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人の子メッシとワールドカップ

2022年ワールドカップが幕を閉じた。
開幕当初は長いと思っていたが、終わってみればあっという間。
初戦のサウジアラビア戦でジャイアントキリングをくらう形でスタートしたアルゼンチン代表、次戦から持ち直しトーナメントを勝ち進んだ。
どことなく神通力をも感じさせるメッシを軸に据えたチームは、念願のトロフィーを手にした。

神の子から神へというストーリー

現代サッカーの、いや歴代見渡しても傑出した存在であるメッシ。
これまで数々のトロフィーを掲げてきたが、ワールドカップには今まで届いていなかった。

目の前の相手以外にも人一倍プレッシャーは掛かった。
かつての英雄マラドーナがワールドカップをもたらした、その再現をメッシが成し遂げてくれる......
また、神の子と呼ばれたメッシがこのワールドカップを獲ることで神へとなる......

人はストーリーが好きだ。
そこに夢を見るし感動をする。
僕も今回のトーナメントの途中から、アルゼンチンがようやくメッシを本当の意味で中心に据えたチームを作ってきたと感じたし、アイコンとしてのメッシに期待をした(させられる何かを感じたと言ってもいいかもしれない)。

それでも決着が決まった後のチームメイトと喜びを分かち合う様やトロフィーを愛おしそうに手にした瞬間、そして慣れない民族衣装をはにかみながら纏いトロフィーを掲げる姿......
そんな彼の表情から、
「メッシも人の子であった」
僕にはそう感じられたのだった。

勝ったり負けたり

それにしてもとても見応えのある決勝戦だった。
このレベルの試合は早々に観れるものではない。
準優勝となったフランスも勝者に値する、そう思った、思わされたパフォーマンスだった。

それでも結果としては負けだった。
勝つものがいれば負けるものもいる、それが勝負の世界の条理であり残酷さだ。

このトーナメントもそうだし、この試合の結果、またこの試合中の数々の一対一での戦い、はたまた試合前の紅白戦や過去のリーグ戦、ユースでの試合、ストリートでボールを蹴っていたあの頃......
数えきれない勝ちと負けの上に今がある。

そんな世界で僕たちは生きている、生かされている。
そのようなことさえも、ふと感じさせられた大会であった。

「諦めない」ということがなんとなくわかってきた

また、今回のワールドカップを通して「諦めない」という言葉、いや概念を改めて思い知ることになった。

日本代表の対ドイツや対スペイン戦はもちろん、他国チームの試合でもたくさんの「諦めない」が感じられた。
どんなに不利で絶望的な状況でも逆転を目指してプレーする。
それが状況を打開し、ゴールや勝敗へとつながっていく。

それはサッカー以外でのことにも通じているだろう。
よく使われる「諦めない」という言葉。
その意味というか力、またその価値観をも教えられたように思う。


まとめに
色々な気づきのあったワールドカップ
でもやっぱり最後は楽しい!

みなさんにとってのワールドカップはいかがだったでしょうか?
僕はお目当てのイタリアが出場できないこともあり「そんなに観ることもないかなー」なんて思っていましたが、始まってみるとしっかりと満喫していた自分がいました(笑)

普段サッカーを観ない人や以前ほどの関心を持ってない人(僕もここに含まれる)やそれこそサッカーを生活の一部として続けている人など、今回の大会を通して色んな人と話せたり観戦したりというシンプルに楽しかった!

リュディガーのスプリント(真似してぇw)、モドリッチのアウトサイドパスの美しさ、リシャリルソンのボレー、バルベルデの惜しいミドル、待望のディバラの出場と滅多にみないプレス(笑)、ユヴェントスの選手のがんばり...
挙げればキリがないたくさんのプレーでサッカー好きとしても楽しめた大会でした!

この「楽しい」があるから、そこから何かを見出すことができるのかななんて思った、そんな寝不足の午前...zzz......

追伸
記事バナー流行りのAIで画像生成しました。
コレ、ホントすごくない?w

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