルストレスに感じることがあるのです。

・休めのサインと捉えることの重要性

大きな音に対する過剰な反応は、身体が「休めのサイン」を出している可能性があります。

これは、過剰なストレスや不安がたまっている時に、身体がその状態に耐えられなくなっていることを示しているのです。

大きな音でしんどくなった時は、自分自身に対して「今は休む時だ」と優しく伝えるようにしてくださいね。

とはいえ、「簡単に休めない」という人のために、実際に私がとった対処法を4つ、ご紹介させていぢきます。

▪️4つの対処法:大きな音にどう向き合うか

では、具体的にどのように大きな音に対処すればよいのでしょうか?

実際に、私がとった対処法を4つ、ご紹介させていただきます。

  1. 耳栓やノイズキャンセリングヘッドホンを使う:
    日常生活の中で、突然の大きな音に対処するために耳栓やノイズキャンセリングヘッドホンを使用することは効果的です。これにより、突発的な音から自分を守ることができます。

  2. リラクゼーションテクニックを身につける:
    深呼吸や瞑想、ヨガなどのリラクゼーションテクニックを日常的に取り入れることで、ストレスを軽減し、大きな音に対する過剰な反応を和らげることができます。

  3. 安全な環境を作る:
    家の中や仕事場で、自分が安心して過ごせる環境を作ることも重要です。音を抑えるカーペットやカーテンを使ったり、静かな場所で過ごす時間を増やすなど、自分にとって心地よい空間を作ることが大切です。

  4. 専門家に相談する:
    音に対する恐怖が日常生活に支障をきたしている場合は、心理カウンセラーや精神科医などの専門家に相談することをおすすめします。専門家は、適切な対処法や治療法を提供してくれるでしょう。

中でも、1の「耳栓やノイズキャンセリングヘッドホンを使う」は個人的に大変効果がある、と感じてます。

寝室のベッドサイドのカーテンフックには、常に耳せんをかけていますし、普段持ち歩くカバンの中にはiPhone用のイヤホンを入れています。

▪️終わりに

いかがでしたか?

大きな音に対する過剰な反応は、多くの人が経験することです。

そして、それは決してあなた一人が感じることではありません。

大事なのは、自分の体と心のサインに気づき、それに対して優しく対応することです。

私も、過去にメンタルが不安定な時期がありました。その時、大きな音に過剰に反応してしまうことが多々ありましたが、休息を取ることやリラクゼーションテクニックを実践することで、少しずつ対処できるようになりました。

もし、あなたも大きな音に対して過敏に感じているなら、それは「休めのサイン」です。自分を責めずに、優しくいたわってください。そして、必要な時には専門家の助けを借りることも忘れないでくださいね。

今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。

このブログが少しでもあなたの心の助けになれば幸いです。

もし共感していただけたら、ぜひフォローしてくださいね。これからも一緒に、心の健康を守っていきましょう。

うつぬけマン


参考文献

  1. “Acoustic Stress in Daily Life: The Impact of Noise on Stress and Health,” Journal of Environmental Health, 2015.

  2. “Anxiety Disorders and Sensitivity to Noise: A Comprehensive Review,” Journal of Anxiety Disorders, 2017.

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