Yasuyuki Tamai|田舎ブランディング

このまま人口減が進めば、30年後、僕の地元はたぶん無くなってる。それでもいいのかもしれ…

Yasuyuki Tamai|田舎ブランディング

このまま人口減が進めば、30年後、僕の地元はたぶん無くなってる。それでもいいのかもしれないけど、それじゃさみしい。だから勝手に地元をブランディングしちゃいます。できることを少しずつ灯してみる。

マガジン

  • ふるさとを活かす妄想シリーズ

    地元にあるもの活かすアイデア帳。 「それいいね!」と言ってやりたい人が集まるのが理想です。

最近の記事

焙煎ワークショップを開く、という妄想

朝、起きがけにコーヒーを飲む習慣がある。 特に「コーヒー好き」というわけではなく、ネスカフェ・バリスタをプレゼントされてから ”なんとなく” 飲むようになった。 カフェイン摂取で、「仕事中に眠くなるのを防ぎたい」という思惑もありつつ、朝のコーヒー2,3杯がもう6~7年続いている。 バリスタ用のコーヒー豆はAmazonの定期便が一番安い(と思っている)。 安いと言っても1杯13円~らしいので、3杯 × 30日で1200円くらい。来客にコーヒーを出したり、家族も飲めば15

    • 『空き家を壊そう』イベントを妄想中

      ✓ また地元に戻ってくるかも ✓ 親族でもない人に貸すのはちょっと、、、 ✓ 貸し手・借り手の条件が合わない ✓ ”空いてるから貸す”という概念が無い ✓ 改修するより更地にしたほうがいいくらいのボロ屋 などなど、主に空き家オーナー側の色んな問題・思いがあるようで、結局放置され朽ちていく空き家が増えている。 使われてない家屋。普通に考えると「まだ使えるものだから使おう」というのが、持続可能の観点でも正しいと思う。 でもねぇ、、、貸したがらない人、多いのよ。 貸さない理

      • 田舎で作れそうな仕事を考えてみる

        百姓になりたい。 専業農家ということではなく「百の姓(仕事)を持つ」という意味での百姓。まさにパラレルワーカーの本家。 昔は誰もが ”こまごました仕事” を持ちながら暮らしていたということだし、色々やらなければ生きていけなかったともいえる。そんな暮らしが変わり、会社勤めが標準化したのはここ60年~70年位の話なのだとか。 正直なところ、多感な年ごろには百姓に良いイメージを持っておらず  ■「百姓、、、イモっぺぇな」 と、将来的に絶対に行き着きたくない生き方としての頂

        • 廃校をもっと使いたいな

          地域の粗大ごみになってしまった我が母校。僕が生まれた年に開校され、現在築40年ほど。10数年前まで使われていたので、実稼働は30年ほどになるのかな。 建物としての価値がなくなったというより、時代の変化とともに満たせない基準(建築法や消防法)が増えてきたこと、そして人口減による維持コスト削減のため、複数ある小学校の「統廃合」という形で廃校になった。 全国的にも同様の理由で増えている廃校。どのような利活用がされているのか。(以下、廃校活用事例) ✔ コワーキングスペース ✔

        焙煎ワークショップを開く、という妄想

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        • ふるさとを活かす妄想シリーズ
          4本

        記事

          『田舎の就職事情は厳しい』には続きがある

          友達から長野への移住相談を受けていて、かならず聞かれるワード。 『田舎には仕事が無い』 その通りだとも言えるし、そんなことも無いとも言える。本当に仕事が無ければ田舎では誰も生きていけないしね。 田舎での「仕事が無い」を丁寧に説明するならば「就職先の選択肢が圧倒的に少ない」ということになる。 就職者が、  ■ 企業理念に共感してこの会社を選びました!! ということは、田舎では本当に起こりにくい。田舎だけの話ではなさそうだけど、田舎ではその度合いは圧倒的だ。 基本、

          『田舎の就職事情は厳しい』には続きがある

          「難易度が高い」とされる田舎移住を田舎側から考えてみる

          Youtubeに、長野などへの田舎移住に失敗し、その経緯を紹介することでバズっている動画がいくつかある。 田舎移住の失敗例にも成功例にも注目が集まっている現状を見ると、いよいよ田舎の価値が見直される時代に本格的に入ってきたのかなと思う。まだ表面的なメリットを求めるきらいはあるものの。 Youtube動画で「失敗した」としている内容は概ね 田舎のしきたりについていけない といったもの。 うん、ある。面倒くさいしきたり(風土・文化・ルール)が。僕ら田舎に住む者にとっても

          「難易度が高い」とされる田舎移住を田舎側から考えてみる

          「未来、未来」って言うけど、創るのも変えるのも現在(いま)なんじゃないの??という問い

          最近、自分自身に問いがある。 ・未来を創造する ・未来を変える ・未来のために なんていう言葉をなんとなく使ってきたけど、「未来って現在(いま)の連続なんだよなー」と考えたときに、 変えるのも創るのも現在(いま)なのでは?? とハタと思った。 未来のために現在を犠牲にする・我慢するのもなんか違うし、、、犠牲&我慢がキラキラした未来を必ずしも連れてきてくれるわけじゃない。 当然、未来像(ビジョン)は大切なんだけど、ビジョンって「未来はどう生きているか」というイメージ

          「未来、未来」って言うけど、創るのも変えるのも現在(いま)なんじゃないの??という問い

          創造的に生きたくてウズウズしてる

          エイヤー!で始めてしまった地方創生に向けた勉強会『むらがるプロジェクト』 7人のキックオフで始めた当プロジェクトも、人が人を呼び既に15人。このような倍々ゲームを誰が予想しただろう。20代、30代や近隣の町村からもちらほら参加してくれて、メンバーの厚みが増した。 参加者全員が深い郷土愛を持ってるわけではないと思うけど、「何かやりたい」気持ちを温めて来た人って、思いのほか多いんだろうな。 とりあえず「理念が~」とか「目的が~」という細かいことは言わずに、プロジェクトの行く

