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フランクリンリチャーズの六つの顔

初めに

ファンタスティックフォー#39でフランクリンが最も恐れるものとして現れた5つの姿のフランクリンと現在のフランクリンについて紹介する記事です

“パワーハウス”

“You’ve never faced one like me 
Powerhouse
Fantastic four vol.6#10

シークレットウォーズ後の五年間はフランクリンとモルキューレマンの力を使って破壊されたマルチバースを復活させるための旅をしていたために表舞台に全く姿を現さなかったが、強大なヴィラン“グリーバー”と戦うためにファンタスティックフォーが再結成され再び元の地球に戻ることになった

大いなる力に伴う責任に押し潰されそうになるフランクリンを勇気づけるベン。
Fantastic four vol.6#3

フランクリンはヒーロー“パワーハウス”ファンタスティックフォーの一員として活躍するようになっていく
子供扱いされたり、戦いの時は待機することも多く不満を持ちながらも彼の世界を創造する力、未来を夢で見ることができる力、テレキネシスやありとあらゆるサイキックなパワーはファンタスティックフォーの窮地を幾度も救ってきた
“パワーハウス”は順調にヒーローとして成長していくと思われたのだが

マッドシンカーの罠によって体がボロボロになっていくファンタスティックフォー
パワーハウスの力で一体となり再構築することで危機を脱出した
Fantastic four road trip#1

“X-men”

“I was a impossible boy who could 
dream the future.
I was the god.
I’m franklin richards”
X-men/Fantastic four vol.2#1

使う度に力が擦り減っていくことを感じていたフランクリン、それを解決する為に研究を続けているリードの前にX-menが現れる。オメガ級のミュータントでもあるフランクリンを半ば強引に連れて行こうとするX-menと自分達の子供を守ろうとするファンタスティックフォーの間に挟まれたフランクリンはX-menに加入することを決断する。ついに親の元を離れヒーローとして独り立ちするフランクリンクラコアでも友達が出来てミュータント文化にも馴染んでいたのだが

クラコアでスーザンと連絡を取るフランクリン
Fantastic four vol.6 #24

ついに自らの力を使い切ってしまったフランクリンはクラコアの門から拒絶されてしまう、そこでフォーエバーゲートを使ってクラコアに行こうとするのだが
X遺伝子を持ったミュータントではないからとプロフェッサーXに止められてしまう
新しい居場所クラコア、自分を特別に感じさせてくれていた力その全てを失い普通の人間になってしまったフランクリンはセラピーを受けることに
そこでセラピスト“トラウマ”の力で直面したのが今回の本題5人のフランクリンだ

クラコアの文化に夢中になるフランクリン
その熱中ぶりはジョニーも嫉妬するほどであった
Fantastic four vol.6#25

“フランクリンリチャーズ”

“The kid with unlimited potential”

まだ小さかった頃のフランクリンリチャーズ本人、フランクリンといえばこの姿を誰もがこの姿を思い浮かべると本人も語っている通り我々読者にとって馴染みの深い姿である。
最も偉大なヒーローチームの一つであるファンタスティックフォーのリードとスーザンの息子、更にはオメガ級のミュータントとあって赤ちゃんのころから注目の的だった
今回引用されたエピソードはオンスロートの時のものでポケットユニバースを作り出してオンスロートとの戦いで散ったヒーロー達を転送していたというもの

オンスロートにおいてフランクリンの力、そして勇敢さは多くのヒーローを勇気づけた
Marvel universe onslaught

“アバター”

“Transformed myself into who I thought I should be”

バクスタービルディングに突如現れた謎の男、その力にジョニーもスーザンもまるで歯が立たない
Fantastic four#245

強大な力に大きな体に似つかわしくない子供っぽい言動に
自分が何者かも分からず暴れる謎の男、彼の見た目そして声にリードを感じたスーザンは彼がフランクリンであることを見抜きその原因を探ることに
フランクリンはルービックキューブを完成させることに苦戦している時
テレビから聞こえてきた“…when are you going to glow up?”という言葉をきっかけに今の姿になってしまったとのこと
初登場は#245

フランクリンはベンの最大の願いを叶えて元の姿に戻った

フランクリンの成長の遅さはよくファンの間で話題になるトピックでありそうした意見を汲んでいると考えられる。1968年に初登場したフランクリンは当時1982年では3〜4歳くらいとされており中々の成長の遅さだったがここから2000年代にヴァレリアが誕生するまでずっと五歳くらいの年齢で更に成長が遅くなってしまっている。

