街を変えるのは「何者」か?
「おまえは一体何者なんだ」
そんな問いを自分自身に問いかけることが増えました。
正確には「どんな人として街に関わろうとしているのか」かもしれません。
「地域おこし協力隊」「鹿児島・東京・香川の3拠点仕事」。そんな少しキャッチーな言葉に隠れて、僕自身の「役割」は未だ定義できていません。
そんなに簡単に定義できるものでも無いかも知れません。
それでも人生の岐路となったこの年に、そんな年の瀬だからこそ、少し考えてみようと思います。
「風の人、土の人」
「風の人、土の人」という考え方があります。街づくりに携わる人なら、すでに知っている人も多いのでしょう。
元信州大学名誉教授であり、農学者でもある玉井袈裟男さんが立ち上げた「風土舎」の設立宣言に、その考え方が記されています。
つまるところ、地元の人を「土の人」、よそものを「風の人」と指すと見て取れます。
「よそもの」と「地元の人」、
「変革をつくる人」と「伝統を守ってきた人」、
「壊す人」と「変えない人」、
「革新者」と「利権・権力者」
そんな形に見える二項対立は、全国の多くの地域で発生しています。未来を見据えて、全体最適としては変えたほうが良い。ただ、それによって既存のエコシステムで生きてきた人たちは苦しい思いをしてしまう。
「でもきっと、風の人も土の人も手と手をとりあえずはずだよね」と、そんなメッセージが宣言文に込められています。
では、僕は「何の人」なんだろうか。鹿児島から東京に出て、8年ぶりに地元に戻ってきた。地元だから土の人とも言えるし、外からの目線を持つ風の人とも言える、なんだか中途半端な立ち位置です。
でも、そんな曖昧な立ち位置だからこそ出来ることがあるかもしれない。そんなふうに最近は考えています。
ローカルコーディネーターという役割
「旅」を軸に事業を展開している「TABIPPO」さんでは、ローカルコーディネーターという生き方を打ち出しています。
土と風の垣根を越えること、むしろそれを繋いでいくような役割としてあるローカルコーディネーターは、これからの僕のあり方を見つけるヒントになり得るかもしれない。
POOLO LOCAL(ポーロ ローカル)
前述したTABIPPOさんが始める「POOLO LOCAL」は「日本初、次世代の地域創生コミュニティ。」を謳っています。
地域と共に生きることを考えている20-30代の若手人材が全国47都道府県から集まり、学びを通しながらコミュニティが形作られる。各地にローカルコーディネーターを増やし、つなげていくような活動です。
他のエリアの先進事例を知れること、同じ志を持つ同年代と繋がれること、これからの自分の在り方を見つめることができること、今の自分のとって必要としていたことが凝縮された機会だと思い、参加することにしました。
すでにオープンセミナーや事前の交流会も開催されましたが、集まる人も学びの内容も素敵で、1月からの本スタートに胸を高鳴らせています。
◾︎南房企画 牧野圭太さん × おてつたび 永岡里菜さん
◾︎アイランドカンパニー 山下賢太さん
みんなと歩む一年にしたい
新しい一年が始まります。
来年は、今回のような学びの機会を作るのはもちろんですが、1番大切なのは「今、何を生み出していくか」。
年明けから始めるとあるプロジェクトに、僕はすごく胸を躍らせています。とてもとても素敵な活動になっていきそうだから、僕は仲間と一緒にやりきっていきたい。そしてこれを見てくれた皆さんにも一緒に盛り上げてもらえたならとっても嬉しい。
そんなプロジェクトについて、年明けどこか、皆さんにご報告ができるのを楽しみにしています。またぜひ、どこかでお話ししましょう。
それでは皆さん、良いお年を!
ーーーーーーーーー
このnoteでは、「ほぼ」毎週1つ、日々の活動内容や感じたことを発信していきます。もしよろしければフォローいただき、今後もお付き合いいただけると嬉しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?