          創造的に生きたくてウズウズしてる

          ”拠点を作る”という種は蒔いた

          いよいよ始まった泰阜の未来を面白がっちゃう『むらがるプロジェクト』 当地域のコロナ警戒レベルが上がったことを受け、急遽オンライン開催になったものの、参加者がサクッとZoomミーティングに移行できたのはなんとも今風だなと感心。 割引クーポン探しまくってZoomのプレミアムアカウントを取った甲斐があったというものです(笑) ”3人集まれば成功” と思っていた当プロジェクトのスタートも、フタを開けてみれば7人の参加者。人口1600人弱のこの村で7人も自主的に集まるとは、、、村

          ”拠点を作る”という種は蒔いた

          動いてみれば、あっさり進む

          ついに動き出した僕なりの「田舎ブランディング」企画:むらがるプロジェクト ここ2、3年、何か始めなきゃと思いつつも日々の忙しさのせいにして行動を起こせずにいた。 やはり宣言してしまうことは大事だ。モジモジしてても前に進むことなんてないんだなー。 構想は、実際に動いてみないと失敗すらできない。つまり学ぶことも成長することもできない。頭の中でごちゃごちゃかき混ぜているより、スタートして転びながら改善していけばいいんだよね。 メン募用のサイトカードつくりました ’21年1

          動いてみれば、あっさり進む

          '21年は勉強会やるぞー

          田舎の未来を灯してみる といいながら、主だった活動もなく1年が過ぎようとしている。 いや、何もしなかったわけじゃなく、シコシコと準備をしていた。  ・ビジネスセミナーに参加して、稼ぐまちづくりを考える  ・村誌を読んで、この地域の歴史を学ぶ  ・地域の特性と課題を考え、自分なりの解決策を模索する  ・地方創生の本を読みまくる などなど。課題が根深いほど面白いね。 さて、インプットはもういいでしょうふと思った。 この土地で、定期的に地域のこと(課題・人・特徴・歴史)

          若者の地元離れはいいことなのでは?

          過疎の地域では、学業や就職の為いったん地元を離れた若者が戻ってこないことが問題視されている。著しい人口減と、若い世代のドーナツ化。数字を見れば過疎の実態は明らかだ。 「地元に、戻るほどの魅力が無い」 と言ってしまえば身も蓋もないが、個人的には、若者はどんどん外の世界に出してあげるべきだと思う。 「戻らないかも」と思うと、どうしても若者を地元に押し込める施策を打ちがちだが、「もっと外の世界を見て来いよ!」と大きな器で若者の背中を押してあげることの方が、結果的に若者の目が地

          若者の地元離れはいいことなのでは?

          村民の ”得意なこと” データベース(仮)を作りたい

          この村の人口1,500人は、お互いのことをほとんど知らずに過ごしている。村には区があって、区が違えば苗字も屋号もわからない。「ホントに地元の人??」ってくらいお互いを知らない。 どこの地域でもそんなものだと思うけど。 でも、共通項が「この村の住人」ってだけではちょっと寂しい。もしかして、めっちゃ気が合う人や、今困っていることをサポートできる能力を持っている人が地元にいるかもしれないのに・・・。 村民の得意なことデータベースとは村内のどこに、どんな人が住んでて、どんな趣味

          村民の ”得意なこと” データベース(仮)を作りたい

          稲刈りが終わった。農作業を「田舎の強み」として振り返る

          我が家の稲刈りが終わった。 稲刈りは稲を刈った後が大変で、昔ながらに稲を天日干しする作業「はざ掛け」は、気力・体力共に根こそぎ持っていかれる。秋の一大行事だ。 我が家はいわゆる「農家」ではないものの、自分のところで食べる野菜・米などは作っており、土地だけは管理しきれないほどある。先祖代々の土地は手放すわけにもいかず、土地の運用については少子高齢化著しいこの地域の喫緊の課題にもなっている。 毎年「やらねばならないもの」として取り組んできた田畑などの農作業も、少しずつ僕の中

          稲刈りが終わった。農作業を「田舎の強み」として振り返る

          『何もない』は田舎の得難い価値

          「何もかもあることが価値」とされてきた現代では、何もなく不便であることは欠点だと思われきた。 地方のど田舎ですら観光開発が行われ、人を呼び込むためのハコモノがずいぶん造られた。 ところが、ここ数年・数十年で「何もない」ことに価値を見出す動きが加速している。コロナ騒動でその動きに拍車がかかった。 人が思考するとき、そして休養するときには、何もない場所ってのは大きな価値だ。 「何もない」がそこかしこに在る僕の地元にはコンビニも信号もない。 あるものより、無いものを数えた

          『何もない』は田舎の得難い価値

          「熱海の奇跡」を読んで得たヒント:誰の、どんな思いが地域再生のカギになるのか

          僕らの地元:泰阜村をブランディングしちゃおう!という一人で勝手に始めたプロジェクトに反応して、何人かの方に応援の声をいただいた。 その中で、人口減の著しい熱海を復活させ、若者や起業家が気になるスポットとして見事復活させたストーリーを記した本「熱海の奇跡」を紹介いただいた。じっくり僕の地域と照らし合わせながら読んでみた。 日本有数の観光地という過去を持つ熱海と、観光とは無縁の泰阜村のこれまでには、なかなか共通点が見出しにくかったものの、日本の各地方が今抱える共通の問題点には

          「熱海の奇跡」を読んで得たヒント:誰の、どんな思いが地域再生のカギになるのか