存在しているのに存在価値がない。自己紹介3
こんにちは
日曜日の喜びと憂鬱が一緒に来るグラデーションから逃げるために
こたつからお送りしております。
長編自己紹介第三段です
note初めて、いいね♡してくださる人のブログを見に行って
自分以外の日常を垣間見るのがなんとも楽しく思います。
みなさまよろしくお願いいたします。
女子高生だったはずが筋肉のかたまりになった
推薦でいった高校の部活では尋常じゃないハードな日々が
私を歓迎してくれていました。
筋肉がムキムキでショートヘアで日々の練習に打ち込んでいました。
あの時のランニングは今でも悪夢として夢に出てきます。
仲間内でもみんなうなされていると良く盛り上がります。
子どもの頃、なんとなく女子高生って素敵なイメージがありませんでしたか?
筋肉は自分の体重と同じ量の錘を腕で上げ、自分と2倍の体重を足で上げて
タイヤを引いて自転車で、通う日々でした。
現実は筋肉に厳しく
大会に出場できてもなかなか勝てない。
レギュラーに入れない。
じゃあ何のためにやってるんだろう。
辛い練習が心を少しずつ削っていました。
勝てなかった原因は就職して出会った人たちのおかげで気付けたのですが
当時は全くわかりませんでした。
あと一歩頑張らなきゃいけない、全力の向こう側にいかなきゃいけない
それなのに私の上には大きな妥協の快楽がのしかかっており
自分ができる範囲しか体が動かない習慣がついてしまっていました。
しわ寄せがきたな〜。苦しいと思い日々を過ごしていました。
引退前の全国大会をかけた試合。結果は負け異例の全国大会出場権を逃すということが起こりました。
試合が終わった瞬間、もう頑張らなくていいと言う安堵と、
誰よりも無力である自分の存在価値のなさに絶望する気持ちが
ラテアートのようになっていました。
応援してくれていた家族に結果を持って帰ることができなかった申し訳なさが、後味のようにいつまでも口の中を苦くしていたのを覚えています。
破壊と創造の日々
部活を引退したあとクラスメイトの変わり者の女の子に
「ドラマーやってよ」
と言われバンドに加入します。
変わり者というのは一般論で私からしたらとんでもなく魅力的で
可愛くて憧れの存在でした。
その子はボーカル、ギターは弾けないけどかっこいいからという理由で
ネックレス感覚でギターを下げてステージに上がっていました。
想像力が豊かで伸び伸びと常識にとらわれない雰囲気が居心地良く
専門学校卒業までずっと仲良くしていました。
リードギターの子は文才があり、転げるほど面白いブログを書く女の子
ベースも表現力のあるゆるい雰囲気を持った女の子
私が出会った中では最強最高のチームでした。
素でいられる自分が居心地よくて山梨県民が2度見するような
意味のわからない服を着て毎日楽しく生きていくのでした。
めでたい話ですが、今はみんな疎遠。
どこで何をしているんだろう。
もし人間から周波が出ているとしたらその周波数が近かっただけ
そんな関係に思います。
寂しいけどきっとみんなはまたどこかで最高の人生を生きていることに
間違いないので、自分がそばにいる必要はないということから
他者から見た自分の存在価値はそんなにないんだろうと思います。
自分だけが自分の存在価値を理解していればいいはずなのに
どうしても他者から見た存在価値を求めてしまい勝手に苦しむ
そんな思春期を送るのでした。
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