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南アフリカ旅 ③ ここまでの治安の話

ケープタウンの楽器屋や服屋は17-18時くらいまでには全て閉まります。
なのでせっかくのライブへの参加も、時間帯的にベースの入手が難しく。断念。残念。
それでも彼らの演奏は素晴らしかったし、南アフリカの人々の生活に音楽が密接してることや、聴取のミュージシャンリスペクトを強く感じました。

翌日には楽器も買う事が出来、10人部屋のホステルのルームメイト達も良い人ばかりで順調な滑り出しです。

シーポイントの夕暮れ。

しかしここまで全くアジア人を見かけない南アフリカ。
夜でも出歩ける、おそらく南アフリカで一番治安の良いここシーポイント(inケープタウン)であっても、道を歩けば「アチョー!」とか「ニーハオ!」と絡まれます。夜は比較的安全とはいえ、しつこくついて来られる事もありました。やはり珍しいのか。
(ほとんど皆さん、全然悪気はない感じですが笑)

それでも二晩目の夜には、新しく部屋に入ってきたアフリカンに夜中に叩き起こされ、「なんでチャイニーズが上で寝てんだよ!俺は疲れてんだぞ、下に降りろよ!」的な感じで謎にキレられ、かなりビックリ。
1日目から一緒の南アフリカ人ルームメイトが間に入ってなだめてくれて事なきを得ましたが、夜寝てる時にこれは結構びびります。笑
何とかその場は落ち着きましたが、助けてくれた最高なルームメイトが夜通し爆音でトランスかけてるので、(ヘッドフォンしてるが音漏れがすごい)、それはそれで寝れず。笑
それでもリースは良いやつだ!ほんとありがとー!

大麻合法国なのもあり、部屋に戻るとモクモク。みんな完全に仕上がってる(笑)なんてことも。
アフリカでしっかり身体を休める為には、相部屋でなく、プライベートルームを選択するのも大事かもしれません。


寝不足の朝に、レコーディングの予定がずれ込んだので、今回一緒に行動している日本人の友人(アパレルやってる)夫婦と、ケープタウンシティへ古着屋巡りに行きました。

ここにあるグリーンマーケットスクエアというアフリカの行商人が集まる市場には前日も訪れたのですが、とりあえず物乞いの数が多い。
結構粘り強い人たちもいて、お金や食べ物を何かくれないか?とひたすらついてきます。どれだけ無視しても、断ってもついてきます。
アジア人、良いカモのようです。笑

アフリカンマスクショップが沢山。テンションぶち上がりです。値段は交渉次第で余裕で半額以下に値切れます。粘りましょう。


そうすると、急に現れたおじさんが、「どこに行きたいんだい?」と声をかけてきて、スマホの画面を覗くなり、「あーここか!案内するよ!ついておいで!勿論お金なんていらないからさー」とノリノリで案内役を務めだす。
ナビで指定されている場所も通り過ぎて、ひたすら街のはずれの方向へ直進するおじさん。
流石にヤバそうだなと一瞬の隙をついて逃げ出し、ビル陰に走り込む。そこでUberを呼び、一旦エスケープ。

最初の二日間のハッピーさが嘘のように、この1日がデンジャラスだったので、部屋に帰りつくと即爆睡でした。
(今夜は静かに寝れた!!)

やはりここはアフリカ。気を抜くことは出来ませんね。
ケープタウンシティ。高級車やハイエンドな嗜好品の店も多く立ち並んでいるけれど、そのほとんどは白人のオーナーで、物乞いしている人は黒人のみ。
アパルトヘイトの歴史や、自由の象徴でもあるボカープ地区の鮮やかな街並みを覗きながら、それでもそこに存在する圧倒的な貧富の差を見せつけられたDAY3でした。

ボカープの街並み。奥にテーブルマウンテンが見える。

今日はカーステンボッシュに行きたいが天気が微妙。
午後は友人とレコーディング。夜は一緒にライブ(できるかも)。
しかし大麻合法のこの国では約束なんて大したものでは無さそう。予定は気まぐれに変わっていくので、柔軟に対応していきたい。

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