“タトルテール”

“Who I wanted to be”

重力を操る“ゼロジー”アレックス•パワー
光の速度で駆け抜ける“ライトスピード”ジュリー•パワー
密度を変化させる“マス・マスター”ジャック•パワー
エネルギーを吸収、放出する“エナジャイザー”ケイティ•パワー
宇宙人“ホワイティ”から四つの力を受け継いだ
四人の兄弟キッズヒーローチーム“パワーパック”
フランクリンリチャーズは夢で未来を見ることが出来る“タトルテール”としてメンバーに加わった
初登場はパワーパックvol.1 #17

同世代のケイティとは特に仲が良くお互いに揶揄いあったりすることも多い
Power pack vol.1# 16

夢でパワーパックのピンチを見たフランクリンはパワーパックに近づき彼らを助けた
フランクリンの力と勇気、機転の良さからメンバーに誘われる
タトルテール(ちくり屋)の名前はケイティが彼の力を皮肉って提案したものだが
フランクリンは気に入った様子でタトルテールを名乗り始める
パワーパックとフランクリンの交流は続いておりフューチャーファウンデーションには現在アレックスとジュリーが在籍している

フューチャーファウンデーションの危機にパワーパックが駆けつける!
FF vol.1#15

“サイロード”

“A version of me from 
a different timeline”

ナサニエルリチャーズがリード達に告げた最悪の未来
行き過ぎた科学センチネルにより人そしてミュータントが狩られるディストピアだった
その未来が来るのを阻止する為にフランクリンリチャーズを排除すると宣言し
ナサニエルはフランクリンを連れてタイムプラットフォームの中に消えていった
その数刻後にタイムプラットフォームから現れたのが
成長したフランクリン“サイロード”だ
初登場は#376

ナサニエルと共に死線を潜り抜けてきたサイロード
現在のフランクリンと同年代なのだが頼もしく大人っぽく見える
Fantastic four vol.1#377

ナサニエルに連れ去られたフランクリンはエルスウェンと呼ばれる異世界で訓練を受けサイロードという名を与えられ時の守護者となったのだが
神聖なタイムストリームを盗み見たナサニエルを追うことを拒否して当時のプライムアースに現れたのだ
しばらくはファンタスティックフォーと共に活動していたが
共に訓練を受けたナサニエルの娘(リードの妹でもある)等と共にファンタスティックフォースを結成し活動の幅を広げていった

自らチームを率いるサイロード
Fantastic force vol.1#1

“未来のフランクリン”

“I’ve seen the perfect me— from the future”

未来のヴァレリア、そしてナサニエルリチャーズと行動を共にしていた未来のフランクリン、その言動は謎に包まれておりバクスタービルディングに侵入し、
フランクリンに“お前が何者か思い出せ”
ヴァレリアに“希望はドゥームの中にある”
と伝えて去っていった
その後彼はナサニエルリチャーズをプライムアースに叩き落とし何処かへ消えていった
初登場は#574

時空移動する力を使い果たしたナサニエルをプライムアースに叩き落すフランクリン
ナサニエルにリードの親、フランクリンの祖父としての時間を過ごさせたかったのだ
Fantastic four #582
ファンタスティックフォーが窮地に陥った時に現れたフランクリンとヴァレリア
フランクリンがパーフェクトな自分と評価するのも頷けるほどの頼もしさだ

ファンタスティックフォーの窮地を救った後もチームに加わりフランクリンと共にドライブしたり、冒険したりと交流を深め、フランクリンにも気に入られていた様子。その後しばらくしたらまた旅立っていった。

最後に

紛れもなくヒーローとして活躍し期待されていた“過去”
リーダーとして自らチームを率いるもう一つの“現在”
垣間見た完璧な自分の“未来”
今更普通の少年に戻るにはあまりにも特別すぎたフランクリン
彼が今後どうなっていくのか…
続きはファンタスティックフォーの続刊を買うしかない!
既刊も買って読もう!
現在のフランクリンはX4と#24〜28と最新刊読めば大体分かりますのでおすすめです
他にも気になったフランクリンがいましたらチェックしてみてください!

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